こんにちは!

みなさんも、応えていいんですよ(笑)。

今日は、感情の解放ということを話していきたいと思います。


すべての個人は、意識が人工的に創りあげているものですが、だからといって自然ではない、ということではありません。

しかし、本来のあなたは、肉体的な存在ではないのです。

この物理的な次元は、私達の意識が表現できるほんの一部分です。


すべてではありません。意識がこの物理次元に焦点を合わせるとき、自分自身を、時間と空間というワクの中にはめます。そうすると、本来はひとつであるものが、たくさんに分離して見えてきます。そして、その分離のひとつひとつが、みなさんが人格と呼んでいるものに凝結していきます。

ある人生を生きるために、ある人格をつくるのです。


本来、意識というものは、前世も含めてたくさんの人生、たくさんの人格を持っています。

ある見方をすれば、人生がひとつ終わっても次があり、また次があります。

また別な見方をすれば、時間というのも幻想ですから、すべての人生は「今」起きている、ともいえます。

ひとつの全体意識という観点でみれば、すべての人生は「今」起きています。

そのひとつひとつの人生は、全体意識からみれば、部分部分が凝結して小さな結晶になったものといえます。


みなさんが持っているいろいろな性格は、プリズムに似ています。

プリズムは、真白な光を受けて、いろいろなスペクトラムに分解しますが、みなさんの人格も同じことをやっています。ひとつの均一な光を受けて、それをいろんな性格に分けているのです。


三角形のプリズムと同じように、みなさんの人格も三つの側面を持っています。

「観念」「感情」そして「思考パターン」。この三つです。

観念というのは、ちょうど現実の青写真のようなものです。そして、感情が青写真を活性化し、思考パターンが、その設計図に従って、現実に実現化します。ですから、観念が一番最初の概念です。

感情はそれらを実現化するためにあり、思考パターンは、いかにそれを実現するか、個人個人のスタイルによって、どんな出来事を起こしていくか決めます。

感情の部分が、それらを実現化するためのほとんどのエネルギーをその中に含んでいます。感情は、英語でE・MOTIONですね。

エネルギーをモーション(動き)にする元なのです。


観念と思考パターンの使い方次第で、感情をポジティブに変えていくことができます。思考パターンは、私達の感情を、現実の世界にいかに使うかのフイルターになります。ですから、最初のブループリントがどうであるか、そして思考パターンがどうであるかによって、どんな感情が出てくるか決まります。

この三つはすべて関連しています。

この三つがあって初めて、みなさんの人格ができてくるのですから。

そして「人格」の「人」ができます。


これは人工的につくったものですから、みなさんが変えたいときにはいつでも変えることができます。人工的、または一時的な形です。

今いったように「感情」の部分が活性化の原理の、一番大きいところです。ですから、感情の使い方によって、これを変えていくことができます。

自分自身の感情をよリクリアに、使いたい方向に使っていくことで、残りの観念や思考パターンを自分の持っていきたい方向に変えていくことができるのです。

しかし、ここで大切なことがあります。

よく理解してください。

自分の感情、観念、そして思考パターンを変えたとき、その瞬間から自分自身が体験する「現実」も変わります。

今話しているのは、哲学の話ではありません。

現実の、物理の原理なのです。

みなさんが創造している現実、そのすぐ下にあるのが先程いった三つ、観念と感情、そして思考パターンです。その三つのどれかを変えると、自分の創り出した人生の現実はすぐ変わります。


みなさんが体験するいろいろな出来事、事象は、本来すべて中立なのです。

どんな状況も、その中に本質的な意味はありません。

その事象の中にある意味は「こういったことが起きたら、それはこういう意味なのだ」とみなさんが前から教えられている部分からきています。

みなさんの社会では、子供の時から「こういうものはいいものだ」というような観念を教えられてきます。これはほとんど、親から子供にテレパシーを通して行われています。


ですから小さい頃に持っているみなさんの先入観念は自分のものではなく、親のものです。大きくなって自分自身の人生を歩み始めようとして、責任を取り始めようとすると、今までの先入観念の中で自分に合わないものが出てきます。それを見てください。


だからといつて、古い観念がまったく役に立たない、といっているわけではありません。ただ、みなさん自身が進化しているということです。

観念は、進化によって変わっていくのです。


いろいろな観念があります。

共通している観念もあれば、個人個人で違う観念もあります。

それらをぜんぶ窓から捨ててください、ということではありません。

しかし、今この地球は大きな変化の時期なのです。


この変革の時期というのは、みなさんの社会が何千年もの間に創りあげてきた結果です。地球上のいろいろな文明において、たくさんの、バランスの取れていないものができています。この地球上の文明には、感情面ばかりを追いかけて、知的な面や肉体的な面を無視しているところもあります。また、ある文明、ある個人の中には、まったく正反対の人もいます。


この惑星のいろいろな文明が、いろいろなことをほとんどすべて体験し、今、それをひとつに混ぜていく、そういう時期なのです。

融合することで、バランスの取れたものができてきます。


たくさんの個人が、より高い意識を探求していくときに、この肉体レベルはたいしたものではないのだ、と思う過ちをよく犯します。

文明全体が進化をしていくと、みなさんもだんだん進化して、肉体がいらなくなるときがきますが、だからといつて、今この肉体から逃げる必要はありません。モノを否定したり、捨てたりすることで、進化できるわけではないのです。それを包容する、含有する、統合することによって、進化していきます。分離が少なくなることによって、より統合されていくわけです。


このバランスを取るのに「感情」が役に立ちます。

感情を表現するからといつて、べつにメロドラマになる必要はありません。

なにかを考えるたびに、泣いたり笑ったりする必要はないのです。

感情表現とは、自分が無限のものとつながつている、ということを知ることです。そして自分自身でつくりあげた自分という存在を、どの一部も抑圧することなく、フルに表現することです。


みなさんの種族に一番共通している感情「怖れ」について話しましよう。

この地球上で怖れは共通していますが、たくさんの違うやり方で表現されています。無論、偉大な愛の表現もあります。でも、私達の観察からすると、ほとんどのものは怖れに駆り立てられて行われています。

しかしまた、怖れのために、やらずにすむこともあります。


この世界で一番大きな怖れは「自分の存在は本当は無価値である」という無価値観です。自己否定が、この文明の中で一番大きく見えます。


自分がこのまま生き残っていくために、なにかをしなければ自分の生き残る存在価値はない、と考えています。


私のことを信じてください。

みなさんが存在する価値がなければ、最初から存在していません。

なぜなら、無限の創造者は、意味のないものは創らないからです。

みなさんが今存在しているとすれば、無限の創造者の目から見れば、みなさんにはなにか価値があるのです。

みなさんも、自分自身に同じような尊敬の目をもって生きてください。


怖れの持っているエネルギーは、非常に強いものです。

みなさんはそれを理解していると思います。

でも先程いったように、ある出来事、事象というものはすべて中立です。

怖れをもって対処していれば、より怖れを招くことになります。怖れと反対の愛をもっていろいろなものに接していれば、より愛を自分の方にひきつけることになります。

多くの人はこんなに簡単じゃだめだろうと思っているかも知れません。

でも現実には、その原理は、このぐらいシンプルなのです。


創造されたすべての存在には、基本となるものは二つしかありません。

これはみんなに共通なのですが、まずそのひとつは、「今みなさんは存在している」ということです。


そして基本の二つ目は、「自分が与えたものは、自分に返ってくる」ということです。これを”カルマ”と呼んでいる人もたくさんいますが、カルマはみなさんを判断する”業”ではないのです。罰ではありません。

エネルギーのバランスを取る、ということなのです。


ですからこのひとつの人生の中でも別の人生の中でも、自分の中でバランスを取る必要があると感じたものについて、みなさんはバランスを取ります。

否定的なことが起きて、そのバランスを取ろうと思うとき、自分に否定的なものが返ってくな必要はないのです。意識的にバランスを取り、肯定的な行動を取ることによって、そのエネルギーのバランスが取れます。

ここで必要な大切な二つの言葉は「願望」と「行動」です。

望んで行動に移す、ということです。


感情が、すべての現実を打ち破る「火」となります。

そして願望が「炉」となります。

その中で、すべてのものが溶けていきます。

そして溶けた液体の中から、自分の欲しいもの、望むもの、それが結晶化して出てきます。


必要なことは、みなさんが自分の感情に触れて、つまり無限のものとつながっている部分に触れて、それを否定的ではなく肯定的に感じる、ということです。

無意識のうちに、ただ反応として生きるのではなく、意識的に行動を起こしてください。


自己否定について。

この文明では「憎しみ」が「愛」の反対語だと思われていますが、それは愛の反対側ではあっても、反対語ではありません。

真の愛の反対語は「罪悪感」です。

私のいう罪惑感とは、なにかバランスが崩れたときに、それを直さなければいけないというところからくる自然の罪悪感ではなく、自分自身の存在そのものを否定するような罪悪感のことです。

どんなに小さな「否定」だとしても、です。


ほんの小さな罪悪感でも、その人格全体を抹殺することができます。

ちょうど、ほんの少量の毒でも人間ひとりを殺せてしまうように。

ですから、みなさんの怖れを自分から離してあげてください。

そして自分自身の肯定的な面を信頼し始めてください。

究極的な信頼、無限の信頼です。

究極的な信頼というと、たくさんの人はもうそこで怖がってしまいます。

なぜなら、究極的な信頼など、とても難しくてできないと思うからです。


よくこの世では、なんでも百パーセント常に信頼することなどできないといいます。

たくさんの人達が、いつでも必ず少しくらいは懐疑的になる、疑いが残るといいます。

でも私達の方からみなさんを見ていると、みなさんは常に百パーセント自分を信頼しています。

”ほんの一瞬でも、みなさんが自分を信頼していないときはない”のです。


みなさんの社会では「疑いとは信頼がないとき」という定義づけをしています。

でも私達からみると「疑いは信頼の欠如ではない」のです。

私達からみれば、みなさんのいう「疑い」は百パーセントの信頼を「否定的に」みたときのいい方なのです。


信頼を否定的にみるとき、否定的なものを信頼したときが「疑い」なのですが、みなさんは否定的な「疑い」が肯定的な信頼よりも力を持っていると思っています。みなさんは、信頼を百パーセント肯定的な方に置かないで、信頼を百パーセント否定的なほうに置いているだけです。

ですから百パーセント信頼を始めてくださいというときに、みなさんが「えー、またか・・」と感じる必要はないのです。みなさんが今まで知らなかったことを学ばなければいけない、と思う必要はありません。

やるべきことはたったこれだけなのです。

否定的なほうに置いていた信頼、現実を、肯定的なほうに移せばいいだけです。


非常に簡単なことです。

非常にシンプルです。

非常に楽しいことです。


そして自分自身がまた、パワフルになることができます。

無限とつながることができます。

それによって自分が大きな創造の存在の一面だということを思い出すことができます。

自分に力がない、と思うこともなくなります。

すべての創造物から自分が分離されている、と感じる必要もなくなります。


肯定的な感情の方の焦点となるものは、ひとつの言葉で表せると思います。

エキサイトメント、「ワクワクする」気持ちです。


この「ワクワク」は、みなさんの肉体レベルでの存在そのものを表す略語だと思ってください。

たくさんの人達が、自分の人生で、自分はどこにはまればうまくいくんだろう、と一生懸命探しています。

自分の人生の使命はなにか、その啓示がくるように一生懸命、待っていたりします。


そしてなにかワクワクするようなことがみなさんの肩をたたいたとします。

そういうとき、よくいいますね、

「うるさい、うるさい。今自分の使命を探しているんだから邪魔をするな」

「楽しいことなんかで、自分の気を散らさないでくれ!」と(笑)。


みなさんは本当によく知っていますね。

自分の使命というものは、非常に、一生懸命やらなければならない、深刻なものだということを・・・。


でも、みなさんは本当は「悦惚」の中から創られたのです。

みなさんの存在の波動は、非常に高いのです。

ですからその波動を上げてマッチさせたとき、みなさんは自分達が創造されたときと同じ波動になることができます。

そのときに、本来の自分と一体になることができます。


そして自分のワクワクする気持ちに合わせなさいというのは、べつに毎瞬毎瞬飛び上がっていなさい、ということではないのです(笑)。

ワクワクという気持ちを認識する、それだけで自分の中の平和な部分を感じることができます。


鍵となる感覚は「満足」です。

みなさんが創造されたときと同じ真実に、再びつながることです。


次のことを覚えておいてください。

決して、決して、決して、決して、

自然な自分になるということは――、

決して、決して、決して、

難しいことではないのです。


みなさんの人生が、痛みや苦しみ、疲れによって満たされているとき、それは本来の自分自身以外の人間に一生懸命なろうとするところからやってきています。

自然な自分にならないように抵抗するとき、すべての苦しみ、痛みがやってくるのです。メンタルな、意識的な、理知的な痛み、精神的な痛み、感情的な痛み、肉体的な痛み、すべての痛みはそこからやってきます。

みなさんの自然な部分は、この創造の中に完璧に定着しています。

みなさんは、自分と他人は別の人間だと見ているかも知れませんが、「創造」はまったく区切られてない、百パーセント均一なものなのです。

自分から見て、なにか自分とは違う、分離されていると見るとき、それはみなさん自身の解釈を通して起きています。


ここにパラドックスがあります。

自分でできる限りの個性を持った人間になったとき、無論他の人を犠牲にしてということではありませんが、自分の個性を百パーセント発揮したときに、全体とひとつになることができるのです。

自分の持つ才能を百パーセント発揮するとき、創造のすべての部分がそこで満たされます。

それによって、創造の他の部分に触れることができるのです。


自分の持っている境界の、本当にギリギリのところまで近づくことができます。

この境界線は、みなさんの頭の中の定義づけでできています。


この肉体レベル、物理レベルでの分離は、みなさんの思考の中以外には、本当は起こり得ないのです。みなさんの頭の中だけで起こっているのです。

そんな現実はないといっても、「でも、あるじゃないか」という人がいるかも知れません。でも、それはみなさんが「この物理的な世界は、こうでなければならない」と思っているからです。

みなさんの意識は、今夢を見ているだけなのです。

今いっている夢は、みなさんが寝ているときの夢ではありません。

この物理的な世界は夢ではないというかも知れませんが、それは夢とは違うと自分の中で定義づけしているからにすぎません。


みなさんが住んでいるこの世の中で、今変化が起きているといいましたが、それは肉体レベル、物質レベル、そして非物質的なレベルが今ひとつになろうとしている、ということでもあります。

この物理的な次元が、固体から離れ、より柔らかくなってきて、みなさんの見ている夢の次元がより固く凝縮してくるのです。


「意識的な夢の時間」が近づいてきています。

その中では、自分が好んで体験したいものは、すべて実現化することができます。

自分が宇宙とまったくつながっていない、いつも宇宙の慈悲の中でやっと生きているのだ、というところから抜けられます。

すべて、無限の存在は、いろいろな形で表されます。

そして、すべての「個」は、全体をも含んでいます。


すべての個人は、全体を、その特殊な方法の中で百パーセント表現しています。

ワクワクする感情の中では、そのすべての部分がひとつに溶け合うことができるのです。しかし、だからといつてその瞬間に、みなさんの足元から地面が消える必要はありません。ただ、みなさんが生きていく中でその状態を「道具」として使うことはできます。

それによって、自分自身を否定している部分を取り去ることができます。


他の人を否定するものを、切り捨てていくことができます。

本来の自分自身を表現して、情熱に満ちた生き方ができます。

怖れをなくして、本当に自分自身のすべてをエンジョイすることができます。


すべての人は、自分の欲しいものを創造することができます。

自分自身や他人を傷つけることなく、それができるのです。

私を信じる必要はないのですが、でも、こうすると私達は非常にうまく、物事をはこぶことができます。

みなさんに証明することはできません。

しかし、みなさんは自分自身に証明することができます。

そして私は、保証することができます。

自分の現実は自分が創造しているのだ、とわかれば、好きな人生を自分で創造していくことができます。

そして、他人を犠牲にする必要も、まったくありません。

この宇宙には、みなさんが必要とする以上のものが充分あります。

そうでなければ、これだけのものがここに存在するはずがありません。


それではみなさんの情熱、ワクワクする気持ち、行動、そういったものに触れていくための瞑想をやりたいと思います。


できるだけ楽に座って、目を閉じてください。

目を開けていたい人は、そのままでも結構です。


始める前にひとつ強調しておきたいことがあります。

私がところどころで口にすることで、みなさんのイマジネーションがいろいろと湧いてくるかも知れません。

この実習は、自分を信じるための瞑想でもありますから、出てきたものは出てきたもので信じてあげてください。

みなさんのイマジネーションの部分が、無限につながる門となります。

自分自身の波動、バイブレーションを探すための鍵となります。

自分自身が欲しいものを手に入れる鍵になるのです。

ですから、私がこの瞑想を誘導している間に、みなさんの中のイメージがいろいろ変わってきても、それを信頼してあげてください。


みなさん自身の方が、どこに行くかを、本当は知っているのです。

みなさん自身が自分の現実をユニークに解釈する方法を知っています。

個人個人、みな違います。

ですから、無理に合わせる必要はありません。

それでは最初に、まず三回、深い呼吸をしてください。


息をしながら、身体がリラックスしていくのを感じてください。

すべての期待を横に置いて・・・。

自分が、あたかもゆっくり浮かんでいるような感じになってきます・・・。


この瞑想のやり方を、自分は間違っているのではないかと思う必要はありません。

みなさんは、どんなふうにやっても正しくやっています。

言葉を通して、こうしてお話をしていますけれど、テレパシーのレベルでもたくさんの会話を今行っています。

みなさんが知る必要のあるものは、すべてみなさんの中に含まれています。


それらをみなさんは吸収します。

完璧にやります。

意識的にそれがわかっているいないにかかわらず、みなさんの意識はそれをやっていますから心配はいりません。

みなさん自身のためにはやらなくてもいいのですが、私のために、みなさんの分析的な意識を少しリラックスさせてください。

後で欲しくなれば、拾ってから帰ってくれればいいのですから、今は少しの問リラックスさせてあげてください。


それでは続けて呼吸をしますが、先程のように深くする必要はありません。

あまり深い息を続けて、過呼吸で倒れないようにしてください。


それでは、星の海の中に、青い、透明な、非常に明るく輝いている球を想像してください。

実際のイメージは、みなさんの感情のおもむくままで結構です。

これというイメージは特にありません。


感じるままにそれをイメージしてください。

今はイメージより「感じ」の方が大切です。

そのエネルギーの球になったらどんな感じか、感じてみてください。

どんな感じでしょう?

無限までつながる星の海、それはどんなふうに見えるでしよう?


自分の感覚が拡がってくるのを止めるような声が聞こえるかも知れません。

それも気にしないでください。


それでは今度は、日を内側に向けていきます。

すべての星は、今度は外ではなく、すべて内側にあります。

みなさんのいう地球は、この中のほんの一点でしかありません。


喜びを感じる人は、それを感じさせてください。

怖れを感じる人は、怖れを認識してください。

承認してあげてください。

それを否定しないで。


否定的な感情をいだくことは、べつに悪いことではありません。

自分の人生の中に、困難をもたらすものではないのです。

否定的なものを否定するとき、それが困難をつくりだします。


この瞑想の間に、自分の意識が散漫になったとしても、それを認めてあげてください。

それを自分が創っている、ということを認めてあげてください。

散漫な状態があなたに降りかかってくるのではなくて、散漫な状態があなたを通して出てきているだけだ、ということを知ってください。


呼吸を続けると、息と同時に、星達が自分の身体の外に拡がって、そして吸う時にまた、それが自分の中に戻ってきます。

遠くにある無限の星達が、呼吸とともに自分にヒュツと寄ってきて、皮膚を通して、自分の中にある自分のセンターに集まるのを感じてください。

そして真ん中に来てぶつかり、爆発して、再び自分の境界、エネルギーの皮膚を通り抜け、また無限へと飛んで行きます。


ひと呼吸する間に何百万年もの時間がたちます。

字宙が再び膨張したり、収縮したりするとき、それが起きます。

宇宙が膨張するとき、自分の中のエネルギーが冷えるのを感じます。

そして星が全部集まってきて自分のセンターで衝突するとき、自分の中に炉の中のような高熱を感じます。

この創造の子官の中の、目を射るような明るく、眩しい光を見ます。

これが宇宙の鼓動です。

呼吸です。


この字宙の鼓動を、ゆっくりとリラックスして感じてみてください。

一定の調子で、ゆっくりと外・・・、そして内に・・・。

外へ・・・、そして内へ・・・。

外へ・・・、そして内へ・・・。

呼吸をするとき、その音を肉体的に聞いてください。

そして吐き出すとき、肉体的にも感情的にもこれを感じてください。


すべての創造物を今、満たします。

そしてすべての創造が、あなたを満たします。

あなたは自分自身も満たされ、そして他を満たします。

創造があなたを満たすように、満たしてあげてください。

創造が自ら満たされるように、あなたにもそれを要求します。

一方だけ、ということはありません。

あなたは、その両方に存在しています。


星を自分の中で呼吸しながら、なにか他のことを感じてください。

あなたが創造されたその時にあった、一番最初の愛、そして情熱。

それを感じてください。

呼吸をするたびに、宇宙がどれだけあなたを祝福しているかを感じてください。


あなたは、この創造物からみて、非常に可愛らしい存在です。

あなた自身も星のように輝いています。

あなたは非常に素晴らしく輝いている魂です。

みなさんは生きている光からできています。

光を自分の中に吸い入れてください。

それに自分を支えさせてあげてください。

光を吐き出してください。

そしてそれを、あなたが支えます。

すべてはひとつです。


この創造の温かい子宮の中に自分が包まれているのを感じてください。

創造の母の胸の中に優しく抱かれている自分を感じてください。

創造の父の温かい息を感じてください。

そして子供である自分を感じてください。

愛し、愛されている子供を感じてください。

信頼され、信頼している子供を感じてください。

創造され、創造している子供を感じてください。

永遠の、無限の子供です。


呼吸を続けて・・・。


それでは自分が欲しがっているイメージ、自分に必要なイメージを、自然に浮かべてみてください。

みなさんの意識が、こんなものはいらないのではないか、と話しかけても、そういったものを信頼しないでください。

今自分に必要なものが浮かんでくる、ということを疑わないでください。

みなさんの中で、今たくさんの扉の鍵が開けられています。


少しずつ、普段の実生活の中の、そして夢の生活の中の自分が見えてきます。

人によっては大きなステップです。

人によっては小さなステップです。

でもこういうものは、比較をしたり判断したりするものではありません。

すべての段階は平等です。

すべての個人が平等であるように。


今から、自分がこういう考えをもつことを許してあげてください。

自分の現実は夢であり、そして夢は現実であることを・・・。


みなさんの時間でいう三日の間に、自分の中で起きたことが実現化されて、自分が変わった、ということを知ります。

分析的な頭の部分を使って、それを探そうとはしないでください。

変化の方に、あなたを見つけさせてください。

そうすることによって、自分の一番自然なやり方でそれを受け取ることができます。

一番自然なあなたになれます。

必要な機会に、一番適当な方法でそれに出会うことができます。

そして、自分自身に創造の機敏さを持たせることができます。


感情は「解放」です。

感情はまた「変化」でもあります。

さらに感情は「確信を持った行動」ともいえます。

意識的につくりあげられた確信です。

直接的な行動なのです。

それが自分に肯定的な結果をもたらす、ということを知っていてください。

なぜならば、あなたがそう決めるからです。

自分自身を信頼できないからといつて、ひとつひとつの細かいステップをみる必要はありません。

すべての段階は、自然にそのワクにはまっていきます。

すべての愛が、自然の流れの中にうまくはまっていきます。

みなさんがその流れの中で行動するとき、自然にはまっていくのです。


それでは、三つ、大きな深い呼吸をしてください。

そして今、呼吸をするときに、あなたの創造の中から自分の手の中に、黄金の鍵が手渡されます。


美しくて非常に明るい、眩しいぐらいの光です。

そしてあなたが向かう扉が、ちょうどハートの形をしていると思ってください。

真ん中にその鍵穴があります。

その中に自分の鍵を差し込んでください。

怖がる必要はありません。

どうぞまわしてみてください。

そして、ちょっと後ろに下がってください。


その扉が開いて、なにかが流れ込んでくるとき、自分が居心地よく感じられるだけの量が、必要な時間をかけて入ってくることを信頼します。

宇宙は、みなさんが対処できない程のものを与えることはありません。

なぜなら、宇宙はみなさんを無限に愛しているからです。

リラックスしてください。

そして楽しんでください。


自分のペースで、自然にこの部屋の中に戻ってきてください。


みなさんは自分が以前と同じ人間かどうか疑うかも知れませんが、三分前と同じ人です。

でも、みなさんの観念、そして感情が変わりました。

ですから細かいことをいえば、同じように見えても本当はちょっと前のみなさんとは、すでに変わっています。

それを楽しんでください。