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VOICE新書 // ́ ` \\ BASIHAR \―ン/ バシャール ペーパーバツク6

※バシャール新書判は全7巻 です。新書判5は、単行本第二巻「バシャール皿」の前半と同内容 で、後半はCとなります。単行本「バシャール」「バシャールII」もそれぞれ2冊 に分冊し、「バシ ャール」は1/2、「バシャールコ」は0/4 となります。7は新内容のオリジナル編です。なお、 単 行 本 「 バ シ ャ ー ル コ 」「 バ シ ャ ー ル II 」 は 、 販 売 終 了 を も っ て 絶 版 と な り ま す 。

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カ バ l イラスト◎石井みき

20 1989`1二 4月 15日

バシャール みなさんが創り出している時間の中で、今晩は、いかがお過ごしですか? (... ・・← 元気ですか? (元 気 で す ― ) 答えてくれてどうもありがとう。 みなさんが、生きていることを確かめたかったのです。 眠っている人で満員の部屋で、ひとりで話しても仕方がないので・・・。 身体だけを残して、どこかよそにいってしまった人達に話をしても仕方ないです ね。 (笑 )

20 そうでなければ、こうした交流をアストラル体のレベルで行 ってしまえば、簡単 ですc こういう形で、みなさんひとりひとりと交流をしているわけですが、実際にはこ の肉体レベルだけではなく、さまざまなレベルで同時に交流が行われています。 ですから、細かいニュアンスのひとつひとつまで、全部正確に覚えておこうと心 配する必要はありません。 エネルギーで奏でているオーケストラの音楽を聴いているようなものです。ちょ うど良 いタイミングで、みなさんは、その波動、バイブレーションの共鳴を感じ ることができます。 ですから、のんびりとリラックスして、楽しんでください。 一生懸命、集中しなくても結構です。 「今、なんといったんだろう。聞き逃してしまった。もう 一度、いってくれない かな」というような心配はいりません。 すべては、ちょうどいいときに、ちょうどいいように流れます。 それでは、今日は 「遊ぶ」ということについて見ていきましよう。 今回は三回に分けて話をしています。

第 一回目は 「思い出す」、今日は 「遊ぶ」、そして最終回が 「演じる」となります。 みなさんの本来の姿である 「意識」の三つの部分を見ています。 「思い出す」では、みなさんの、いろいろに分離してしまった部分を、ひとつに 統合するということを話しました。 部分の集合体としての意識ではなく、トータルなひとつの意識として、考え、行 動できるようにという目的で話をしました。 今日は、その統合したエネルギーを解放して、もっと、毎瞬、毎瞬に対応して流 すことができるように話を進めます。 そして、明日の 「演じる」では、そのエネルギーを、みなさんの物理次元にどう 具体的に応用するかを見ていきます。 もちろん、この三つのワークショップのどれにも、それぞれ、みなさんの物理次 元への具体的応用が含まれています。 ただ、みなさんは、この物理次元に対するフォーカスがあまりにも強すぎるよう です。 ですから、この三回のワークショップは、いろいろなアイディアを徐々に実用的 に応用できるようプログラムされています。

20 ここで学んだ原理を応用した時に、その結果が物理次元でみなさんの目に見える ように作られています。 たくさんの概念について話をしていきますが、これらを単に 「抽象的な考え方」 として受け取 ってもらいたくはありません。 みなさんの持 つ、さまざまな意識のレベルはすべて重要です。 そして、この物理次元も同じように重要なのです。 愛や、精神性ということについても話をしていきます。 それから、それらがみなさんの物理次元に直接どのように反映できるかについて も話します。 これらの概念によって、みなさんのメンタル (知的)な部分とスピリチュアル (精神的 ・霊的)な部分、そしてフイジカル (物理的)な部分が実際に質的に変 わっていけるように。 この三つが手に手をと って、 一緒に進んで行かなければ 「統合された存在」から は程遠い、ということになります。 多くの人は、精神面を捨てて、物理次元での利益のみにフオーカスしています。 しかし 一方で、ニューエイジと呼ばれるものにフオーカスしている人達は、よく、

10 精神世界だけに目をやり、物理的な現実を無視しがちです。 どちらも、バランスの取れていない状態です。 大切なのは 「すべてのレベルのバランスを取る」ということです。 みなさんは、肉体をも つことを選んできているのですから、そこに、なにか有用 な学ぶべきものがあるはずです。 次のような話をすると、これらの概念を、ひとつのものとして見やすいかも知れ ません。 みなさんは、自分自身を他から分離された肉体的な存在と考えることを教えられ てきたので、精神性に対して、普通、次のような考え方をもってしまう傾向があ りますc 自分の精神性から考えるとき 「自分の魂がなぜか罠にはまつて、肉体の中に閉じ 込められている」と考えたり、もしくは 「肉体の中に魂が住んでいる」と考えた りします。 でもこれは、事実に反します。 みなさんは魂なのです。 そして、肉体も魂なのです。物理次元における魂の現れです。

20 11 「自分の望む現実を創造する」というとき、問題になるのは、別に、意識の方が 物質より優れている、重要であるということではありません。 ここで必要なのは、意識と物質は、本当はひとつのものだ、ということを理解し ようとする 「意志」なのです。 みなさんは、エネルギーと物質については、すでに同じものが異なる形を取って いるだけだということを知っています。 今回、みなさんに実際に応用できる道具 ・方法の話をしているのは、みなさんが なにかを望んだときに、それがみなさんの現実の中で実現されることによって、 意識と物質または肉体は、ひとつのものだということを、実際に見てもらいたい からなのです。 これらを、物理的現実のなかで直接どのように応用し、実現化していくかという ことを、明日の最後のワークショップで話します。 今日は、その前に 「遊ぶ」ということについて話をして、みなさんの持っている 可能性を最大限に解放できるように、少しリラックスしましょう。 今日、みなさんに提供する道具を実際に使 ったときに、望む現実がのんびりだら だらと実現するのではなくて、スパークのようにシャープに実現するように。

もちろん、みなさんが、それだけの大きな洸惚感 (エクスタシー)を自分で受け 21 取れると思 っていれば、ですが。 みなさんが想像できるものは、みなさんが受け取るに値するものです。 その悦惚感の中に、自分自身をどつぶり浸けてあげてください。 それが 「遊ぶ」ということです。 一番やりたい、好きなことをやる。 これが 「遊ぶ」ということです。 自分が想像できるものの中で、 一番ワクワクすることをやつている、ということ です。 統 一性をも つて、毎瞬々々、 一番ワクワクすることをやっている。 それが 「遊ぶ」ということのもつ本当のパワーです。 それが、今、この瞬間に百パーセント生きている、ということです。 ですから 「遊ぶ」ということに必要な要素は瞬時性、すなわち 「毎瞬々々に自分 が反応する」ということ。今に生きるということです。 それと同時に、今まで、社会とはこういうものだ、現実とはこういうものだ、と 教えられてきたものを 「再定義」することです。

20 13 そして、自分にと つて真実であるとわか っていることを、実際に 「行動」に移す 大胆さをもつことです。 あなたにと っての真実を行動に移すとき、必要なものはありあまる程に宇宙がサ ポートしてくれることを知 っていてください。 自然に、努力もいらずに、そして永遠に。 これは、単なる聞こえのよい哲学ではありません。 宇宙は実際にこのように動いているのです。 「バシャール、本当にそんなふうに考えられたらいいけれど ・・・」というかも 知れません。 でも、これがこの世界の真の現実なのです。 ところがみなさんは 「でも、私達はもっと現実的に生きなければいけない」と決 めていますね。 みなさんの世界で哲学と呼ばれているものは、私達の世界では物理学になります。 みなさん、ひとりひとりが錬金術師なのです。 存在する毎瞬々々がそうです。 毎瞬々々、みなさんは、自分の現実を創 っています。

意識の中で、 一番強くこうだと信じているものが意識を通して、または無意識の M うちに実現化されています。 みなさんは、無限との共同創造主です。 でしたら、「現実はこうあるべきだ」と思い込んで、自分の望まない現実を創り 出す代わりに、自分の好きな現実を創 ったらどうでしょう。 もう、何千年もの間、この惑星上で 「これが現実なのだ。現実に直面しろ」と教 えてこられたからといつて、いつまでもそれを大切に守る必要はありません。 私達の経験からすると 「現実とは単に、こういうものなのだ」ということは存在 しません。 私達は無数の文明と接してきました。その体験の中から発見したことは、すべて の文明、そしてすべての次元に共通する法則は、たったひとつしかないというこ とです。 この宇宙全体の基礎となっている法則は、たったひとつしかないのです。 それは、次のようなものです。 聞く準備はできていますか?

20 (笑 ) すべての人生に共通する、この永遠なる、唯 一の秘密に触れる準備はできていま すか? 字宙最大の神秘を知ってしまってもパニックにおちいりませんか? 本当に準備はできていますか? イェスでしょうか、ノーでしようか? (Y E S I ) なかなかいい第 一歩ですね。 遊ぼうという意志があるのは、素晴らしいことです。 それでは、いきます。 最大の秘密です。 すべてのもの、すべてのとき、そしてすべての場所を支配するたったひとつの法 則はこれです。

16 みなさんはすでに知っていると思います。 「自 分 の 与 え る も の が 、 自 分 に 返 っ て く る 」 「エッー・ それだけなの。そんなに簡単なの?」というかも知れません。 そうです。そんなに簡単なものなのです。 自分の与えるものが、自分に戻 ってきます。 これ以上にシンプルなものはありません。そして、これ以上に深遠なものもあり ません。 これは、みなさんのこの物理次元の体験もすべて、みなさんの手中にあるという ことです。すなわち、みなさんが体験することは、百パーセントみなさん自身に 責任があるということなのです。 「こんなひどい状態もすべて自分に責任があるの? そんなものは、もういらな い」というかも知れません。 ここで理解して欲しいのは、この 「責任」という言葉は、非難するために使って いるのではないということです。 後悔や罪悪感を植え つけようとしているのではありません。 これらのみなさんの創造物も、時ときには役に立 つかも知れませんが、もしかし

20 たら、もうあまり欲しくないものかも知れません。 ここで話しているのは、想像できるものすべてを現実に創り出すだけの、完全な 自由を与える 「責任」です。 みなさんがイメージすることは、すべて実現化できるということです。 そ れ で は 、 「遊 び 」 の 第 一番 目 の 要 素 に つ い て 話 し ま し よ う 。 まず、瞬時性。 「今、ここに百パーセント生き、そして、今、ここで百パーセント創造する」と いうことです。 例で話しましょう。 実は、もう話してしま っているのですけれども。 今日、みなさんにお話ししている言葉ひとつひとつは、まつたく計画せずに、毎 瞬、毎瞬に出てきた言葉です。 今日、実際ここに来るまで、どのような話をするか、ひとつも考えませんでした。 計画もスケジュールも作りませんでした。 次の瞬間になにをいうか、まったく考えていません。 でも、その瞬間がきたときに、私は適切な話ができるということを信頼しており、 7‐

18 知っています。 ただ、とりとめのない言葉が出てくるのではなく、連続した意味のある、そして、 みなさんとのこの交流にインパクトを与えるような言葉が日から出てくることを 知っています。 なぜそれを知っているかというと、その瞬間に自分はこの交流そのものになって いるということを、完全にそして無条件に信頼することを意志しているからです。 ですから、この交流が起こるべき形で起こるために必要なものはすべて、必要な ときに出てきます。 一秒前に出てくる必要はありません。 一秒後に出てくることもありません。 この、みなさんとの交流の流れの中に自分自身を百パーセント任せてしまうと、 いうべきことが自然に出てきます。 別に、私がみなさんより優れているといいたいのではありません。 ですが、私達からみなさんの社会を見ていると、多くの時間を 「過去にしてしま つたことを後悔すること」そして 「未来の計画を立てること」に使 っているよう です。

20 19 一番楽しいと思うことをするときも同様です。 楽しみに飛び込んで行く前に、ちょっと止まって、「AとBとCをきちんとやら なくては」と考えたりします。 すべてを現実的にと考えてしま って、「ただ、飛び込んでしま つたら、こんなこ ともあんなことも起きる可能性がある。そうしたら、みんなからバカだと思われ るのではないか」と考えたりします。 そして、心配しすぎたために、結局心配した通りの事態を創り出してしま ったと き、今度は 「自分がいかにバカに見えたか」ということばかりを心配します。 「自 分 は 、 一 生 懸 命 や っ た の に 結 局 失 敗 し て し ま っ た 。 み ん な が 自 分 の こ と を 見 下げているに違いない。バカだと思っているに違いない。どうしよう。どうしよ う」と悩んだりします。 大切なのは、自分の意識を過去や未来にばかり投影するのをやめて 「今」「ここ」 に持ってくることです。 今を生きる、ということが鍵となります。 そして、今を生きるための鍵は 「完全な信頼」です。 なにを信頼するか。

20 すべてを信頼します。 宇宙を信頼し、そして、自分を信頼します。 みなさんは、宇宙の一部ですね。違いますか? でも、宇宙ばかりを信頼して 「でも自分は無価値だ」なんていわせませんよ。 「自分はすべてを持っている。だから宇宙なんてどうとでもなれ」ともいえませ ん。 なぜならば、すべてはひとつだからです。 同じものなのです。 全体はみなさんの反映です。そして、みなさんひとりひとりは、宇宙の反映です。 ですから、なにかワクワクするものを見つけたとき 「ワクワクするからには、き っとなにか理由があるのだ」ということを信頼してください。 ワクワクは、「遊び」 への大きな鍵となります。 ワクワクは、パワーヘの鍵となります。 みなさんが、今も っていな いパワーが得られると いっているのではありません。 みなさんが、すでにもっている力を信頼と共に使う、という話をしているのです。 みなさんの多くは、さまざまな理由によって、自分のもっているパワーや、ワク

20 ワクする気持ちを使うことを躊躇しています。 何回も、何回も 「自分を信じてはいけない」と教えられてきた人もいます。 そして、夢の中で自分のものにできたものは現実でももてるのだ、と信じること を許されなかった人もいます。 夢の世界とは、みなさん自身を真に表しているのではなく、夢とみなさんは別の ものだと教えられてきたのです。 ヮクヮクする気持ちを、次のような方法で解放することができます。 まず、私達の 「ワクワクする」という言葉の定義から話しましよう。 「ヮクワクする」気持ちとは、「自分という存在を最も正直に表す波動エネルギー が、この物理次元に翻訳されたもの」です。 ですから、「これをやると本当にワクワクするのだけれど、できるかどうかわか らない」というのは、まったく矛盾しています。 このいい方の中に、多くの場合、自分自身を否定してしまうメヵニズムが組み込 まれています。 本当の自分を否定する、ということです。 もし、みなさんを 一番ワクワクさせるものが、みなさんの最も真実の部分の波動 12

22 を表すものであれば、当然、みなさんはそれをやりとげることが可能です。 もちろん、みなさんが、宇宙は余分な意味のない創造物の存在を許す、と信じて いれば、これを否定することもできます。 「宇宙には、理屈に合わないものがたくさんある。だから、自分がワクワクする ことで、できないこともたくさんあるのだ」というふうに。 または 「宇宙はなんてひどいんだ。私に、こんなワクワクさせるものを与えてお いて、それを実現する力を与えてくれていないなんて。私がインスピレーション で感じるものは、永遠に手の届かないものなのだ」と嘆くかも知れません。 しかし、私達の体験からすると、宇宙は、そのようには創られていません。 私達の体験からすれば、誰かがなにか与えるものを持 っているとき、必ず、必ず、 必ず、それを受け取る人が存在します。 また同時に、誰かが、なにかを受け取る必要があるとき、そこには、必ず、それ を与えてくれる人が存在します。 「私は素晴らしいインスピレーションに満ちた夢を見るけれど、私がそこに参加 する余地がない」という人もいるでしょう。 たとえば 「私は歌手になって、皆の前に立って歌いたいのに、誰も聞いてくれな

20 23 い」というように。 表現したい人、すなわちパフオーマーのひとりひとりに、ステージは必ず用意さ れています。 ワクワクする夢で、ステージをつくる人には、必ず、そのステージ上で、パフオ ーマンスをしてくれる人々が存在します。 どんなステージにも、まあまあのパフォーマー、まあまあのステージではなく、 そのステージに完璧にフイツトしたパフオーマーが、そして、そのパフォーマー には、完璧なステージが用意されます。 みなさんの波動が、まわりの現実を創り出します。 ですから、半分しか行動しないときには、自分のパフォーマンスも半分しかでき ないような現実を創り出します。 反対に、みなさんが 一番ワクワクすることにベストを尽くしているとき、どんな に壁にぶつかり、引っかかっていても、みなさんには、常に、その状態でベスト な材料が提供されます。 別のいい方をすれば、「あなたにとって一番ベストなものがやってくる」という ことです。

24 そうしたことは 「起きるのだ」と信頼さえしていれば、起きます。 自分で与えたものが、自分に戻ってきます。 これに、例外はありません。 あなたも、例外ではありません。 (参加者を指さしながら) あなたもそうです。 あなたもそうです。 誰ひとり、例外はありません。 もし、あなたが存在しているならば、あなたはここにいて当然な人なのです。 そして、あなたがここにいて当然だとすれば、自分が 一番やりたいことは可能な はずです。 すべてのものは、完璧な場所を与えられています。 もちろん、ときには 「自分が最もワクワクすることを実行するには非常に難しい 状況もある」と今まで教えられてきたかも知れません。 ただ、こうした状況の中には力 (パワー)はありません。 それは、単なるひとつの定義づけなのです。

20 25 なぜなら、「人生とは、あなたに降りかか ってくるものではなく、あなたを通し て創られるものである」からです。 まわりで起きている状況に対して、あなたがどのような意味づけをするか、どの ような定義づけをするよう教えられてきたか、ということが、その状況からどの ような形の結果を創り出すかを百パーセント決定します。 「遊び」のひとつ目の要素は、瞬時性すなわち 「今に生きる」ことを信頼するこ とでした。 そして 「遊び」の二つ目の要素は、人生の中の 「定義づけを明確にする」という ことです。 信頼と明確な定義づけは、あなたを即、中心に戻すことができます。 すなわち 「今」に戻すことができるのです。 「今」以外に、みなさんの遊び場はないということを覚えておいてください。 みなさんは、今以外の時と場所には存在していません。 みなさんが ′′過去〃と呼んでいる現実も、 ′′未来′′と呼んでいる現実も、すべて、 みなさんの中の 「今、ここ」にあります。 すべてがみなさんに向かって開かれています。

26 否定的な定義づけを肯定的なものに変えることで、それがわかります。 それでは、現実をいかに定義づけし直すかということについて話をしましょう。 みなさんがとてもヮクワクするようなものがあったとします。たとえば、大きな 家を持ちたいとしましよう。 そして大きな家を持つことはいいことだけれど、そのためには 一生懸命働いてた くさんのお金を貯めなければならない、と小さい頃から教えられていたとします。 ですから、家も二十年か三十年もすればなんとかなるだろうと考えます。 ここまで考えると、どう いうわけか急にワクワクした気持ちがしぼんでしま った りします。 (笑 ) そのワクワクが保てたとします。 その大きな家を持つことが、自分にとって一番ワクワクすることなのです。 でも、自分が 一番ワクワクするものを手に入れるためには、まだ何らかの決まっ た方法でやらなければならないと思っていたとしましょう。

20 誰かに 「なぜ?」と聞かれると、あなたは 「世の中そういうものだよ」と答えま す。 ですから家を欲しいと思いながら、それを実現するため、貯金ができるように仕 事を探しに行きます。 でも、家を持つことに対してワクワクする程、仕事に対してはワクワクしないの です。 そんなときに、向こうから友達が歩いてきます。 そして、その友達がいいます。「久しぶりだね。どうだい、ちょっとお昼でも 一 緒に食べないか?」 あなたは、これからやりにいこうと思 っていたことよりも、その友達と昼食を食 べることの方がよっぽどワクワクすると感じます。 「でも、今君と食べに行ってしまつたら、仕事の面接に間に合わなくなってしま う。そうすると、仕事が決まらない。するとお金ももらえない。お金がもらえな いと家が買えな い」と考えます。 ところが、彼は 「なにも、面接には今すぐあわてて行かなくてもいいだろう? おなかがすいているみたいじゃないか。食べに行こう」としつこく誘 つてくれま 72

28 すc すると、あなたは 「う―ん。そういわれてみると確かにおなかはすいているんだ けれど ・・・。だめ、だめ、だめ。僕はやっぱり仕事を見つけて家を買うんだ。 それが 一番ワクワクするんだ」と考え直します。 そして、友達に 「家を持つことが 一番ワクワクすることなのか?」と問かれると、 あなたは当然、「もちろんだ」と答えます。 でも、友達に 「その仕事自体は、そんなにワクワクすることではないんだろう?」 といわれると、「それも、その通りだ」と思わず納得してしまいます。 「じゃあ、その家を手に入れるために、今、なにをすればいいか、できることを 知 っているのか?」と聞かれると、「もちろん、そんなことは知らない」と答え ます。 「もし、 一番ワクワクすることを、今、できないとしたら、二番目にワクワクす ることをやったらどうだい。僕と食事に行こうじゃないか」と彼はいいます。 「家を買うことが 一番ワクワクすることだけれど、それは、今、どうしようもな い。でも、二番目にワクワクすること、つまり、君と食事に行くことはできるか ら 一緒に行くか」と、あなたは決めたとします。

20 それでも 「あまり、長くはだめだよ。僕は、仕事を見つけて、お金を貯めて、家 を買うんだから。」と つけ加えることを忘れません。 そして、友達と食事に行きます。 こうして、楽しい食事をして、つい時間のたつのを忘れてしまいました。 少したって、面接に間に合わなかったことに気がつきます。 「ああ、面接に行くのを忘れてしまった。もうあの仕事はもらえない。お金も貯 められな い。家も買えな い」と嘆きます。 しかし、友達がいいます。「でも、君は自分がその瞬間にできる範囲で、二番目 にワクワクすることをやっていたじゃないか。違うかい?」 「それはそうだけれど・・・。でも、家の方はどうなるんだい?」 「君には、わからないのかい? ワクワクする気持ちというのはすべて、ちょう ど、糸のようにつながっているんだよ。だから、 一番ワクワクすることに対して なにをしていいかわからないときでも、その次にワクワクすることをしていれば、 どういうわけか、つながっていくんだよ―」 「なぜ、そんなことがいえるの。まるでおとぎ話じゃないか。そんな夢みたいな ことを君は信じているのかい? 現実はそんなふうに動いてはいないよ。それは、 ”

30 童話の世界だけだよ―」 「でも、僕はいつもそれでうまくいっているよ。だから、君もひょっとしたら、 うまくいくんじゃないかなと思ったんだ。まあ、この話はまた後にしよう。ほら、 知 り 合 い が も う ひ と り 来 た 。 一 緒 に 食 べ よ う じ ゃ な い か 」 そ う 友 達 が い い ま す 。 三人目の友達が加わ って、また話を始めます。 「仕事につこうと思っていたのに、面接にも行かなかったし、だから、お金は入 らない、家も買えない。・。」と、今来たばかりの友達に話をします。すると、 その友達が 「君は家が欲しいのかい?」と聞き返します。 あなたは続けます。「丘の上の素晴らしい家を知 っているんだけれど、あんな家 を手に入れたいなと思って理想の家のイメージに使っているんだ」 三番目の友達がいいます。「君のいっているのは、あの丘の上の家のことかい?」 「そ う 、 あ れ だ よ 。 あ の 家 だ よ 」 「ああいう家が欲しいんだねr」と三番目の友達がいいます。 「そうなんだ。でも、これで仕事にもつけなかったしだめだよ」 するとそれを聞いて、三番目の友達が驚いていいます。 「なんて偶然なんだ。ちょうど僕は、向こう五年間、海外出張で、その間、家の

2() 31 面倒を見てくれる人を探していたところなんだよ―」 「 へ え 、 本 当 P ̈ 君 は ど こ に 住 ん で い る の ? 」 「君 が い っ て い た 、 あ の 丘 の 上 の 家 な ん だ よ 」 「え つ 、 あ れ が 君 の 家 ? 」 「そうなんだ。君、あそこに住んでくれるかい?・友達の友達だから信頼できる し、きれいに使 つてくれるだろうし。僕の代わりに家の面倒を見てくれるんだか ら、お金なんかいらないよ。だから君が 一番住みたい家に住む代わりに、僕の家 の面倒を見てくれるかい?」 そうすると、最初の友達がいいます。「ほら。僕はいつもこういうふうにうまく いくんだ。君も、うまくいき始めたじゃないか」 ちょつと、できすぎでしょうか? でも、そうではないのです。 単なる偶然でしょうか?・ でも、偶然ではありませんね。 英語で二oo‐Foa88〓は 「偶然」という意味ですが、〓oo〓(共同)で創った 〓F oa 8 8 〓 (状 況 )な の で す 。 この世に偶然はありません。

ワクワクの糸をたどっていくとき、必ず次のワクワクが出てきます。最初は表面 23 的にはまったく見えないかも知れませんが。 あなたが自分に許しさえすれば、人生というものは常に、こんなふうに流れます。 無理にこういう形にする必要はないのです。 がんば ってこの形にする必要もありません。 この方法の素晴らしさは、あなたが、ただ 「それが起こるのを許してあげればい い」というところにあります。 そして、あなたがすることは、ただひと つ。 毎瞬、毎瞬、自分ができる範囲で、一番ワクワクすることの糸をたぐることです。 こ れ に は 「統 一 性 を も っ て 」 と い う こ と が 加 わ り ま す 。 これはどういう意味かというと、本当のワクワクからくる行動と、なにかを怖れ、 今の状況から逃げたくて起こす行動とでは、微妙に違うということです。 自 分 で 「こ れ は 一番 ワ ク ワ ク す る こ と だ 」 と い い な が ら 、 「本 当 は 、 も っ と ワ ク ワクすることがあるのだけれども、それは、ちょつとできないだろう」と思って いるときもあります。 ですから、今、いつたようなことを実際に行 つていくには 「子供のような無邪気

20 さと本当の正直さ」が必要です。 覚えておいて欲しいのは、心配とワクワクする気持ちは、同じエネルギーだとい うことです。 自分の真実の部分を疑うとき、心配になります。 統 一性をも つて、無条件の信頼をしているとき、それが、ワクワクを感じるエネ ルギーとなります。 ワクワクを感じているからといつて、いつも、ビョンピョン飛び跳ねているとい うことではありません。 ただ、深いところで確信を感じながら、自分が、今、なにをやりたいかを知 って いる、ということです。 そして、今、なにをすれば、自分が、 一番喜びを感じられるのか知 っている、と いうことです。 このようにして遊ぶとき、遊びは力、パワーとなります。そして、このようなパ ワーは、本当の意味での遊びとなります。 これが 「完全な自由」です。 それでは、後半は、みなさんの中にある 「子供の無邪気さ」を思い出してもらう 3

34 ための瞑想や実習をします。 種から花が飛び出してくるように、みなさんの種の中から、いろいろなものを飛 び出させてあげてください。 それによって、自分に必要なものはすべて自分の中に、すでにあるのだというこ とをわかってもらえると思います。 自分を超えたところまで手を伸ばす必要はないのです。みなさんが 一番強く望む ことができるものは、すでに、みなさんの手の中にあります。 みなさんに必要なのは、ただ信頼し、行動し、遊ぶことです。 多くの人は、そうすることによって、自分をコントロールできなくなると感じま すが、そうではありません。 私達が 「執着を捨てて流れに任せなさい」というとき、別に、みなさん自身のカ をすべて宇宙に放棄してしまいなさい、といっているのではないのです。ただ 「コントロール」ということについていえば、「抵抗 (一生懸命やっているという 感じ)が感じられなければコントロールできていない」という定義づけをしてい る人がいるということです。 抵抗がま ったくなく、努力もなしに流れに乗 っているとき、それこそが、本当に

20 すべてを自分のコントロール下に置いているときなのです。 宇宙と 一体となっているというよりは、宇宙そのものとなっているのです。 後半では、みなさんの実際の人生の中の定義づけをいかに変えるかを深く見てい きます。 それでは、みなさんの数え方で十分から十五分後に、また、始めたいと思います。 その間の休憩を楽しんでください。 そして、もうひとつ。 休憩の間、遊ぶことを忘れないでください― みなさん、どうもありがとう。また、あとでお会 いしましよう。 ―十五分休憩― それでは、続けましよう。 今日は、ちょうど 「遊び」というテーマで話をしています。 ですから後程、みなさんをびっくりさせることがあります。 このまま、瞑想をやろうと思 っていたのですが、まず、みなさんの現実を定義づ ”

36 けし直す話をしましよう。 その後、遊びのマスター、すなわち遊びの達人と共に瞑想をします。 地球の遊びのマスター達が、彼らのエネルギーをみなさんと 一緒に瞑想の中に加 えてくれます。 敏感な人は、もうすでにこのチャネラーを通してみなさんに伝えられているエネ ルギーが、少し違ってきていることに気がついているかも知れません。 (言葉のトーンや話し方などのエネルギーが普段のバシャールと違う) この 「遊びのマスター」とは、みなさんの惑星の 「イルカ」の意識のことです。 イルカが人間と同じ種類の魂をも っていることを、みなさんは忘れています。 身体の形は違うのですが、何千年も以前に、みなさんの輪廻転生のサイクルとつ ながったことがあります。 そのつながりによ って、みなさんの多くがイルカとして生きたこともありますし、 イルカが人間として生きたこともあります。 た だ 、 一 万 年 程 前 の ア ト ラ ン テ ィ ス の 崩 壊 以 来 、 一 般 的 に 人 間 は 人 間 だ け に 生 ま れ変わるようになりました。 その地域で起きた否定的な破壊のために、みなさんの 「夢」が 「悪夢」にな って

20 37 しまつたからですc それ以来、みなさんは、今地球上で終わりを告げようとしている、否定的なカル マのサイクルに縛られるようになりました。 みなさんが、肯定的な考え方をするようになるにつれて、イルカ達の意識が再び、 みなさんと夢の意識の中でコミュニケーションできるようになってきました。 私達から見れば、地球には二種類の宇宙人が住んでいます。ひとつは 「人間」、 そしてもうひとつは 「イルカ」です。 みなさんは他の星まで宇宙旅行しなくても、自分の星の上で宇宙人に会えるなん て、素晴らしいですね。 ですから今日、最後の方の瞑想で、みなさんの 「夢の現実」と 「イルカの意識」 の交流が増すような瞑想を行 います。 それでは、続けます。 楽に座り直して目を閉じてください。 今回の三回のワークショップで毎回行う瞑想を始めます。

これは、子供の無邪気さを取り戻し、自分の中心を再び 「今」にも ってくる瞑想 賀 です。 そして、人生の中で体験するいろいろな状況を、自分の望むように再定義しやす くします。 この瞑想は 「第 一日目」と呼ばれる瞑想です。 すでに、この瞑想をやったことのある人は、すべては、毎回、毎回がまったく新 しい第 一回目だということを覚えておいてください。 繰り返しというものは存在しません。 毎瞬、毎瞬、みなさんはま ったく新しい人間なのです。 たとえ話ではなく、文字通りまったく新しい人間なのです。 では、始めましょう。 それでは、自分のまわりに真 っ暗な無限の 「虚空」を想像してください。 三回、大きな深呼吸をします。 (三 回 、 深 呼 吸 )

20 39 深呼吸をしながら、自分の身体が、エネルギーの柱になっていくのを想像してく ださい。 青く輝く、電磁気的な液体の光のエネルギーです。 宇宙の無限の彼方からやつてくるエネルギーの風が、あなたの中を流れているの を感じてください。 (会 場 に 、 外 部 か ら の 音 が 少 し 漏 れ 聞 こ え て い る ) この瞑想をするとき、なにも無視しようとしないでください。 自分の身体の中で感じるいろいろな感覚、そして外から聞こえるさまざまな音。 それらすべてを、瞑想の一部として取り込んでください。 この瞑想は、統合のための瞑想です。 分離のための瞑想ではありません。 偶然はありません。 この瞑想中に起きることは、何らかの理由で、すべて、あなたのために起きてい ます。

起きることはすべて、オーケストラの中に、もうひとつ楽器を加えるように、瞑 ω 想の中に取り入れていつてください。 そして、より深い場所へ自分を導いてくれる助けとしてください。 では、ひきつづき、自分のまわりの無限の虚空を見ます。 真っ暗なのですが、怖い感じはなく、深く自分を満たし、包み込んでくれるよう な空間です。 とても穏やかで平和な空間です。 呼吸を続けながら、次のような感覚を覚え始めます。 エネルギーの下の方に、足が形作られていきます。 そして、その足の下に、しっかりとした固いものを感じ始めます。なにか固いも のの上に足が立 っているような感じです。 まだ、すべては暗闇の中で、なにも見えないのですが、今できたばかりの足が、 その下にある地球の土を感じ始めます。 足の下に、その固さ、地球の大きさを感じ始めます。 あなたは、今、初めてこれらを感じています。 今、地球のエネルギーが足から上に向かって流れてくるのを感じます。

20 41 そのエネルギーが、足から頭の上まで昇ってくるのに従い、新しい肉体が結晶化 していきます。 透明な、結晶化された身体ができてきます。 地球のエネルギーが、温かく脈打ちながら身体の中を昇り、生きた血に変化しま す。 その血が、温かい穏やかな感じを、新しい身体の隅々まで運んでいきます。 身体の中の古い考えが、新しい考えに変わっていくのを感じてください。 そのエネルギーが、新しく結晶化された骨、結晶化された内臓を創り上げていく のを感じてください。 そのエネルギーが、身体の内臓すべてを温め、気持ちよくしていくのを感じてく ださい。 エネルギーが肺を通り、心臓を通 つて、そして、喉 へと昇 っていきます。 エネルギーがさらに昇 って、頭の中に溜まり、それが、結晶化し新しい脳になり ます。 あなたは、今、エネルギーに対して、透明でとどこおりがありません。 エネルギーを通す、つまりのないパイプとなっています。

42 それから、初めての目が結晶化しているのを感じてください。 それらが、なにか、ものを見るためのものだということがわかります。 そして、想像の中で目を開けます。 まわりはまだ暗闇です。でも、あなたは地球を感じています。エネルギーが身体 の中を駆け巡るのを感じます。 そして、自分が文字通り、地球の一部だということを感じます。 結晶化した目と身体を大きく開いていると、突然、暗闇が破られて遠くの山から、 まぶしいばかりの太陽が昇ってきます。 太陽は、この世で初めて、天国と地球を照らします。 空は無限に青く透き通 っていて、地球はみずみずしく緑に輝 いています。 空気が、初めてあなたの肺の中に入ってきて、あなたの目を覚まさせます。 その空気を、深く味わってください。 その空気を吐き出すとき、自分が洗われて浄化されているような気がします。 太陽が、あなたのハートの中で輝き、宇宙全体を照らしているのを感じてくださ あなたは、今、初めて、地球の上に立っています。

20 43 そして、地球初めての日を、今、あなたは見ています。 五感のすべてを駆使して、地球の豊かさを見てください。感じてください。 匂いを嗅いでください。味わってください。 新しい身体は、生まれたままで、なにも衣服はつけていません。自然のまま、こ の地球の土の上に立って、まわりを見ています。 その太陽の光の中に身を任せています。 光の波が、次から次へとあなたの身体の中を通り抜け、浄化します。 そこで、あなた自身も光でできていることに気がつきます。 あなたは無邪気で、そして、新しい存在です。 完全に鮮明な意識をも っています。 それでは、少し時間を使 って、地球を初めて感じてみてください。 意識を地球全体に広げてみてください。 地球は生きています。 おおきく、そして、身体 いつぱ いに深呼吸をします。 地球が生きているように、あなたも生き生きとします。

44 (三回、深呼吸) 時間と空間に、海の波のようにあなたを洗い流させてあげます。 時間と空間も、この物理次元で遊ぶために、あなたが創り出した玩具です。 そして、遊び場は 「今」と 「ここ」です。 みなさんは創造の申し子です。 それでは、ゆつくりと優しく肉体の目を開けて、それぞれのペースで、この部屋 に戻 ってきます。自分で居心地のよいペースで戻 ってきてください。 そして、子供が見るように、あなたも初めてこの部屋を見てください。 子供が見まわすように、初めて、まわりの人々を見ます。 驚きと好奇心の日で見てください。 なにも、 一見して判断できるような意味をも っていません。 あなたが、選択した意味を与えているだけです。 それでは、立ち上がって、新しい身体を思い切り伸ばしてあげてください。 身体のサイズが合っているかどうか確かめてください。

20 45 (笑 ) 思い切り仲ばして、遊ばせてあげてください。 今日、瞑想を始めたときの身体とは、まったく違う身体です。 まったくの新品の身体です。 それでは、座りたくなったら座ってください。 息を吸って、溜め息で出します。 (深呼吸と溜め息) では、続けましよう。 私達は自分自身で、人生の中のいろいろな状況に意味を与えているといいました。 「すべての状況は基本的に中立だ」ということを覚えておいてください。 どんな状況も、あらかじめ決まった意味をもっているわけではないのです。 みなさんがその状況に対して、自ら選択して与えた意味が、自分に対してどうい う結果をもたらすのかを決定します。

これを、先程 「自分の与えたものが、自分に戻ってくる」といういい方で表現し て ました。 みなさんが体験する現実は、これが本当の現実だ、と教えられてきた 「観念」に 関係しています。 本当の現実とは、あなたが自由に定義づけし、創り出せるものなのです。 みなさんは 「でも、バシャール。私がどう定義づけしても、みんなが住んでいる この一定した世界は変わらずに存在するじゃないか」というでしょう。 でも、それは、人々が集合的にテレパシーで同意をし、共に創り出している 「ゲ ーム」なのです。 それが自動操縦にセツトされていて、いちいち考えなくてもすむようにしている だけです。で、実際には、みなさんが創り出している世界です。 そして、みんなで信じることに同意した定義づけを使 って、その現実を支持し続 けます。 普通は、そのゲームをスムーズに行うために、ほとんどの人がそのゲームのルー ルに同意をしています。 ただ、個人的には、も っと自由が与えられています。

20 47 まわりの人にとって当たり前の現実でも、その中で、より自由な現実を見ている 人もいます。 これを 「泡の現実 (訳注 ̈大半の人が経験している現実の中にいながら、それら の人とは異なる現実をあたかも水の中の泡のごとく、少数の人が体験し始めるこ と。その体験している現実)」と呼んでも いいかも知れません。 その人達が見ているものは大抵 「本当ではない」と仮定されて、「頭がおかしい」 といわれてしまいます。 でも、それも現実です。本当の現実なのです。 ただ、集合的に同意されていない現実だというだけです。 「現実」は、みなさんが、これは自分にとって本当で正しい、と信じているもの 以上の現実でもなければ、それ以下でもありません。 たとえばだまそうと思 っているのでなければ、その人が見えると思 っているもの は、実際にそこにあるケースが多 いのです。 あなたには見えないからといつて、それが存在しないことにはなりません。 特に、小さな子供が 「見えないお友達」について話すときに、これを思い出して ください。

48 子供は 「今」に生きています。 そして、すべての次元を真実として受け入れています。 ところが、次第に自分で選択したゲームに集中できるように、自分がも っている ものの見方から、余分な次元を除外していきます。 でも、みなさんの現実の中で生きるために、現在、みなさんがしているほど極端 に他の次元を排除する必要はないのです。 みなさんの次元に、そんなに強くフオーカスする必要はありません。 今まではともかく、これからはそうです。 今までは、そういうことが必要なこともありました。 でも、今地球は、変革の時期に入っています。 ですから、自分のいろいろな部分をもっと受け入れていつてもいいのです。 そうすると、ときには 「そこにないもの」が聞こえたり見えたりするかも知れま せん。 でも、心配しないでください。 気がふれたわけではありません。 人に頭がおかしいといわれることを心配する必要もありません。

20 この変革の時期において、それらの異なる次元に見ているものを、どのようにこ の次元に応用できるのか、そのためにはどのような道具が必要なのか、を理解す ることが大切です。 異なる次元を見ることができて、この次元に応用できない人達は、クレイジーと いわれます。 異なる次元を感じることができて、この次元に応用できる人達は、天才といわれ ます。 天才とクレイジーの違いは、前者は、人とのコミュニケーションのしかたを知っ ていて、後者は知らないということです。 前者は、統合された立場から物事を理解していて、後者は、分離した立場からし かものを見ることができないのです。 ですから、みなさんの遊ぶ力を解放するときには、少しは、はじやがせてあげて ください。 自分がやっていることが、まわりの人の目にどんなふうに映るのだろうかと気に しすぎないように。 自分が統 一性を持ってベストを尽くしているとき、まわりの人があなたの行いを つ

50 どのように見るかまで、みなさんが責任をも つ必要はありません。 こ の 「統 一性 」 と は 、 次 の よ う な 意 味 で す 。 「すべての人は、その人自身を含めて誰も傷つけずに、その人の望むどんな現実 も創り出していくのに必要なパワーをすでに持っている」ということです。これ ら を 、 ま っ た く 疑 い も な く 知 っ て い る 状 態 が 「統 一 性 」 で す 。 それがパワーです。悟りです。マスターするということです。そして、遊びです。 ですから、いろいろな状況に出会 ったとき、あわてて今まで自分が学んできた定 義づけで解釈しようとしないでください。 起きている状況にはなにも意味がない、ということを思い出して、まったく初め て、その状況に出会ったと考えてみてください。 特定の意味を与えないでください。 そして、次に、その状況の中のすべての要素に、あなたが与えたい意味を与えて ください。 もし、なにも思いつかないのなら 「私は肯定的な人間だから、ここに起きている ものも、きっとすべて、肯定的な意味があって起きているに違いない」と考える のもいいでしょう。

20 51 すると、そこで起きていることは自分の人生を邪魔するものではあり得ず、なに か肯定的なものを加えてくれるものだとしか考えられません。 そして、その状況の中に自ら踏み込んで、どのような素晴らしいものを自分にも たらしてくれるのか、見せてもらつてください。 もし、あなたが肯定的なものの見方をする人間であることを選択していれば、万 が 一、他人が否定的な意図をも ってあなたになにかを行 っても、あなたは、肯定 的な結果しかそこから得ることはできません。 その人の意図がどんなものであ ったにせよ、あなたの周囲にあるエネルギーの泡 を通るとき、フィルターにかけられ、肯定的なものに変わ って、あなたに到達し ます。 だからといつて、あなたに対して、否定的な意図をも って行動を起こしてくる人 に対してそのまま我慢しろ、というのではないのです。 その人の否定的な行動を許せ、といっているのでもありません。 ただ、そういうときでさえ、無条件の愛をもってその人と接することによって、 自分自身も、そこから肯定的な好ましい結果を得ることができる、ということで す。

52 もしかすると、相手もなにか肯定的なものを得られるかも知れません。 「どんな状況からも肯定的な結果は得られるのだ」ということを信頼して、肯定 的な結果を探し、自分にひきつけてください。 みなさんは、命をも った光によ って創られています。 すべてのものを変える力をもつています。 私達の文明では、現在ではお互いにテレパシーでコミュニケーションをしていま す。無条件の愛をもって人と接触するとき、あなたの波動が相手の波動と共鳴し 始めるのです。 そして、相手を 「知 っている」状態になります。 無条件の愛が宇宙の基本的な調和の波動なのです。 自分を、その無条件の愛の波動に共鳴させてください。 すべてが可能になります。 私達の文明は、すでにテレパシーの文明に入ってしまいました。 以前は私たちも使 っていましたが、もうみなさんのように話し言葉、書き言葉、 それにボディランゲージも使ち ていません。 でもまだ、なごりは残 つていて、時々、好奇心からみなさんとこうして声で分か

20 53 ち合ったりすることがあります。 私達の世界は、私達の古代の言葉で 「エササニ」と呼ばれていることを以前話し ました。 「ササニ」という言葉は、人々そのものを指し、単に 「生きている光」という意 味です。 「エササニ」は 「生きている光の場所」という意味になります。 これは、みなさんにとっては、まったく重要ではないのですが、分かち合いの一 部として、今まで一度もやったことのないことを、ここでやつてみます。 もし、通訳の人からチャネルの手に紙と鉛筆を渡してもらえれば、それに 「エサ サニ」という言葉を、私達の古代語で書いてみます。 紙と鉛筆がくるまで、少し待ちましよう。 (ス タ ッ フ が 紙 を 持 っ て く る ) では、通訳はみんなに後で説明できるように見ていてください。

54 (「エササ ニ」と いう文字を書く) 通 訳 「二」が紙からはみ出してしまいましたが ・・ (笑 ) 「工」が 『〇』。 「サ」が 『∞′』。 「二」は 『ρ』ですね。 置いておきますから、後で見てください。 バシャール 「サ」というのは、光そのものです。 「エササニ」という惑星の名前を省略して、「∽」の部分だけを書き、二つの円の 下にアンダーラインをして表すこともあります。 これに対して質問があれば、後でしてください。 チャネルの記憶の中にも、このシンボルを残しておきますから、後で、彼 (ダリ

20 55 ル)に、もっとはっきりと書いてもらうこともできます。 それでは、先程もうひとつ驚かせることがあるといいましたが、そのイルカの夢 の瞑想をしましよう。 では、リラックスして目を閉じてください。 自分が大きな光の海の中に漂っていると思ってください。 電気的な青く輝く液体の光です。 これが、宇宙のすべてのものを結ぶ光の海です。 私達のすべての意識をつなぐ光の海です。 私達の集合意識からなる光の海です。 この字宙全体は、ひとつの意識からできています。 このひとつの意識は自らを、無限の側面を創造することによって認識しています。 そして、瞬間々々を遊ぶ力によ って、自分自身を表現します。 そのエネルギーの海を、深く呼吸してください。 みなさんの 「夢の現実」の世界へ、扉を開いてください。 みなさんの人生は 「夢」によ つて創られています。 夢が本当の人生なのです。

56 すべての現実は夢で、そして、すべての夢は現実です。 行きたいところへ行きたいときに行けるように、物理次元と非物理次元の間の壁 を溶かしてください。 すべての夢が、ひとつの夢となるように・・・。 そのひとつの夢があなたの夢になるように。・・。 すべての夢は現実です。 唯 一の真実は、小さな真実をすべて寄せ集めたものです。 この世に存在するすべてのものは、創造そのものが、無限の角度から自分自身を 見つめるためのひとつひとつの日です。 みなさんひとりひとり、そして、私達ひとりひとりは、その無限の単なる 一側面 でしかありません。 (こ の 後 の 部 分 、 イ ル カ の 意 識 ) くる日もくる日も、私たちはみなさんと 一緒に夢の中で泳いでいます。 記憶の扉を開けて、この夢の現実の世界で 一緒に泳いで遊びましよう。 私たちは、海に住むみなさんの兄弟です。

20 57 そしてみなさんは、私達の陸に住む兄弟です。 私達のみなさんに対する愛をハートで感じてください。 私達はみなさんを忘れていません。 そして、みなさんも私達を忘れないでください。 自分自身を思い出すことによって、私達を思い出してください。 夢の中で泳いでください。 現実の中で夢を見てください。 夢を生きてください! もつと、もっと、自分自身を生きてください― 私達の愛と宇宙の愛を受け取って、体中にまわしてあげてください。 そして、自分の夢のエネルギーを呼吸してください。 (深呼吸) このエネルギーの海は無限です。 いつも、すべての人に充分なだけあります。

58 あなたが乾いてしまうことはありません。 永遠はすべてあなたのものです。 あなたは、「大いなるすべて」そのものなのです。 軽やかになり、、悟ってください。 そして、 一番大切なことは、自分に笑わせてあげることです。 笑って、遊んでください。 どうもありがとう。 (バシャールに戻る) みなさんは、すべて喜びに満ちた子供です。 目を開けて、自分を楽しんでください。 目を開けて、宇宙をエンジョイしてください。 今日、このような形でみなさんと 「遊ぶ」ということについて、話をさせていた だいて感謝します。 それでは、なにか分かち合いたい人、または、質問がある人は、手をあげてくだ

20 59 Q さいc Q l(女) (「思い出す」の 「Q 3」と同じ人) あなたにお会 いできて、大変感謝しています。 バシャール あなた自身の意識の反映を発見してくれて、どうもありがとう。 Q l 今、 一番ワクワクしていることは、テレポーテーションについてなのですが。質 問したいことは、さっき、あなたが・・・。 バシャール あなたがまだここにいて、よそにテレポートしていないことが不思議ですね。 (笑) まだ、子供なのでわからないのです。

QQ 60 バシャール ちょっと待ってください。 「子供のような」というのと 「子供っぽい」というのは違います。 はい。 バシャール 続けてください。 先程あなたが、家を持ちたいという人の例を出したように、そのときそのときワ クワクしていたら、それが私のワクワクしているテレポーテーションにつながる のですか? バシャール 可能です。 そうすることが、あなた自身にとって、そして、まわりの人にとっても 一番いい ことであれば、そうなるでしょう。 わかりますか?

20 61 QQ バシャール 必要あるかも知れませんし、必要ないかも知れません。 自分に一番必要なものを、自分でひきつけます。 自分のまわりに来ている、レビテーション (浮遊)やテレポーテーションに関す る情報に耳を傾けていてください。 バ シ ャ ー ル そして、情報を耳にしたら、そこへ行 って、実際に実験している人の波動を感じ てください。 はい。 そして、質問したかったのは、特別なレツスンが必要かどうかということです。 はいc 夢の中で自分のアストラル体に、その指導を仰いでみてください。 あなたのアストラル体は、すでにいつでも、どこにでも好きなところにテレポー トできます。

62 夢に聞いてみてください。 もうひとつ、覚えておいて欲しいのは、そこに到達するまでの道もその結果と同 様に、あなたにとっては大切だということです。 ですから、忍耐を失わないでください。 もちろん、忍耐強くなる必要もないのですが。 忍耐強くなければと思うと、逆に耐えられなくなります。 今に生きて、起きていることすべてを楽しんでいるときは、なにかもっといいも のが来てくれるのを待 っているわけではありませんね。 そして、そういうときには忍耐も必要ありません。 テレポーテーションが、今のあなたを 一番ワクワクさせるのだとしたら、まわり に起きることすべてが、あなたをそこに導いていくものとなります。 あなたが自分自身にテレポートするのを許したとき、その間に得た情報や体験し たことが、テレポーテーションに必要な自信やコントロールを与えてくれます。 それによ って、ただ、その場所から消えて、宇宙全体をわけもわからず飛び跳ね るのではなく、自分の行きたいところにま っすぐ正確に行けるようになります。

20 63 Q わかりますか? はい。どうもありがとうございました。 バシャール 分かち合 ってくれて、どうもありがとう。 Q 2(女) こんばんは。 たくさん、聞きたいことがあるのですが。 バシャール たくさんの人が質問できるように、ひとつかふたつに絞ってください。 自分で一番大切だと思うものを選んでください。 その中に他に聞きたい質問の答が入 っているかも知れません。 すべての答はあなたの中にすでにある、ということを覚えておいてください。 ここで私が話していることで、みなさんが知らないことはひとつもありません。 みなさんが、すでに知 っていることを思い出させているだけです。 それでは、続けてください。

Q 2 の今 、地球は変革のときに入っているといいますけれども、アメリカインデイアン “ いい伝えの中に 「偉大なる浄化の日がくる」というのがあります。 バシャール それが、今起きていることです。 Q 2 それから、ロンドンにマイトレーヤが出現して、大宣言の日がくるという話があ るのですけれど ・・・。 バシャール ちょっと待ってください。 これは、みなさんに対してのひとつの提案なのですが、名前をあげて 「あの人が こういうことをするからよく見ていよう」とか 「彼こそが救世主だ」とか、ある 特定の個人をあげて表現されている部分にあまり焦点を合わせない方がいいでし よヽつ。 ある特定の個人が、光の部分や人のもつ本質をみんなに見せてくれることはあり ます。 でも、そういう人をただ追いかけるだけの信奉者にはならないでください。

20 65 その人と一体になってください。 今回の変革は、みなさん自身が仏性を見出し、キリスト意識となり、救世主の光 になること、すなわち 「本来のあなた」になることなのです。 ですから、そのように光り輝く素晴らしい人を見つけたら、ただの信奉者になら ないで、自分もその人と 一体になってください。光になってください。そうすれ ば、あなた自身の変革と浄化を最も肯定的な形で実現できます。 Q 2 そ の 変 革 が 起 こ った と き に 、 肉 体 を 持 っ て い る も の は 影 響 を 受 け る と 聞 い た の で すが、肉体を持 っていな い魂も影響を受けるのですか? バシャール 魂もある程度は影響を受けますが、それよりも理解して欲しいことがあります。 あなたは先程から 「それが起きたとき」といつていますが、実際には、今、それ が起きているのです。 その真っ最中に、あなたはいるのです。 みなさんの時間で四十年、五十年前からもう始ま っているのです。 たぶん、あと四十年から五十年は続くでしょう。

66 その中には、ゆったりとした変化もあれば、急激な変化もあります。 個人的な変化もあれば、全体的な変化もあります。 そして、あなたがどのようにその変化の中を抜けていくかは、あなた自身のエネ ルギーによります。わかりますか? Q 2 あと、瞑想を始めると、頭が後ろにグッと引っ張られたような感じになるのです けれども、それは、放 っておけば いいのですか? バシャール あなたはどうしたいのですか? Q 2 わからな いんです 。・ バシャール では、想像力を使ってみてください。どうしたいのでしょうか? これが、先程からいっている、あなた自身も参加するということです。 共同創造主になるということです。 ただ、そこに座 っていて、すべてを与えてもらおうとするのではなく、自分でな

20 67 にをしたいかを決めることを始めてください。 座 っていて、ただ受け取るだけで楽しいのであればそれもいいでしょう。 でも、みなさんのイマジネーションが動き始めて、なにかをやりたくなったら、 そのエネルギーに対してなにか行動を起こしてください。 あなたが感じているそのエネルギーをどうしたいか、想像できませんか? それとも、あるにはあるけれども大した考えではない、と思っているのでしょう か? Q 2 いや、私は、エネルギーがあるのだったら、地球の天候とか、他の生物との共存 とか、そういうことをもっとうまくするために使いたいと思っているのです。 バシャール どういうふうに? どういう形で? どういう形でそのエネルギーを使えば、 一番楽しくワクワクできるでしよう? Q 2 私自身は、自然の中を歩いたりするときにヮクワクします。

は い 68 バシャール もっとワクワクしたら、今度はそのエネルギーをどうしましよう? そのエネルギーをどうしたらいいか、自分で考えたことがありますか? どのように、それを他の人と分かち合いたいですか? みなさんはすべて、分かち合うためにここにきています。 どう役に立つように使いたいでしょうか?・ どう分かち合いたいでしょう? どういうふうに楽しみたいでしょう? あなたが自然の中を歩いていてワクヮクするのでしたら、もしかすると、他の人 もワクワクするかも知れないですね。自然の中を散歩するのに、他の人も 一緒に 連れていってあげることもできます。 別に、これをやれというのではなくて、ひとつのアイディアですが。 しかし、そうしたエネルギーを、どう使らたらいいかという、ひとつの例にはな ります。 Q 2 どうですか。今度は、自分で考えてみてください。

20 69 バシャール なにかいいアイデイアはないですか? Q 2 ちょっと、今、思いつかないです。 (笑) バシャール そんなに謙遜をしないでください。 あなたにも考えられます。 そのエネルギーを感じながら、想像力を働かせてください。 そのエネルギーを感じたときのことを思い出してください。 思い出すということは、そのエネルギーを、今、自分に取り戻すことです。 そのエネルギーを感じながら、それを、どういうふうに使いたいでしょう? (お ど け た 絶 望 的 な 声 で ) なにかひとつ、なにかひとつでいいから ・・・教えてください。・・。お願 い。・・たったひとつでいいですから・・・!

70 Q 2 (笑) あなた自身が、なにかしたいと啓発されませんか? どんな方法でもいいのです。 どうでしょう? バシャール 「それについて」考えないで、ただ、なにをしたくなるかを口に出してみてくだ さい。 考えに邪魔をさせないでください。 なにをしたいかを口に出してみてください。 なんでもいいのです。 Q 2 え―と 。・・。

71 バシャール ただ、いってみてください。 なにもしていないところが見えていますか? それとも、自分で見ているものが、ちょっと、バカげたことだなと思ったりして いますか? Q 2 いいえ。そういうことは考えませんが。 バシャール では、なにも見ていないということですか? Q 2 う―ん 。・ バシャール 今、自分の身体にそのエネルギーを感じさせてあげていますか? Q 2 今、ちょっと、感じていません。 o2 バシャール 私は、それを答として認めません。

72 私は、これから非常に頑固になります。 (笑 ) バシャール あなたが、エネルギーを感じることができないということを、私は認めません。 今、あなたが 「感じないこと」を選択していることは信じます。 そのエネルギーを今感じてあげることについて、なにか都合の悪いことはありま すか? みんなの前でやることは、恥ずかしいですか? Q 2 そんなことはないです。 バシャール では、感じさせてあげてください。 どんな感じだったか、今、思い出していますか? それはできますか? それを実際に感じたとき、どんな感じだ ったかを思い出すことはできますか?

20 Q 2 できません。 バシャール それを思い出せなかったとしたら、どうして、こうした話を始めることができた のでしょう? Q 2 はいc 話しているときに思い出さずに、なぜこうした話ができたのでしょうか? 最初は、思い出していたでしょう? バシャール それをやってくださいといっているだけです。思い出してください。 思い出すことは、今、そのエネルギーをもつことと同じです。だからといって、 まったく同じように感じられなくてもいいのです。 ただ、少し感じれば充分なのです。 それでは、それを感じていたときのことを、ちょっと、イメージで描いてみてく ださい。 あなたは、どこにどのように座 っていましたか? それとも、立 っていました 乃

74 か? どんなところにいたのでしょう? Q 2 え―と、山の中を歩いていました。 バシャール いいですね。 山の中、素晴らしいです。 Q 2 はい。 もし、そこがいいのでしたら、自分のイメージの中でそこにいるところを思い出 してください。 森の中を歩いているところを想像できますか? バシャール そのエネルギーは、あなたになにを啓発するでしようか? どれか特定の本が、あなたの目をひきますか? それとも、道にある石ころを拾いたくなりますか? そのエネルギーの中にいるとき、なにをしたくなるでしよう?

20 75 今 、 体 験 し て い る こ と を 、 私 に 教 え て く だ さ いc Q 2 そのときには、樹齢七千年だか、何千年だかの本を見に行 ったのです。 バシャール それを見たときに、なにをしましたか? お話をしましたか? Q 2 まわりを歩いて、おでこをくっつけましたc バシャール なにを感じました? Q 2 なにか、大きくて、温かいものでした。 バシャール あなたの中では、どんなことを感じましたか? Q 2 (思 い 出 し な が ら ) う ― ん

76 バシャール 気持ちがいいとか、なにか懐かしい感じがしたとか。 Q 2 そう。懐かしくて、ホッとしたような感じでした。 バシャール 自分自身について、なにか学ぶことはできましたか? もしくは、本について、なにか学ぶことはできましたか? この世界について、なにか学ぶことはできましたか? Q 2 木が、人間にと つても、とても大切な存在だということに、それから気がつくよ うになりましたc バシャール そうしたメッセージを、他の人と分かち合いたいと思いますか? Q 2 はい。 バシャール なぜ?

20 Q ン ヤ I 2ル は い Q 2 誰もに、それが大切だということを感じられるからです。 あなたにと って、どうしてそれが大切に感じたのでしょう。 木が破壊されていると思 っているからですか? バシャール だつたら、なぜそういってくれなかったのでしょう? 回り道をしましたが、もし、それがあなたを啓発するのでしたら、結局あなたが 一番ワクワクすることというのは、本が保存されるように、まわりの人に 「木を もう少し大切にしましょう」というような話をすることではないのですか? Q 2 はい。私もそう思います。 バシャール では、なぜ、あなたはそれをやっていないのでしょう? なぜ、自分でそれをやらないで、そしてまた、そういうことをすでにやっている 7

バ ン ヤ | ル 人達と 一緒に行動していないのでしょう? Q 2 最近、そういう人と知り合って、これから始めようというところなのです。 Q 2 はいc どうもありがとう。 では、自分で 一番ワクワクすることを、もうやっているわけですね。そして、瞑 想の中での、そのエネルギーを啓発された目標に向かって使っているわけです ね? 違いますか? バシャール では、それ以外にそのエネルギーにどんな目的があればいいのでしょう? 他に目的が必要ですか? Q 2 必要ないと思います。

79 バシャール では、その瞑想の中で出てきたエネルギーの使い道としては、それで充分です か? Q 2 はいc バシャール もし、途中で、も っとワクワクするようなものが出てきたら、その瞑想のエネル ギーを、そちらの方にも使 つてくれますか? Q 2 はいc バシャール ということは、あなたがすでに知っていて、正確に行動に起こしていたことしか、 私は話しませんでしたね? Q 2 そうなのかも知れません 。・・c o バシャール 自分自身を信頼しないのですか? 2

80 自分がなにをしているか知 っていることを信頼しないのですか? Q 2 信じているんですけれども、時々、心配になったりします。 バシャール そこで、心配と疑 いが入 ってくるわけですね。 心配や疑いは、もう古い観念で、自分のまわりに創りたい現実とは、まったく関 係ありません。 自分の現実の中に欲しくないものは、わざわざ信じないでください。 喜びより、心配の方が力をもっていると思って行動を起こさないでください。 具体的になにを心配しているのですか? Q 2 (考えて) バシャール 経済的なことですか? Q 2 それもありますけれども。

20 一番、不安になってしまうときは、病気になったときとか、そういうときです。 バシャール どのくらい、病気になったときですか? Q 2 風邪をひいたときとか、そういうときには、よくわからなくなってしまいます。 バシャール 風邪というのは、よく、自分を無理させているときに、休ませるためにかかった りします。 自分自身を、自然のペースで行動させてあげれば、わざわざ風邪をひく必要はあ りません。 でも自分を疑 ったり、心配を引き起こすようなことをしたりしているときには、 何らかの方法で自分のペースを落とします。 そしてそれを、よく 「風邪」という形でやったりします。 ですから、自分に瞑想する時間をと つてあげて、自分の中のバランスを取り、よ り明瞭になるための時間を創 ってあげてください。 そうすれば、新しいインスピレーションが出てきて、それに従 ってまた、先に進 ‐8

82 めます。 今は、確かに混乱のときでもあります。 英 語 で 混 乱 は o8 ‐「“∽】o●で す ね 。 で も 、 そ れ と 同 時 に 文 字 通 り oo‐”“∽一o● (融 合 )、 す な わ ち 、 あ な た の 中 の 大 き な 部分との融合のときでもあるのです。 わかりますか? Q 2 はい。 バシャール それでは、私達の代わりに 「木」によろしくいつておいてください。 Q 2 どうもありがとうござ いました。 Q 3 (女)(緊張気味に)ありがとうございます。 こんばんは、バシャールさん。

20 バシャール あなたにも、こんばんは。 そんなに、緊張しないでください。 Q 3 今日の質問は私のことではなくて、私の祖父のことなのです。 彼は食欲はあるし、身体は動くのです。 祖父は八十三歳です。 バシャール 私から見ると非常に若いですね。 私は地球の年で考えると百七十歳です。 Q 3 あ、そうですか― (笑 ) それで、もう三年程前から、右半身が痺れていて、手もうまく動かせなくて、身 体が重いそうなのです。

「病は気から」といいますから、私はバシャールの本も読んでおりましたので、 48 とにかくその病気を治すために 「なにか楽しいことをしたら」とアドバイスした のです。 それで 「今やりたい、ワクワクすることはなんなの?」と聞いても、「なにもな い」というのです。 本当は、書道をやりたかつたらしいのですが、手がうまく動かないからできない というのです。 バシャール もうひとつの手は? Q 3 「も う ひ と つ の 手 で や っ た ら 」 と い つ て も 、 「で き な い 」 と い う の で す 。 バシャール なぜ、できないのでしょう? Q 3 そうなんです。「もし、なにかやりた いのだ ったら、写真など簡単だから、ボタ ンを押すだけだし、どう?」といっても、「そうだな。そこにある植木を撮ろう

85 か」とはいうのですけれども、「それを撮るには、その植木を動かさなくてはな らない。それが、できない」というのです。 バシャール 他の人が動かしてあげることはできないのですか? Q 3 それは、私と祖父が二人で話していたことで、ちょうど、今日のことなんです。 他の人はそのことを知りません。 私は仕事もありますし、ずっと祖父の側にはいられないのです。 バシャール ちょっと待ってください。 質問は、なんでしょうか? Q 3 質問は、もし私でしたら ・・・。私もそういった体験をしたことがあるのです。 身体がうまく動かなくても、たとえば勉強とか 。・・。 o2 バシャール 質問は、なんなのでしょう?

86 Q 3 だから ・・・。 バシャール 前置きを抜かして、質問はなんですか? Q 3 私だったら、まだ、若いからかも知れないけれども、その自分の、治したいとい う気持ちで、病気を治すことができるのです。 でも、祖父の場合は、もう、やる気を全然なくしてしまって、楽しいことがない というのです。 バシャール 「意図」がすべてです。 他のいい方をすれば、本人がしたいという意志がなければできません。 そして、彼にその意志をもつことを選択しろと押しつけることはできません。 彼の身体の硬さは、意識の硬さを反映しているのかも知れません。 でも、もし、彼がそれを選択しているとしたら、あなたにできることはただ、無 条件に愛してあげることだけです。 もうひとつ、覚えておいて欲しいのは、彼も永遠なる存在で、そして、永遠の力

20 87 をもっている存在だということです。 そして、いつか、何らかの方法で、彼は自由になるということです。 わかりますか? Q 3 それは、死ということですか? バシャール それが彼の選択かも知れませんが、私には、今、わかりません。 でも、死も終わりではありません。 それは、ただ、ひとつの変化にすぎません。 家の中のひとつの部屋から次の部屋に行くようなものです。 わかりますか? Q 3 わかりますけれど バシャール でも、でも、でも、なんなのでしょうか?

バ ンン ヤヤ || ルル 88 Q 3 わかりますけれど、やつぱり一生懸命生きて欲しいのです。 バシャール なぜ、彼に生きて欲しいのでしょう? Q 3 う―ん おじいさんがそういうふうに生きないと、彼のことを同じように愛してあげられ ないのですか? Q 3 そんなことないですけれども ・・・。 寝ているだけではなくて、なにかをやつて欲しいのです。 私は、彼が死ぬといっているのではないのですが、死ぬことも、ひとつの行動で すね。 別に、それが彼の選択だといっているわけではありませんが、彼のもつ観念が、 彼の肉体を相当遠くまで連れていってしま ったのかも知れません。

20 89 常に、瞬時にそれを変えられる可能性はあります。 ただ、それは絶対的に彼の意志である必要があります。 彼の選択でなければなりません。 そして、よく見て欲しいのですが、あなたのいい方を聞いていると、彼に、「私 のために生きて欲しい」といっているように聞こえます。 「彼自身のために生きてほしい」というふうに聞こえないのです。 それが、本当の愛でしょうか? いっていることが、わかりますか? Q 3 では、彼のためには私はなにをすればいいのでしょうか? バシャール 先程いったように、まず、無条件に彼を愛してあげます。 そして、あなたが考えていることや、いろいろなアイディアがあれば、彼と分か ち合ってあげてください。 彼が実際になにをするかは、自立した人間として、彼自身に決断をさせてあげて ください。

そ れ と は 別 に 、 一 日 に 十 分 間 、 三 回 、 次 の よ う な こ と を や っ て 痛 み な ど の 彼 の 症 o9 状をやわらげることもできます。 十分間、青白 い電磁気的な光を彼に送るのをイメージします。 そして、彼を光で包みます。 Q 3 私がですか? バシャール そうです。 あなたが、彼を自分のイメージの中で想像します。彼にその青白い光を送って、 彼を包みます。 それを、十分間、 一日三回やります。 ここで大切なのは、彼に起きている状況の 「弱さ」ではなく、「強さ」の部分を 見てあげることです。 そうでなければ、その状況の否定的な側面にエネルギーを送 って強化しているこ とになります。 「あなたは、自分ではなにもできない弱い人です。だから、私はこの青白い素晴

91 らしい光をあなたに送 ってあげているのです」では逆効果になります。 こうすると、あなたはテレパシーを通して、彼がその光を有効に使う能力を奪 っ ていることになるのです。 そうする代わりに、今度は青白い光を無条件の愛とともに 「おじいさんは強い人 で、このエネルギーを 〃おじいさん自身にと って′′ 一番ベストに使えることを私 は知 っています」といいながら、彼に送 ってあげることができます。 私の愛しい子よ、わかりますか? これを頭に置いて、夢を見てください。夢の中できっと、いろいろなアドバイス が得られるでしよう。 私達の残り時間が短くなってきました。 そろそろ、行く時間です。 Q 3 どうもありがとうござ いました。 o2 バシャール 私達の、無条件の愛をみなさんにお贈りします。

明日のワークショップは 「演じる」というテーマで、今まで話してきたことすべ 29 てを、みなさんの現実にどのように直接応用していくか、その方法を共に見てい きます。 それでは、愛と笑 いをみなさんに贈ります。 ごきげんよう。

21 1989年4月 11日

94 バシャール みなさんが創造している時間の中で、今日は、いかがお過ごしですか? 今日、今、この時間のみなさん、お元気ですか? (... ・← イェス、ノー、まあまあ、どれでしょう? (イ エ ス ) 答えてくれてどうもありがとう。 こうした交流の大きな目的のひとつは、みなさんの中から自分の答を引き出すこ とです。 また、いろいろな状況の中に飛び込みたくなるような好奇心、やる気、新鮮な驚 きを、より大きくさせることです。 そしてさらに、それらの状況を百パーセント体験して生きていくということです。

21 95 今日のワークショップのテーマは 「アクテイング」「演じる」です。 百パーセント、演じて、なりきり、そして生きるということです。 または、できるだけ疑いの気持ちをもたない状態で、洸惚感に満ちて行うという ことです。 「演 じ る 」 と は 、 次 の よ う な も の で す 。 三つのステツプに分けてみましよう。 無論、想像力すなわちイマジネーションが関係してきます。 感情も関係します。 それから肉体が関わります。 流れるような関わり合いの調和の中で 「見て」「感じて」そして 「行動して」、す なわち 「演じて」いきます。 最初にいったイマジネーションとは、次のようなものです。 みなさんのまわりにある現実は、すべてみなさんのイマジネーションから創られ ています。

想像力とは、みなさんのまわりの物理的現実を創る設計図のようなものです。 69 想像力の中にある観念によって、みなさんがどのようなタイプの物理的現実を体 験するかが決まります。 イマジネーションの次元に、自分自身のセルフ・イメージがあります。 自画像のあるところです。 みなさんの 「現実」という絵があるところです。 「現実にはこんな可能性がある」という、今まで教わったことが絵になっている 部分です。 もしくは 「現実はこうあるべきだ」というイメージがあるところです。 これから話を進める前に、ひとつ大切なことを強調しておきたいと思います。 基本的には 「すべきだ」とか 「すべきでない」というものは本当は存在しません。 みなさんは、なんでもできますc 自分で望むことはすべて、可能です。 ただ、想像したからといつて、それがこの次元の現実に、すぐには表れないこと

21 97 もありますc たとえば、自分は身長六メートルで、腕が六本、そして青い皮膚を持ちたいとい う想像はできます。 無論、それは不可能ではありません。 でも、みなさんが自らを押し込めようと選択したこの次元の中では、確率的には 非常に難しいものです。 今みなさんの存在する、この次元に生まれるのを決めたとき、 一応ここでの 一般 的なルールで遊んでみよう、ということを自動的に決めています。 ですからこうした 一般的なルールを変えるのは、その中にある細かい他のルール よりも少し難しいといえます。 一般的なルールは、自分でいちいち考えなくてもすむように、自動的にできるよ うにと、みなさんが創ったものですから当然ですね。 みなさんが体験しているこの種類の肉体は、毎瞬々々、意識的にどんな形の存在 になろうかと考えなくても、ある程度決ま った形で継続していく能力が備わ って います。

私達が今まで遭遇したいくつかの文明では、このルールが適用できないところも 89 ありました。 そこでは人々が考えること、ひとつひとつによって、彼らの物理的な形が劇的に 変わってしまいます。 彼らと話しながら、同じ存在に話をしているのだとわかる方法は、ただひとつ、 その魂が出している固有振動数、すなわち波動によ ってのみです。 みなさんもなにを考えるかによ って肉体は変わりますが、も っと小さな変化しか 起きません。 みなさんは、自分が考えていることによって、あまり急激に変わらないように、 ある程度連続する肉体の次元を選択しています。 ただ、本当はみなさんが今まで教えられてきたよりは、も っと自由がききます。 みなさんの中には、自分で思つたことによって、肉体レベルでずいぶんと劇的に 変わつたという経験を何回かしている人もいると思います。 ときには、自分の中でいろいろな変化が起きたあとに、次のようにいわれたりし ます。

21 99 たとえば、音の友達に会ったときに、その友達にこういわれるのです。 「なんだかよくわからな いけれど、昔 の君と違うね」と。 ときには、古い友達があなただと気がつかないくらいに、骨格まで変わってしま うこともありますc みなさんのイマジネーションの中で起きている考え方が、劇的に変わったとき、 こうしたことがよく起きます。 身体がゆっくりと変わるにせよ、急激に変わるにせよ、細かく見れば、毎瞬々々、 みなさんの考えることによって、 一瞬前のみなさんと、この瞬間のみなさんとは まったく違う人なのです。 私が、みなさんは毎瞬々々まったく違う人だといっているのは、ひとつの考え方 ではなく、本当に文字通り変わっているということです。 鏡の中の自分を見ても、五分前と変わっていないと思うかも知れません。 でもそれは、鏡で自分を見たときに、みなさんの魂がこれは同じ魂だ、と肉体レ ベルでわかるように維持している 「自分は連続した存在である、という幻想」な のです。

す な わ ち 、 肉 体 が い く ら 同 じ よ う に 見 え て も 、 み な さ ん は 、 毎 瞬 々 々 、 文 字 通 り 、 o o‐ 物理的にも、ま ったく違う人間です。別人なのです。 ほんの少し違う考えをも った、同じ人間ではありません。 ひとつか二つの考えが変わるとき、もうみなさんはまったく違う人間になります。 何回も、何回もオウムのように繰り返したくはないのですが、次に進む前に、こ れは、みなさんに 一番理解して欲しい大切なことです。 「毎瞬々々、自分はまったく違う人間なのだ」ということがわかり始めると、毎 瞬々々、自分の望むものをなんでも、より自由に創造することができるようにな ります。 毎瞬々々を、常にゼロから出発することができます。 すると、自分で頑なに信じようとしない限り、過去に起きたことによって、今の 自分を左右される必要がなくなります。 みなさんは今まで教えられてきた程、強く過去に縛られているわけではありませ ん。 本当はみなさんが思 っているより、も っと柔軟性があります。

21 みなさんは、時間と空間に縛られてはいません。 時間と空間も、みなさんが創り出したひとつの概念です。ひとつのものの見方な のです。 「人 は 時 間 と 空 間 に 縛 ら れ て い な け れ ば い け な い 」 と い う ゲ ー ム を 、 み な と 一 緒 にしなさい、と教えられるまでは、みなさんはこれらのものに影響されていませ んでした。 みなさんが性格を溶かすことを学ぶと、今度はそれを自分の望む好きな形に創り 上げることができます。 みなさんの性格は、まさにキットの中の部品のようなものです。 ちょうど、ジグソーパズルのひとつひとつのパーツなのです。 それぞれの台本によって、そのジグソーパズルのひとつひとつのパーツを、無限 の組み合わせで、組み合わせることができるのです。 みなさんの性格は、基本的には三つの要素から成り立 っています。 三つの角のあるプリズムのようなものです。 ガラスのプリズムが自い光を取り入れて、そして七色の光に分けるように、みな lo‐

さんの性格のプリズムは、完全な意識を取り込んで、それをさまざまな異なる物 o2 理的現実に分けます。 ‐ 性格は 「観念」「感情」、そして 「思考パターン」の三つからできています。その うちのどれでも、観念のひとつでも、感情のひとつでも、もしくは思考パターン のひと つでも変えると、性格全体が変わります。 「観念」が 「感情」、を創り出します。 「感情」が 「思考パターン」を創りだします。 そして、「思考パターン」が物理次元に起きる 「現実」を創り出します。 先程いったように 「観念」が、造りたい家の設計図にあたります。 ここでいっている家が、みなさんのまわりに起きている現実世界にあたります。 ですから、どんな先入観念をもっているかによって、家の形が決まります。 家のスタイルが決まります。 いくつ窓があって、いくつ扉があって、何階建てにするかが決まります。

21 103 豪邸にするのか、うさぎ小屋にするのかが決まります。 「感 情 」 は ち ょ う ど 、 そ の 家 を 造 る 大 工 さ ん で す 。 「感情」は、その 「観念」の設計図にエネルギーを与えるエンジンのような役割 を果たします。 物理次元の中で家が実現するよう、エネルギーを与えます。 ですからどのようなタイプの感情をもつか、つまり肯定的な感情をもつか、否定 的な感情をもつかによって、楽しく仕事をする大工さんを連れてくるのか、それ とも怖れながら仕事をする大工さんを連れてくるのかが決まります。 感情がクリアであればある程、細かいところまで行き届いたされいな家ができま す。 思考パターンは、その家の材料そのものです。 クリアな思考パターン、そしてクリアな理性は質のよい材料と同じです。 混乱している思考パターンは、重いものを支えられない弱い材料です。 そしてすべては最初の観念から始まります。

104 強く、クリアで肯定的な観念である程、強く、クリアで肯定的な感情と思考パタ ーンができ、そして現実もそうなります。 ですからみなさんのイマジネーションを使って、この物理的現実に関して自分が どんな観念をも っているかを知ることが大切です。 それによって、どういう行動を起こせばいいかがわかります。 みなさんがまぎれもない現実だと思い込んでいるものの多くは、そう教えられた だけのもので、本当は単なるひとつの 「ものの見方」にしかすぎません。 よく、自分自身に仕掛けてしまう油断のならない罠は、誰かに 「なんでそんなや りたくないことを、やっているのか?」と質問をさせて、自分で 「でも、世の中、 そんなものさ」と答えてしまうことです。 多くの人が 「世の中はそういうものだ」と思っています。 でも、実際には 「ただ、こんなものなんだ」ということは存在しません。 すべてが 「選択されたもの」なのです。

21 105 意識的に選択するか、無意識に選択するかは、あなた次第ですが、少なくともす べては選択されています。 観念は買われ、そして売られていきますc 他人の観念を買い込んでみたり、自分の観念を人に売りつけてみたりします。 観念の売り買いは、実際にみなさんがどういう存在になりたいかということとは、 まったく関係がありません。 この肉体次元に生まれ、成長の過程でさまざまな他人の観念を買 って、大きくな ります。 そして今度は、まわりの人や自分の子供にそれらを売りつけます。 そんなことをしながら、本当は自分はどのような人間になりたいのかを発見する こともせず、ときには自分の子供に彼らが本当はどんな存在なのかすら見せるこ とを許さなか ったりします。 こういうことをしていれば、自分の観念について考えなくてもすむからです。

こういう見方もある、と自分の観念を分かちあうことはできます。 6o でも別に、観念は、この字宙に存在する巨大な鉄板にノミで刻まれた不変のもの だから人と分かち合わなければいけない、ということではありません。 この方法でなければだめだということはないのです。 なにをするにも、方法はひとつだけということはありません。 もし、本当にひとつの方法しか存在しなければ、この世には人がひとりしか必要 ないでしょう。 でも私達は、みなさんがひとりではなく、多くの存在としてここにいるのを知 っ ています。 みなさんひとりひとりが、宇宙自身の 一側面なのです。 ひとりひとりがみな違う のには、理由があります。 私達も含めて、人がこれ程たくさん存在しているのは、宇宙がそれだけたくさん 自分自身を見る視点をもっているということです。 私達は宇宙の 「目」なのです。

21 すべての感情は、みなさんがすでに 「これが正しい」と思っている観念の産物で す。 ですから、「なぜ、あなたはそう感じるの?」と聞かれたとき 「う―ん、わから ない、ただ感じるだけなんだ」というのは、本当の答になっていません。 何の理由もなしに、ただ感じるということはあり得ません。 すべての感情は、「自分はこれが正しい」と信じている観念の部分からやつてき ます。 観念なしには、感情は出てきません。 ですから人生の中で感情が出ているのに、それを創り出した観念がどんなものな のかわからないときは、その感情やまわりの現実を使 つて、どんな観念があるの かを探っていくことができます。 次のような質問を自分なりにアレンジして聞いてみるといいでしよう。 「こんな気持ちになるためには、どのような観念がなくてはならないのだろう か?」 70‐

「この状況の中で、こう いう気持ちになるためには、どんなことを信じていなけ 8o‐ ればならないのだろう?」と。 ここで気をつけて欲しいのは、「自分が見つけた観念が、必ずしも自分が好む観 念だとは限らない」ということです。 みなさんの観念は、実はとてもやわらかく柔軟性があるものなのです。 みなさんはいかなるものにも縛られていない、無限の存在なのです。 それでは応用に使える観念について話しましよう。 あなた方は自分を青い皮膚をした身長六メートルの身体にしようとしても、それ ができないと思ってしまいますが、みなさんが信じることを選んできたこの現実、 こ の 次 元 の 中 に お い て も 、 一 般 的 に は ほ と ん ど す べ て の こ と が 可 能 で す 。 もし、身長を六メートルにして青い皮膚をもつことが、本当にみなさんが望むこ とであれば、それも可能です。 でも、みなさんが選んできたこの次元の、同意された 一般的な観念とは大きく異 なるので、もしなれたら、き つとみなさんは瞬間的に六メートルの身長が当たり

21 前の世界にテレポートしてしまうことでしょう。 そしてこの 「地球というゲーム」の中から、瞬時にして消えます。 ただ、宇宙に存在するものすべては、手と手とをつなぎ合って、スムーズに進ん でいきます。 創造の中には無関係なものも、無駄なものもありません。 ですから、この人生の中で自分が 一番ワクワクすること、 一番興奮することは、 この人生の中で実現することが可能なのです。 自分の中で 一番強く望むものは、この現実の中で実現化が可能です。 そうでなければ、なにか別のものを望んでいるでしよう。 「望むこと」と 「現実」は、手と手を取り合って歩いています。 ですから自分で見る夢は、実現可能だということを知っていてください。 あなたさえ可能だといえば、それは可能になります。 夢を実現する妨げとなるたったひとつのものは、「あなた」なのです。 で も 、 「 バ シ ャ ー ル 、 自 分 以 外 に も 妨 げ る も の が な に か あ る で し よ う ? 」 と い う 9o‐

110 かも知れません。 「時々、自分には力がなくて、自分に関係ない、まわりのものによって制限され ている気がする」 「小さなものかも知れないけれど、なにか、自分が望んでいる現実を創るのに、 本当は自分以外に邪魔をするものがあるんでしょう?」と。 でも、私は、はっきり言います。 自分の夢を実現させない、たったひとつの理由は 「あなた」です。 「ということは、私はきっと完全な敗北者に違いない、どうしよう。きっと人間 としても失格なんだ」 「自分がすべてのものを創造していて、こんな現実しか創れていないとしたら、 き っと私は創造者としても失格なのだ」と思うかも知れません。 でも私の答は 「みなさんは非常に豊かな創造主である」です。 みなさんがまわりに創り出しているものは 「すべて完璧」です。

21 111 だからといつて、みなさんがそれらを変えられないということではありませんし、 みなさんが成長しないということでもありません。 しかし、みなさんがまわりに創り出しているものは 「みなさんがも っている観念 を完璧に表している」という意味で完全なのです。 もしかしたら、それは完璧に悲惨な世界かも知れませんが。 (笑) 創り出した世界が、自分で望んでいるものでないとしても、それを自分の責任だ からといつて、自分に対する非難や後悔、そして罪悪感の理由として使う必要は ないことを知っていてください。 もし、自分が創り出している世界が望んでいるものでないとしたら、それはみな さんが無意識のうちに 「その選択をしていた」ということです。 自分で実現化したい観念を実現する代わりに、自分が実現化したくない観念を無 意識のうちに実現していたということです。

112 望んでいない観念は、あなたの中の一番強い感情を通して実現化されます。 否定的な視点を含んでいる観念は、普通、それらの観念を実現化するために否定 的な感情を生み出します。 そして、これを繰り返します。 一方、肯定的な観念は肯定的な感情を創り出し、これも自然に肯定的な現実を創 り出すことを繰り返します。 ですから、「自分は自由に望むものを実現化することができる」という肯定的な 観念をも つと、喜びに満ちた感情をもたらし、それによ って肯定的な結果を実現 します。 無価値感と罪悪感の観念は、疑いと怖れの感情を創り出します。 そして、無価値感と罪悪感と努力の苦しい現実を実現化します。 これが 「創造の物理学」なのです。 これは、みなさんすべてに応用できるた ったひと つの法則を表しています。

21 113 このたったひとつの法則とは、次のようなものです。 「自分の与えるものが、自分に戻 ってくる」これだけです。 一それがたったひとつの法則だなんて、どういうこと? 他になにも自分を縛る ものはないの? すべての人に対等に平等にたったひとつの法則?・宇宙という のは、そんなに単純なの?」と思うかもしれません。 もし、これ程シンプルでなければ、これ程深遠なものにはなり得ないでしよう。 もし、二つ以上の法則が存在しているとしたら、宇宙は無限ではあり得ません。 みなさんがこの宇宙に存在していると考えている複雑さは、このひとつの法則が いろいろにからみ合 っているだけなのです。 「自 分 の 与 え る も の が 、 自 分 に 戻 っ て き ま す 」 自分の波動が、どのような現実を体験するかを決定します。 みなさんはエネルギーで創られていることは、すでに知 っていますね? 物理的な物質も、単なるエネルギーが織りなすパターン、模様です。 そしてそれらは固有振動数をも っています。

114 これらの固有振動数が、ある瞬間のみなさんの性格を決定します。 そして、その瞬間の性格が、体験する現実を決めます。 みなさんはこの現実の中にいるのではなく、みなさんがこの現実そのものなので す。 ですから、道をはずれるということはあり得ません。 なぜならみなさん自身が、道そのものだからです。 自分自身からはずれるということはあり得ません。 まわりの現実に起きることはすべて、みなさんの中で起きていることです。 したがって、まわりの現実が自分の望むものでなければ、そこから学ぶべきもの を学び、いかに自分の望むものに変えていけるかを学んでください。 自分のまわりの現実に責任をもつということは、自分を非難することではなく、 完全なる自由を自分の手にするということです。 自分で望まないことが人生に起きたとき、別に 「あなたは、ここでとどこおって 先に行けない」ということを示しているのではありません。 また、「あなたは創造主として失格だ」ということを教えようとしているわけで

21 115 もありません。 そうした状況は、みなさんの中に自分で望まない観念があるということを見せる ために起きています。 もし、それが望むものでなければ、望む方向に自分で変えていけるように。 自分自身のものでないものは、変えることはできません。 望むものであれ、望まないものであれ、自分にふりかかる現実を自分のものとし て見てください。 起きている現実を自分のものとして見るということは、なにも嫌いな現実を好き になれということではありません。 自分の嫌いな現実を、唯 一可能な現実だと無理やり信じ込んで、自分をそれに合 わせていくことではないのです。 「自分こそが、この現実を創り出している創造主で、それゆえに自分が望む方向 に変えることができる」ということを認めるだけのことです。

自分で望まないものを創り出したからといって、自分を悪い人間だと判断する必 61 要はありません。 それらの体験は、ただ単に、創造主としてのみなさんの 一部なのです。 創造は常に花開くがごとく、ほころび続けます。 永遠に。 創造主そのものである数多くの存在を通して、創造の花は、はころんでいきます。 それでは、望む現実を創り出すための道具となる三つのステップを使 った実習に ついて話しましょう。 「イマジネーション」または 「ビジュアライゼーション (視覚化)」。 「感情」または 「願望」。 「行動」もしくは 「物理次元での表現」。 この三つがひとつとなって 「演じる」ことができます。 最初に次のことを理解してくださいc

21 先程、自分の波動が自分の現実を創り出すといったのを思い出してください。 自分の望む状態を視覚化したり、イメージで見始めたりするに従 って、あなたに とても大切なことが起き始めます。 イメージしているとき、あなたはその現実の波動となるのです。 自分の中から湧き出る願望は、その波動が活性化していることを教えてくれます。 でも、ほとんどの人は、そこでやめてしまいますc そこまでいくと、今までもっていた古い多くの観念がパチッとショートしてしま いますc イメージからフィーリング、そして行動へと行く代わりに、イメージから疑いを 感じるほうへ行きます。 「こんなふうになりたいという自分が見えてきた。そんなになったら、なんて素 晴らしいんだろう― でも、とてもできない。なぜなら ・・。」と、いくらでも 理由が出てきます。 ほ と ん ど の 人 は 、 そ れ ら の 理 由 が 存 在 し な い ほ う が い い と 思 っ て い る に も か か わ 71‐

笑 らず、すでにも つている観念を維持するために、結局、想像上の、あくまで 「想 81 像上の」プレツシャーを自分で受けてしまいます。 ここまできてショートしてしまうといいましたが、この部分について、今日のワ ークショップで見ていきましょう。 それによって 「感情」の部分から 「行動」に移れるように。 「行動」からのみ 「現実」と 「体験」が創られます。 自分を最初にショートさせてしまう観念のひとつは、「自分が本当に望むものを 行動に移すには、大変な努力とスタミナがいる」という観念です。 どういうふうにしたら行動に移せるか、その方法をいろいろ考えるだけでくたび れてしまいます。 これが、最初に話した非常に弱い思考パターンです。

21 119 ここで強調したいのは、「自分が真に 一番強く望んでいることは、努力の必要な しに実現化できる」ということです。 なぜなら、それがあなたの本質に一番近いからです。 スタミナが必要になるのは、「自分自身でないもの」になろうとしているときだ けです。 これをやると本当に疲れます。 フラストレーションもたまります。 でも多くの人は、「本当にしたいことをやろうとしているけれど、それでもフラ ストレーションがたまるし、くたびれる」というかも知れません。 それはなぜかというと、あなたが本当にしたいことを 「している」のではなく、 ただ 「しようとしている」だけだからです。 「しようとしている状態」は、本当のあなたの状態ではありません。

「しようとしている状態」とは、まわりの現実と自分との共時性 (タイミングが 02 うまく合うこと)を信頼していないときに生じます。 自然が自分に与えてくれた道具を信頼していない、ということです。 しようとしている状態は、まだ、「まわりの人が ′′期待〃していること」をやろ うとしているときの状態です。 しようとしているときは、まだ、「努力を必要としない本当のあなた」以外のパ ターンに従おうとしています。 自分が 一番ワクワクすることを 「自然にやってくる 一番明白な機会」に行動に移 せば、努力はまったくいりません。 ですから、みなさんの 「自分でしたいことをするには、たくさんの努力とスタミ ナが必要だ」という観念を、丸めて窓から捨ててください。 だからといって、チャレンジがなくなる、ということではありません。 自分が本当にしたいことをしているときには、チャレンジをもっと歓迎すること

21 ができます。 なぜなら、それは本当に自分がしたいことの延長となるからです。 そして、それについても っと多くを学ぶことでしょう。 このようなチャレンジは、本当に自分がやりたいことですから、フラストレーシ ョンもたまりません。 どちらかと いうと、興奮 のあまり、眠ることも必要な いくら いにな ったりします。 ここでいっているのは、自分のフィーリング、すなわち感じているところから行 動にいく前にそれをショートさせないで、ということです。 いろいろないいわけが次々と出てきて、自分のやりたいことができるはずがない、 と自分を説得し始めます。 また、こういう方法でやらなくてはいけないと教えられてきたことを頭から信じ てしまう必要も、まったくありません。 どんなことでも、それを成し遂げるための、何百万通りの方法があります。 物事に対するさまざまな定義づけの扉を、自分で閉めてしまわないでください。 物事を実現するのに、このような方法もあるのだという 「新しい創造的な定義づ 12‐

122 け」が自分にやってくるまで、少しのんびりと座って見ていてください。 「う ― ん 、 自 分 が そ れ に つ い て 行 動 し て い る と こ ろ は 見 え る 」 「ワ ク ワ ク し た 感 情 も出てきた」 「ただ、それを実行するのに、ひとつの方法しか見えない」 「でも自分はそのやり方は嫌いだ」ということが起きるかも知れません。 そういうときには、なにか別の方法を発見してください。 自分のイマジネーションの中に入っていって、自分がすでにそれをやつていると ころを見てください。 次のような方法でそれを楽しんでやることができます。 瞑想の中で、自分がすでにそれをとても楽しくやっているところを見ます。 次に、その想像の中の自分がゆつたりと座って、少し手を休めているところを思 い浮かべします。 そしてイメージの中の自分に、どういう過程を経てそこにたどり着いたか、を振

21 り返らせてください。 自分で感心するような答が頭の中に浮かんでくるかも知れません。 この瞑想を始める前には、A←B←Cという段階を踏む以外の考えはまったく浮 かばなか ったかも知れません。 でも逆に、すでにそれが出来ている自分から想像して、そこから逆にどういうふ うにやってきたかを見ると、今度はABCだけではなく、DEFという別の方法 が見えたりします。 未来のあなたの視点から過去を見ているわけです。 最初にいつたように、自分がなりたい状態にすでになっているところをイメージ したとき、そのイメージするという行為そのものが、すでにそうなった波動を 「今 」 の あ な た に 創 り 出 し ま す 。 もうひとつのショートが起きる可能性のある部分、つまり 「願望」と 「行動」 の 間 に ギ ャ ッ プ が で き て し ま い 、 そ こ で や め て し ま う 可 能 性 の あ る 部 分 は 、 「い 賜

124 つか将来は、こうなりたい」と思い描くケースです。 この考え方自体の中に、そのギャップが隠されています。 イメージしている未来の自分の波動が 「今の自分とは違う」と仮定しています。 また、未来のことを 「今」想像しているのだと考えることによって、それをいつ までも 「未来」のものに、とどめてしまっています。 代わりに 「今の自分がすでにそうなっている」ところを見ることによって、「今 の自分」がその状態になり始めることができます。 そして、今の自分がそうなることによって、それに見合った周囲の現実も 「今」 変わることができます。 「そんなに簡単にできるはずがない。物事がそんなに早く変わるはずがない」と 反射的に思う人がいるかも知れません。 「そのような現実を実現化する準備が自分にはできている。また自分にはそれだ

21 125 けの価値がある」と信じることを、単に、選択するかしないかにかかっています。 そして、これが、もうひとつのショート、を起こす部分です。 これらのショートは、「まだ私には準備ができていない」または 「私にはそれを 受け取るだけの価値がない」といっている部分です。 または、「物事はそんなに早く変わるはずがない」とか、「話がうますぎて現実で あるはずがない」とか、「そんなのは、おとぎ話だよ」などといいます。 もしくは、「そんなくだらないことばかり考えていないで、もっと大人になって 現実を生きなさい」といったりします。 (笑 ) それでは想像してみてください。 今自分がやっていないことで、それでも本当にやってみたいと思うことを、すで にやっているところを想像してください。

(少しふざけて、お願いするような声で) 62 今だけでいいですから・・・。 私の頼みだと思って・・。今は、現実的ないろいろな考えに邪魔をさせないでく ださい。・・。 あなたを邪魔する考えとは、たとえば 「こんなことはできるはずがない、あんな ことはできるはずがない」というような考えです。 今は自昼夢のように、ただボヤツとやってみてください。 ただ遊ばせてあげてください。 では、自分自身が、今、それをやっているところを見てください。 その現実をいろいろな視点から、すべての角度から見てください。 できるだけ、鮮明な色彩に満ちたイメージで。 望んでいることが、できるだけ完全な形で実現したところを見てください。

21 127 そのイメージを見たところで、今度は、本当にその自分にな ったとき、どんな感 じがするかを感じ始めてください。 どんなふうに 「感じるのだろう」と ′′想像する〃のではなく、どんなふうに 「感 じているか」を ′′感じて〃ください。 ここが非常に大切な部分です。 この遊びをしながら、自分の身体の中の感覚を総動員させてください。 視覚と感情だけではなく、聴覚、嗅覚、触覚そして味覚もすべて、総動員します。 この次元をフルに使った体験にしてください。 この台本の中になにか加えたいものがあ ったら、イメージの中にそれを入れてく ださい。 次に、それがあることにワクワクして、さらに、触れて、匂 いを嗅 いで、味わ っ て、音に耳を傾けてください。 その台本にどっぷりと浸ってみてください。

128 あなたのイマジネーションの次元の中に浸りきってくださいc あなたのイマジネーションは本当の現実の世界です。 今、この瞬間に存在しています。 今、その現実そのものになりきってくださいc 感じて、見て、触れて。 そして、深い楽な呼吸を身体にさせてあげます。 (深 呼 吸 ) ひとつひとつの呼吸と共に、その現実を自分の身体に吸い込んでください。 息を吐くたびに、その新しい現実が結晶化されてくることを知ってください。 自分の中にその現実を創ると、外にもその現実が創り出されます。 あなたは、純粋な命をもった光です。 物理的現実に存在するすべてのものは、あなたの生きている光によって創られて います。

21 あなたのひとつの延長です。 あなたのひとつの反映です。 「思考」と 「もの」の間に分離はありません。 思考と物質とどちらが重要かという問題でもありません。 思考とは、物質そのものです。 そして物質とは、思考そのものなのです。 あなた自身とあなたが最も望む現実とは、ひとつのものです。 それは 「ここ」に存在しています。 そして 「今」に存在しています。 それでは三つ深呼吸をして、身体の中にしつかりとそれを植えつけてください。 (三 回 、 深 呼 吸 )

130 もし、まだ目を開けていなければ開けてください。 立ち上がって、新しい身体を伸ばしてあげてください。 伸びて、その新しい自分を感じてください。 少し前のみなさんと、今のみなさんとは違います。 それでは、新しいみなさんと初めてお話ししましよう。 はじめまして。ようこそ、いらっしゃいました。 遠慮せずに座ってください。 (笑 い な が ら 着 席 ) ではこの物理次元での行動について、そして物理次元での実現化について、その 鍵となるものをお話しします。 実現化をしっかり自分の中に固定させる錠となる部分、みなさんの本当の意味で の創造性が必要となる部分です。

21 131 まず、イメージを創ること。 感情と感覚をフルに活動させ、それらを身体の中で感じること。 これがステップ 一とステップニになります。 そして、ここからがステツプ三となります。 先程のショートする部分を飛び越えさせる部分です。 この物理次元においての現実化 への架け橋、つながり、または道となる部分です。 みなさんは、この物理次元にとても強く焦点を合わせている存在なので、自分の 望むものを物理的に反映する何らかのものが必要となります。 ですから、第三ステップは、自分が望む現実に対して実際に物理的に 「行動」を 起こすということです。 この第三ステップの一番目は 「なりきって演じる」ということです。 二番目は 「環境内で演じる」です。

132 これは次のようなものです。 「なりき って演じる」ことは、みなさんの癖や、物事に対する 「姿勢」の部分で す。 すなわち、実際に身体を使 って物理的にどう振る舞うかということです。 この物理的な振る舞いは、自分のもっている 「観念の表れ」以外の何物でもあり ません。 ですから、この 「振る舞いを変える」ことによって、ある程度、自分の中の古い 観念を逆戻りさせて少し緩めたり、望まない現実にかかっていた錠をはずしたり することができます。 二番目の 「環境内で演じる」というのは、次のようなことです。 望む自分になったことを物質的に表してくれる環境の中で、演じるということで す。 自分が望む現実の中に当然あるもの、またはそれらを象徴するものを環境の中に 「実 際 に 」 置 い て み ま す 。

21 133 ですから、第三ステップのパート 一は 「あたかもなりき つて演じる」ことです。 それでは再び、自分自身がやりたいことをすでにやっているところをイメージし てください。 その自分をよく観察してください。 その自分の振る舞いや癖をよく見てください。 どのように歩くのか、どのように話すのか、どのように動くのかを見てください。 (少 し 元 気 の な さ そ う な 格 好 を し て ) これが・・・、今の・・・、自分で・・・。 (今度は背筋を伸ばして元気よく) これがなりたい自分だとしたら、なりたい自分の振る舞いを真似し始めてくださ

134 その自分がやるようなことを、やってください。 その自分がやらないようなことは、やらないでください。 たとえば、イメージしているのがとても裕福な自分だとしましよう。 その自分は、スーパーマーケツトの割引クーポンを、こまめに 一生懸命、広告か ら切り離しているでしようか? (笑) そのイメージの中の自分は貧困な思考を持ち合わせていないはずです。 なにかを買うときに、どうしたら二〜三円節約できるかを考えたりしません。 そうした行動を続けるとき、望む現実はやってこないといいたいのです。 みなさん、今やってみてください。

21 135 (背 中 を 丸 め て 、 い か に も 貧 相 な 姿 勢 を す る ) どう感じるか、ちょっとやってみてください。 私の真似をしてみてくださいc (姿 勢 を 真 似 す る ) 今どんな気分ですか? では、次も真似をしてみてください。 (今度は背筋を伸ばして豊かな人の姿勢を取る) 今度はどんな気分でしょう? 違いがわかりますか? 一見、些細な重要でないことに思えますが、そうではありません。 たとえば、みなさんが自分と対等な人達が寄 ってきて欲しいと思 っているとした ら、どちらの姿勢の人にひかれるでしよう?

136 貧困な姿勢をしたほうでしょうか? それとも、自信に満ちたほうでしょうか? もし、自信に満ちた人達と友達になりたいと思うような人は、貧困な姿勢をした 人を見ると、き っと、「この人はとても自分に興味をも ってくれる人には見えな い」と思うでしょう。 でも、自信に満ちた姿勢を見ると、それがあたかも 「平等な価値観への招待状」 であるかのごとく、すぐにひかれますね。 ですから、こうなりたいと思う自分の行動、振る舞いを演じてください。 「すでにそうな った自分」が望むことを行動に移すのです。 「す で に そ う な っ た 自 分 」 は 、 「自 分 は 本 当 に 好 き な こ と を や っ て い る 。 で も 、 も しなにか起きたときのために、こっちの嫌な仕事もやめないでおこう」などとは いいません。 「すでにそうなった」自分は、もう今の自分を表さない、古い現実から自分を切 り離します。

21 137 笑 (会場で誰かがものを落として 「ドスン」と大きな音) もう、ひとつ切り離した人がいるみたいですねc 古い現実から自分を分離させないと、意識があちこちに散らばったままになりま す。 みなさんは百パーセントの存在です。 もし、自分が本当にやりたいことを七割しかやっていないとき、そして三割のや りたくないことにしがみついているとき、望む現実が七十パーセント以上実現す ることを期待はできません。 自分が本当にやりたいこと、好きなことを百パーセントやっているとき、百パー セント以下のものは起こり得ません。

138 その現実を創るために必要な宇宙のすべてのサポートがひきつけられ、必要なこ とがあなたの人生に起きます。 次にパートニに入っていきます。 すなわち、「自分が望む現実を象徴する環境の中に自分を置く」ということです。 これを実際に自分で使えば、とても楽しいものになります。 これは文字通り、物理的に可能な限り、望む環境を創 ってみるということです。 たとえば、自分が住みたいと思 っている場所を象徴するような場所を借りること ができれば、借りてください。 もし、自分がすでにも っている場所の内装を変えて似せられるのでしたら、内装 を変えてください。 もし本物を使えないのであれば、絵に描いたり、立体的なものを作ったりして象 徴的に置いてください。

21 139 たとえば、ステージで歌う歌手になりたいとします。 ただ、それを見て、感じるだけではなく、実際にどこかにステージを探してそこ に立ってみてください。 自分の身体が実際にどのように感じるか、発見してください。 もっと、現実的にするには、観客席に友達を招いてステージの上から見てみると いいでしょう。 そ し て 、 一 番 歌 い た い 歌 を 歌 っ て く だ さ い 。 これはなにをしているかというと、自分で望む現実を肉体的な行為によって 「身 体の中に覚え込ませている」のです。 それによって、自分の望む現実を象徴する新しい環境に対して、自分の身体がそ れに応じて反応できるようトレーニングしているわけです。 こうすることで、望む人にな つたときにどう振る舞うかが、みずから、は っきり と理解できます。

そ う い う あ な た を 見 た 人 は 、 そ の 波 動 の み を 受 け 取 り ま す 。 4o もしかすると、誰かが、今まで見たことも聞いたこともないあなたに近づいてき て、サインをして欲しいというかも知れません。 「私はあなたのことは知らないのですが、でもとても有名そうにお見受けします。 その立ち振舞いからすると普通の人ではないのでしょう?」といわれるかも知れ ません。 そして、少しずつ、新しい自分が創り出している現実を、まわりの現実がサポー トし始めます。 それらの環境が、充分身体の中に馴染んでくると、次のような状況にいる自分に 気がつくかも知れません。 ある晩、どこかに人が歌うのを聴きに行ったとします。 すると、歌手ではない人がステージに上がってきて、こんなことをいうのです。 「今日の歌い手は病気になってしまいました。ですから代わりの人が必要です。 あなたは歌手に見えますが ・・・」

21 そのときには、あなたは大胆に 「そうです、私は歌手です」と答えます。 ひとつの機会が与えられたわけです。 自分が望んでいた現実が、そこにできたわけです。 それまで、自分にできる限りの方法で、その現実に自分を慣らしてきました。 自分で可能なかぎり、その現実にな っているとき、宇宙はあなたに応えます。 そして、宇宙にただひと つ残されたことは、あなたが創り出したシンボルを実際 の形にすることです。 それでは別の例です。 みなさんが、ワクワクを感じながらイメージの中で、超大企業の社長をしている とします。 大きな建物の百五十一階 (!)の部屋で、大きな机の後ろに座っています。 そこで、それに似ている机を見つけて、その後ろに座ってどんな感じがするかを 見てみます。 こうした実際のリハーサルをすることによって、まだ残っている確かでない部分 41 ‐

142 を 「こうなればいいのだな」と確認することができます。 予想もしなかったものが、見えたりします。 「ここに座 ってみると、この部屋の中に自分専用のキッチンも欲しい。それなら そこに作 ってしまおう。それも いいな」と考えます。 台本の中で、自分のイマジネーションをできるだけ遊ばせてあげてください。 好きなことを自由に考えてください。 それによって、自分の肉体を新しいものに反応できるよう、練習していることに なります。 望む新しい現実に対して、自分を慣らしているのです。 そして、新しい現実と 〃なった′′自分に、自分を慣らしているのです。 それではもう 一度、思い出してください。 第 一ステップ。 見ること。できるだけクリアに見ること。 第ニステップ。

21 143 感じること。自分のすべての感覚を総動員して感じます。 第三ステップ (パート一+パートニ)。 演じること。物事に対する姿勢と振る舞い、そして実際にものを使って。 この一、二、三をやると、非常に楽しく、そして早く現実をひきつけることがで きます。 繰り返しになりますが、このプロセスを遅らせることができるのは、先程もいっ たように、「自分はまだ準備ができていない」と信じる観念、または 「自分はこ んなものに値する人間ではない」という観念のどちらかです。 私は普段予言はしないのですが、でもちょっとリスクを冒して小さな予言をして みようと思います。 「今日話したことに、実際に自分を百パーセント投じてみる人達は、自分で望ん だことがいかに早く実現化できるかということにショックを受けるでしよう」 (笑 )

144 みなさんに、少し秘密を漏らしましょう。 みなさんの物理次元、肉体次元において、みなさんが本当に起こしたいと望むこ とは、どんなシナリオを使 っても、その主な部分が実現するのに五日から三ヵ月 以上かかる必要は、ありません。 みなさんが想像し得るどんなシナリオでも、実現化するのにそれ以上は必要ない のです。 ですから、どのぐらいのペースで実現させるかは、みなさんの手中にあります。 もうひとつ、非常にパワフルなテクニックをみなさんと分かち合いたいと思いま す。 これは 「信用度の限界値」と私が呼んでいるものですが、これはななさんの疑い の要素をテストするものです。 とてもシンプルで、とてもパワフルな方法です。

21 145 必要なのは自分自身に対する百パーセントの正直さです。 こんなふうに始めます。 それではもう 一度、やりたいことをやつている自分のイメージを見てください。 そして次のことを質問します。 「自分は、今見ている現実を、ま ったく疑 いもなく、どんな小さな躊躇もなく、 二十年あれば問題なく達成できると信じているか?」 ほとんどの場合、二十年なら、「二十年の間には、自分はこれをやっていること に、まったく問題はない。二十年以内には絶対できる」という答が返ってきます。 そして、だんだん時間を縮めてください。 「十年ではどうだろう? 自分が今見ている現実を十年で完全に実現化できるだ ろうか?」 「こ の 十 年 で で き る と 信 じ る の も 、 ま っ た く 問 題 な い 」 「九 年 、 問 題 な い 」 「八 年 、 こ れ も い い 」

146 「五 年 、 こ れ も 問 題 な い 」 「三年.. ・・う―ん、ちょっと無理かな?」 最初に躊躇が入ったところが、今現在のみなさんがもっている観念のシステムを 用いたときに、実現化にかかる年数です。 それをもう少し早く実現化したければ、次のようなことができます。 そんなに長い時間が必要だと思い込むためには、どんな観念がなければならない のかを見ます。 瞑想状態の中でどんな観念が必要なのかを見つけて、そしてその観念の再定義づ けをします。 これには視覚的、そして感情的なプロセスを用いるといいでしよう。 先程やった視覚化を使 った方法で、それらの観念を変えていきます。 すべての感覚を総動員すればする程、より大きな変化を起こすことができます。 たとえば、なにかをやるときに長くかかりすぎる原因とな っている観念を見 つけ

21 147 たとしますc その観念が断崖の側壁に彫られているか、あるいは大きな本にとても大きな字で 書かれているのを見ます。 崖にそれが彫られていても、鉄板にノミで彫られていても、または本に書かれて いるにせよ、それを変えるものを見つけます。 たとえば、ダイナマイトとか鉄板を溶かす炎とか。 本の中に書かれたものなら、ページを破って、細かく引き裂いて、足で踏みつけ るのもいいですね。 自分の意識の中から出してしまうために、なんでもやつてください。 そして、手をパッ、パッと払 って、新しいページを探してください。 または、新しい崖を探してください。 それから好きな道具を使 って、そこに大きく大胆に、自分の新しい観念をみなに 見えるように書きます。 終わ ったら、本を閉じ、崖から歩き去ります。

148 新しい観念の定義づけができました。 再び、先程のテストをやります。 「十年、これは全然問題なか った」 「五年で本当になりたい自分になる。これも問題ない」 「三 年 。 新 し い 観 念 が あ れ ば 、 こ れ も 充 分 な 時 間 だ 」 「三 年 、 二 年 、 一年 。 一年 で 完 全 に 自 分 は で き る 。 ま っ た く 疑 い が な い 」 「一年あればできるのは、完全に明確だ。もしかすると六ヵ月でも ・・。。う― ん、ちょっとまだ無理かな」 新しい抵抗の要素が見つかった時点で、また、先程の方法に戻って好きなだけ繰 り返します。 すべてが、みなさんの手中にあります。 それでは、喜びと無邪気さの瞑想を最後にやりましょう。 この瞑想は、今回の一連のワークショップの中で必ず行うものです。

21 149 「第 一 日 目 」 と い う タ イ ト ル で す 。 では楽に座って目を閉じてください。 ゆ っくりと深呼吸を三 つします。 (三回、深呼吸) そしてただ、リラックスしてください。 身体を楽にして ・・・。 まわりで聞こえる音、そして自分の身体の中で感じるいろいろな感覚、それらす べてを、瞑想の中に取り込んでください。 なにも排除しようとしないでください。 すべてが自分を、より深いところへと連れて行つてくれます。 今、ま ったく肉体がな い自分を想像します。

150 単なる意識です。 その意識が真っ暗な虚空の中にあります。 すべては暗闇なのですが、とても心地いい場所です。 自分としての意識はありますが、いわゆる肉体はありません。 ゆっくりと自分自身をエネルギーの柱として感じてください。 ゆっくりとですが、ある種の感覚を覚え始めます。 ちょうど、そのエネルギーの柱の下の方から、足が固体化しているような、そん な感じです。 その団体化していく足の下に、固いものを感じ始めます。 そして、自分がその固いものの上に立っているのを感じます。 すべてはまだ暗闇です。 でも、今自分が地球の地面の上に立っていることに気がつきます。 それから、地球のエネルギーが、今できたばかりの足を通って昇ってくるのを感 じます。 そのエネルギーが昇ってくるに従い、自分の身体が頭の先まで結晶化していきま

21 151 す。 そして、自分が地球のひとつの延長であることに気がつきます。 そのエネルギーが次第に身体の中を上昇しながら、命をもった血液となっていく のを感じます。 命ある血液が温かみを運びながら、体中を流れ、それがだんだんたま って脳とな ります。 そして、新たな感覚を覚え始め、目ができたことを知ります。 今、イメージの中でゆっくりと目を開けます。 最初に、自分のまわりにある暗闇を見ます。 突然その暗闇は破られ、遠くにある山の端から、まばゆいばかりの太陽が昇 って きます。 その光があなたを包みます。 そして、初めての光が地球を包みます。 地球の第一日日です。

152 美しく、喜びに満ちて、とても感動的です。 この第 一日目の美しさと感動を体験して、「創造」に対する感謝の心が湧き出て きます。 まわりを見ると、新しく輝 いている地球が目に入ります。 あなたは自然のままで、服も着ていません。 そして、あなたは完全な平和の中にいます。 子供のように、心はまったくオープンで無邪気です。 第一日目に生まれた子供です。 この光はあなたの中で永遠に輝きます。 それでは、やさしく呼吸を続けながら、みなさんの肉体の目を開けます。 そして意識を次第に、この部屋の中 へ戻してきてください。 自 分 のま わ り に新 し い部 屋 を 創 造 し な が ら 、 新 し い悟 り の中 に いる自 分 と 、 エネ

ルギーに満ちた自分を感じてください。 あなたは、毎瞬々々が、この新しい第一日日だということを心の底から知ってい ます。 毎瞬が新しい誕生です。 あなたは、無限の多次元水品のひとつの側面です。 光り輝く、とても美しいひとつの面です。 生きている光そのものです。 なりたいものに自由になれる、それがあなたです。 それでは立 って、身体を伸ばして、新しいこの日に挨拶をしてください。 身体を少し動かしてください。 みなさんはまったく新しい子供です。 そして座りたくなったら、座ってください。 2‐ バシャール それでは少し時間がありますので、短い質問や、今日のことについて話をしたい 弱

154 人は、手をあげてください。 (・ ・ ・ ・) みんな平和の中に浸っているみたいですね。 Q l(男) 子供に勉強とか、やりたいこと ・・・。 バシャール ちょっと待ってください。 (会 場 内 の 、 呼 吸 が と て も 速 く な っ て い る 人 に 向 か っ て ) その深い呼吸をしている人、今自分を地球の石だと思ってください。 そして地球の温かい毛布によって、自分が包まれているところを想像してくださ その中で平和に座っていてくださいc イメージの中で地球のベツドに横たわ って、母なる大地の腕の中で、平和を感じ

21 155 Q ながら休んでいるところを想像してください。 夢の中で漂って寝ます。 リラックスして、リラックスして 。・・。 まったく心配ありません。 あなたの感受性の強さに感謝をします。 自分が本当にしたいことをやるとき、エネルギーがあなたの中を通って流れます。 きれいに輝く星でいてくれて、ありがとう。 それでは質問を続けてください。 子供が小さいんですが ・・・。 バシャール 子供が小さいのですね。 (二 本 の 指 で 示 し な が ら ) こ の ぐ ら い で す か ?

QQQQ 156 (笑 ) 小学生とか幼稚園生ぐら いです。 バシャール はい。 そういう小さい子供は、イメージを作るとかができないので ・・・。 バシャール できませんか? 難しいかも ・・・。わかりません。 バシャール 誰にとって、難しいのでしょう? 子供にとってです。

21 157 バシャール 子供にと って、イメージすることが難しいのですか? 子供は純粋なイメージそのものです。あなたの方が、イメージのしかたを子供か ら教えてもらえそうなくらい。 あなたが子供達に望む通りに、子供達がイメージしているとは限りませんが、子 供なりに、自分が 一番やりやすい自分流の方法で、それを受け取ってイメージし ています。 もちろんあなたが、絵に描いてあげたり、ジェスチャーで例を示してあげたりす ることもできます。 もう 一度いいますが、ただ言葉でいうだけでなく、そういう環境をつくるように 行動してあげることです。 ジ ェスチャーをはさんだり、物語にして話してあげたり、絵で示してあげたりし てください。 いいですか?・ ついてきていますか? Q l はいc

Q バシャール そして? 自分でもそうですが、子供達にも色を使 って絵を描くのがいいと思います。 バシャール それもできます。 他になにかありますか? Q l いいえ、もう結構です。 バシャール どうもありがとう。 あなたはもうすでに答を知 っていましたね。 Q 2(男) 今日は、どうもありがとうございました。 バシャール あなたにも、今日はありがとう。

21 159 Q 2 最初に私の思考に入ってくるものは誰かということを、できれば知りたいのと、 地球の意識、地球の存在と、生命体としての太陽、銀河について、バシャールの 考え、情報を教えて欲しいと思います。 バシャール すべては意識で創られています。 意識そのもので、できています。 それについて、なにを具体的に知りたいですか? Q 2 バシャールの惑星の天体としての意識と、地球の天体としての意識について。 もう少し具体的にいうと、地球はやはり生き物だと思うのです。 バシャール その通りです。ですから? それについてどうしたいですか? Q 2 僕はこういう考えをもっていますc

160 バシャール はい。分かち合ってください。 Q 2 人間は地球のそばにできた泡みたいなものではないかと思います。 バシャール それは非常に創造的なイメージですね。 泡は破裂しそうですか? Q 2 人類もひとつの存在であるというような感じがあります。 バシャール はい、その通りです。 でも、それだからといつて、その中にいる個人も無視されるべきではありません。 両方の視点とも真実ですし、そして、その両極ともに全体像を形作るのに必要な ものです。 全体は部分によってできていますし、部分の中にも全体が含まれています。 Q 2 だから何人かが意識のジャンプをすると、人類全体がひとつのジャンプを迎える

161 と思うのです。 バシャール そうです。 あなたもそう いう人を集めて、なにかを企画していますか? Q 2 していません。 バシャール なぜでしょう? 非常に楽しそうなことをいっているのに、どうしてやっていないのでしょう? Q 2 すみません。 (爆笑) バシャール なにを謝ら ているのでしょう? 別に謝る必要はありません。

162 他になにかありますか? Q 2 それで、今こうした交流をも つているということは、手助けをしてくれていると 思うんですけれど・・・。 バシャール 自分自身をサポートしてくれて、ありがとう。 Q 2 人類は全体として、ひとつの転機を迎えて、これからひとつ新しい状態に入って いくと思うのですが・・・。 バシャール たった今曲がり角にあります。 たつた今です。 Q 2 そのとき時間を越えていくと思うのです。 バシャール あなたのいっていることは、すべて考えるには素晴らしいことなのですが、でも、

21 163 あなたはなにを 「する」のでしょう? 今日のワークショップは 「アクテイング」についてでしたね。 Q 2 たとえば、自分が違うものになってしまうのも、演じるということなんでしょう か? バシャール あなたは毎瞬々々、まったく違う存在になっています。 それを自分で実現してください。演じてください。 すべてが本当のあなたです。 (質問者、質問を終わる) どうもありがとう。 そしてみなさんは本当に素晴らしい人達です。

164 そのみなさんの素晴らしさを行動に移してあげてください。 それによって、他の人もみなさんの素晴らしさの恩恵に浴することができるでし よ ヽつ 。 みなさんの考えていることは、行動に移すだけの価値があります。 ですから、やつてください。 誰かがやるのを待っていないで、自分が一番になってみてください。 常に毎瞬々々、自分が先駆者になってください。 どうもありがとう。 それでは、このような交流をもてたことに対して、ここにいるみなさんのひとり ひとりに、私達の無上の喜びを贈ります。

21 165 どうもありがとう。 私達はみなさんを愛しています。 さようならc

22 1989年11月 19日

ン ヤ l ル 168 こんにちは。 このような機会を つく ってくれて、どうもありがとう。 みなさんのいい方でいえば、こうした場所で、このようなやり方で、お話をする のは久しぶりですね。 このところ、地球の他の場所で、他の人達を通して話をするのにちょっと忙しか った の で す 。 その間ロサンジェルスは、みなさんのいい方をすると、ちょうど 「とろ火にかか ったまま」(ちょっと火にかけたまま放っておいた状態)になっていました。 (笑 ) こうした過程を通して、分かち合われた情報が、使おうという意志のある人達に よって、実際に応用されていく期間になったと思います。 こうして、私達はまた 一歩、みなさんに道を譲ることができます。 私達がみなさんの代わりに人生を生きるのではなく、みなさんが 一番 ワクワクで

22 169 さき いる °よ つ 自 分 自 身 が 応 用 し て い く と が 大 切 だ と い つ と を 覚 え て い て く だ 私達のことをよく知っている人達は、私達がいつも 「一番ワクワクすることをや ろう」といっていることは知っていますね? この考え方は、私たちが今まで常にいってきたことです。 これからも、もう少しの間、いい続けるでしよう。 でも、現在までにみなさんも大きく進歩しました。 そして、すべてが大変加速されています。 ですから、五〜六年前、私達がみなさんとこの方法でコミュニケーションを始め た時に比べて、今ではも っと直接的な話ができると感じています。 というわけで、今日の議題について話を進めましようc 今日のテーマは 「一九九〇年代の議題」と呼んでもいいと思います。

170 みなさんの多くは、最近、意識全体のデータと情報の消化 ・応用の中で、社会で 起きている全体的なエネルギーの動きや加速を感じています。 みなさんは今まで、あるひとつの方向に向かう、とても速い勢いを創造してきま した。 多くの人達が、個人レベルだけではなく、惑星レベルでの平和にフオーカスして きていますc みなさんの障害、障壁のすべてが比喩的にも、具体的にも、ますます崩れ落ちて きています。 それに関して、おめでとうといいましよう。 こういうことを目の当たりにするのは本当にうれしいものです。 私達が多くの人を通してコミュニケーションしている中で、いくつかの、そうし た加速の時期がある、という話をしたことがあります。 以前、私がこのような形で話をしたときに、 一九八九年十月十五日という日につ いて話をしました。 そして、それ以降、ある意味で加速が非常に大きくなるといいました。

22 それが、なにを意味していたのか、もう少し正確に話をしてみたいと思います。 みなさんが平和と創造性を表現するような人生、道、そして姿勢と習慣を選択し 始めるに従 って、具体的な形で、みなさんの人生の中に起きるさまざまな出来事 が結晶化し始めます。 そして、ある特定の状況や機会のみを引き起こすようになります。ある特定な状 況というのは 「肯定的なシンクロニシティ (共時性)」と私達が呼ぶものです。 今まで、私達が何度も繰り返しいつてきたように 「自分の与えるものが、自分に 返 ってきます」。 このことが今大変加速してきているので、みなさんが本当に望むもの以外を選択 することが、非常に難しくな ってきました。 そして、先程の十月十五日という日が、みなさんの社会の中で、自分の望む方向 に進み始めた人の数が、ひと つの臨界値に達した日なのです。 それ以来、疑い、怖れ、躊躇、癖、その他のいかなる理由にせよ、自分が真に望 むもの以外を選択したとき、みなさんに 「本当に望む方向に行 つていない」と教 ‐7‐

172 えてくれるために、非常に困難な状況になりました。 みなさんが、やりたくないことをするとき、あまリハツピーでない、ストレスに 満ちた状況を早く創り出してしまうのです。 より早く疲れることによって、あなたのしていることが 「あなたという個人が 一 番望んでいることではない」ということをより強く示すために、いまの加速が起 きています。 ですから、その日以来、これは自分がやることだと感じているもの、 一番ワクワ クするものを行動に起こさずに、躊躇すればする程、物事があなたにとってスム ーズに運ばなくなります。 日常生活により多くの混乱が起きるでしよう。 大まかですが、みなさんの時間でだいたい一九九〇年から 一九九二年または九二 年にかけて、このエネルギーがより結晶化していく、ということを話しましよう。 私がこれからいうことは、かなり大胆な発言になりますが、私達が、今のみなさ んのエネルギーをこう感じている、という意味で話をしていることを理解してい

22 てくださいc でも、現在の勢いが非常に強いので、どちらにしてもみなさんにこれを伝えてお いたほうがいいでしょう。 もし、みなさんが 一九九二年までに、すべてのレベルにおいて 「みなさんが 一番 望むこと」「一番こうなりたいと思う本当の自分を表現すること」だけを行動に 起こしていなければ、それのみをするようにな っていなければ、 一九九三年以降 は、もう追いつけないかも知れません。 その時までに、みなさんが 「自分」と 「自分の真実」をビ ッタリと 一致させてい なければ――もちろん何事も不可能はないのですが――、その時点からは加速度 が大きすぎて、みなさんが知 っていることすべての崩壊なくして、追 いつくこと は、ほぼ不可能となります。 でも、これから三年間の間なら、もう少しスムーズに行うことができます。 もう少し楽に、自分ペースと自分のタイミングで行うことができます。 もし、みなさんが、 一九九三年までに自分にと って真に重要なことを結品化させ “

ていなければ、その時には、すべてから自分を切り離し、ま ったく最初からやり 47 直す方法しか残されていないでしよう。 しかし、人によっては 「その方がもつとワクワクする」というかも知れません。 もちろん、どちらを選択するかはみなさんの自由です。 私はどちらにしろといっているわけではありません。 ただ、私はみなさんのエネルギーを読んでいるだけです。 みなさんは、今そのぐらい速く動いているのです。変化しているのです。 自分で本当に好きなことをやるのを躊躇する理由はなにもありません。 遅らせる理由もありません。 真のあなたを表現する以外の仕事や人間関係や状況に執着して、しがみついてい る必要はありません。 エレガントに変化させてあげてください。 エレガントに変えてあげてください。

22 175 統一性をもって、そして愛をもって。 でも、変えてください。 いつもの怖れが出てくることを怖がらないでください。 「仕事をやめたらどうすればいいんだ。食べられなくなってしまう」とか、「どこ に住んだらいいんだ。家賃だって払えなくなる。家から追い出されてしまう」と いったような。 今一度、信頼してください。 今まで、何回もいいましたが、もう一度だけいいます。 「あなたが一番ワクワクすることを行動に起こすとき、それを実現するために必 要な道具一式が、それに伴ってやってくる」ことを信頼してください。 すべてがそろった完全キツトになっています。しかも、自動操縦です。 あなたがやることはただひとつ、行動することが運んでくる 「機会」をつかまえ て実行に移すことです。 非常に簡単です。

176 「見て」「感じて」それに 「なりきって」ください。 この三つのステップです。 「見 る 、 感 じ る 、 な り き る 」。 私達がいっていることはすべて、この三つのステップに含まれます。 これくらい簡単なのです。これくらいシンプルなのです。 まず、自分がなにを望んでいるかを見ます。 次に、それを感じてください。知 ってください。望んでください。 そして、それになりきります。行動に起こします。 それのみを、行動に起こしてください。 どのような自分になりたいか、ということだけを行動に起こしてください。 自分の望むものを 「見る」「感じる」それに 「なりきる」。 この一、二、三のステップです。

22 それでは先程の議題について続けましよう。 多くの人から、「宇宙人と地球の交流については、今どんなことが起きているの か?」と いう質問を受けます。 再びいっておきますが、私がこれからいうことは、私達がみなさんの力を奪 った り、みなさんの代わりに決定を下したりするためではありません。 私達は地球を救うために来ているのでもなければ、みなさんを救出に来ているの でもありません。 (少しおどけて) 私達だって、自分たちのことだけでも充分、忙しいのです ・・・。 私達にも自分の文明があり、自分達の生活があります。 ですから、「みなさんの代わりに地球を救うなんて 。・・」遠慮しておきます。 (笑) みなさんが 「私達を救ってください」というような機会を提供してくれるのはあ 7‐

178 りがたいのですが・・・、でも 「ノー・サンキュー」です。 (爆笑) 私達はみなさんと自由に対等な立場でコミュニケーションをするのは大好きで す。 みなさんは今、非常に大きな変化を遂げようとしています。 ですから、九三年、九五年、九七年、そして九九年に向けての、よリオープンな コミュニケーションのために、私達はここで 一九九〇年代についてのアウトライ ンを述べたいと思います。 九九年以降のことは、私達にも、今の時点ではわかりません。 これらの 「奇数の年」が、みなさんにと って非常に重大な年となります。 なぜならこれらの重要な年に、みなさんが地球外の存在といかに関わるかによっ て、二〇〇〇年以降が大きく変わ つてくるからです。 九三年、九五年、九七年、そして九九年です。

22 地球外社会とみなさんとの交流に関する、重要な情報、大きな出来事、情報公開 などに目を向けていてください。 この時期に、みなさんのすべての概念の中心にあるもの、種のまわりにまとわり ついて、本質を雲のように覆 っていた問題が脇に置かれるようになります。 そして、 一九九〇年代には、これらのすべてを理解するのに必要な、元の概念と なるものを理解することでしようc 政治、経済、宗教、哲学、メタフィジックス (形而上学または超自然学)、科学、 そしてそれ以外の地球上でのさまざまな概念のすべてをつなぎ、組み合わせ、こ れらのすべてを 「ひとつのもの」として理解できる基礎となる考え方が出てきま す。 それらの概念のひとつひとつを分離させるのに必要だった、その周辺の問題が取 り除かれます。 そして、それまで隠れていた根本の問題が見えてきます。 同時に、それぞれの似通 った部分も見えてきます。 97‐

そ れ に よ っ て 、 み な さ ん の 時 間 で 二 〇 〇 〇 年 ま で に は 、 次 の 千 年 間 に み な さ ん を o8‐ ひとつの地球として動かしてゆく基礎となる考え方が出てきます。 これがみなさんの 一九九〇年代に関する全般的な事項です。 すなわち、個人々々の中でも雲を取り除き、そしてあなたの日から見て、自分の 望む現実に属さないものを取り除いてゆきます。 生の、はだかのままの真実の自分の核となることです。 みなさんが自分の大切なこと、望むことを実行に移していくとき、そしてみなさ んが、お互いにこの周波数、波動、このエネルギーを輝かせるとき、みなさんは お互いに対して、より敏感になれます。 「自分が本当に望むものから目を覆わせている特定の癖、習慣、知識が ′′怖れ′′ から創り上げた社会的パターン」や、「疑 いが創造した怖れ」など、自分達を守 るために創 ってきたすべてのものによる混乱なしに、お互いをより明確に見てい けるようになります。

22 181 自分の核にあるものは、破壊不可能だということを知るでしよう。 みなさんは、永遠の存在なのです。 破壊不能な存在なのです。 みなさんは永遠の過去から永遠の未来にわたつて存在しています。 どこかへ行ってしまったりは、しないのです。 常に存在し続けます。 みなさんの映画の中で、「′′創造〃の名は我」といっていますが、これは絶対的 な真理です。 今存在するものは、その存在を今までも続けてきましたし、今も存在しています し、これからも存在し続けることしかできません。 存在しない状態になることはできません。 なぜならば、「非存在の状態」は、それ自体でひとつの次元を形成しているから です。 その次元には、これからも決して存在しないものだけしか含まれていません。

182 (笑 ) そこにあてはまらないものは、すべて 「存在の次元」にあります。 そして 「存在の次元」にあるものは、常に存在してきましたし、今も存在してい ますし、これからも存在し続けます。 なぜなら、ほかにどこにも行くところがないからです。 (笑) 非存在は、存在することがないものの集合体です。 そこには、「存在」が存在する空間はありません。 (笑 ) 創造の正反対の状態です。 始まりもありません。終わりもありません。

22 183 毎瞬、毎瞬が常にそうなのです。 ですから、みなさんが存在しているということは ・・・、もちろん、私が、みな さんを単に 「空想している」だけではないと仮定しての話ですが ・・・。 (笑 ) 今みなさんが存在しているということは、みなさんは、今までも存在してきたし、 これからも存在するということです。 消えてしまうことはあり得ません。 忘れられてしまうこともありません。 破壊されることもありません。 みなさんは破壊不可能な存在なのです。 永遠の存在なのです。 でも、常に 「変化」はしています。 毎秒々々、毎瞬々々、変化をしています。

184 決して、同じ状態にはありません。 創造の中で真に不変なことは 「変化すること」だと感じることを、自分に許して あげてください。 存在の真に安定した基盤は、この常に変化することの上に成り立っています。 変化するがゆえに、とどこおりが起きません。 そして不朽のものとなります。 創造は、まだ終わってはいません。 「すべてのものは創造され尽くしてしま って、これからは創造されたものが外に 遊びに行くだけだ」というのではないのです。 「私が創ってあげたから、あなた達は遠慮なく遊びに行きなさい」というのでも ありません。 私達は、みな、共に神なのです。 毎瞬々々、新しいものを創造し続けている神なのです。 常に新しい変化を繰り返しながら、しかも常に存在し続けます。

22 185 これは逆説的に聞こえるかも知れません。 でも、逆説に向かい合つたときは、本質に近づいているというしるしです。 「中心」または 「核心」に近い、ということを知らせています。 なぜならば、中心にいるときにのみ、それらの矛盾に見えるもの、相反して見え るものが、再び、ひとつのものとして調和できるからです。 中心からのみ、それらの二極性が生じます。 すべてはそこから生じます。 もとはひとつなのです。 ただ矛盾して見えるだけです。 排他的な関係にあるように見えるだけです。 なぜならば、みなさんが 「自分を見るために選択した次元」の波動の中にいるか らです。 正反対のもの、二極性という概念をもつ次元にいるからにはかなりません。 ななさんは、とても創造的なのです。

186 あまりにも創造的すぎて、ひとつのものをたくさんのものに分離してしまう才能 を創り出しました。 それらをさらに細かいものに、あたかもそれらがなんの関係もないと見えるぐら いまで分離してしまう才能を身につけたのです。 これはすごい創造性です。 (笑) 皮肉ではなく、本当に大きな創造性です。 これは、どのくらい自分自身をごまかすことができるかということも含めて、強 大な創造のパワーの、よい尺度となると思います。 ごまかすといったのは、「自分自身がその創造の一部ではない」と信じ込ませる という意味です。 自分が何者であるかということを忘れ、神であることを忘れてしまう。 これも創造性のもつ力です。

22 でも、今までみなさんはこのゲームを充分に楽しんできました。 みなさんがやりたいようにやってきました。 そして今、思い出し始めています。 「ああ、そうだ。そうだったんだ。私は本当は ′′私′′ではなく、 ′′私達′′だった のだ」と。 「今、や つと目が覚めてきたぞ。そうだ。そうだ。なかなか面白 いゲームだ った な。でもこれからは、我々は本当の自分を思い出したい。そして、このゲームの ルールも変えた い。これからは完全な存在として、統合された存在として、この ゲームを楽しんでいきたい」と。 みなさんは、このように思い出し始めました。 そして、このように集まり、「意識とはなんだろう?」ということについて人と 話し始めました。 「肉体とはなんだろう? 夢とはなんだろう? 目覚めているとはどんな状態だ ろう?。 現実とはなんで、非現実とは何だろう?」と。 一 九 九 〇 年 代 に は 、 こ れ ら す べ て が 、 ひ と つ の も の か ら で き て い る と い う こ と が 87 ‐

笑 188 わかりますc 単なるみなさんの 「見方」、自分自身の 「見方」が、それです。 みなさんは目覚めるところです。 おはようございます1 おはようございます― 太陽がまぶしく輝 いています。とてもまぶしく。 それでは時間があまりありませんが、もし質問があれば、みなさんと話をしたい と思います。 Q l(男) (元気よく)こんにちは、バシャール。

189 QQ バシャール あなたにも、こんにちは。 Q l 調子はどうですか、バシャール? バシャール 完壁です。あなたは? 私も完璧です。 二つ三つのことを分かち合いたくて来ました。 ひとつ目は、キャロリンとの結婚が決まったということ。 バシャール それは、おめでとう― どうもありがとう―・ バシャールも招待しますから来てください。 (笑 )

QQ 二つ目は、素晴らしいワンダーワールド ・パークがとても順調に進んでいるとい o9 うことです。 世界で初めての、変革を起こすテーマ・パークなのですが、これもうまくいって います。 バシャール それについても、おめでとう。 私はそこへも顔を出しますよ。 もちろん― バシャール そして三つ目はなんですか? う―ん、忘れてしまいました 。・・。 バシャール それは、おめでとう―

22 191 QQQ (会場も質問者も笑 い出す) う―ん、「知っていない」という才能も、僕にはあったんですね。 でも、いいたかつたのは ・・・。 ああ、思 い出しました。 バシャール それはよか った。 もうすぐ、 エササ ニでイチゴを植え始めます。 バシャール もうすぐ ・・・? もうすでに始まっていますよ。 エッ? もう伸び始めているの? バシャール 少し前に、その話をしませんでしたか?

QQQ 192 そういえばしていたけれど・・・。 でも、バシャールは 「誘いに行くから 一緒に植えよう」といっていたでしょう? バシャール でも、「いつ」とはいわなかったでしょう? Q l 「いつ」やるかは、私は今いったでしょう。もうすぐって。 バシャール ああ、あなたが直接植えるということ ・・・。 あなたが、あなたが、あなたがその肉体を持 ってきて植えるということ。 そうですよc バシャール わかりました。 OKc バシャールと 一緒にイチゴを植えるのを楽しみにしています。

22 193 バシャール どうもありがとう。 ちょっと、待ちてください。 今日、ロサンジェルスで、午後の一時、三時、そして五時に空の一角に三角形の 物体が見えるでしよう。 私達が感じる限りでは、今日は非常によい天気のようですが ・・・。 目をそんなに凝らさないで、ただ心を開いて、上を見上げてください。 三角形の物体が見えるかも知れません。 今日は、エネルギーが優しく愛に満ちています。 多くのものにとって、よい条件がそろっているようです。 扉を開けるのが、比較的簡単な日です。 自分が本当にしたいこと、ワクワクすることをやってください。 そ し て 、 一 時 と 三 時 と 五 時 に ち ょ っ と 空 を 見 上 げ る こ と を 思 い 出 し て く だ さ い 。 いいですね?

194 (拍 手 ) バシャール それでは、次の人。 Q 2(男) バシャール、こんにちは。 バシャール あなたにも、こんにちは。 Q 2 バシャール、あなたの目から見て、ニューメキシコ州のダルシー ([∪L8]UF Oの秘密基地があるといわれ、ETとアメリカ政府が共同で科学実験を行ってい るといわれている)で、今この瞬間に、なにが起きているかを教えてもらえます か? バ シ ャ ー ル 今、地球と地球外の文明、すなわちみなさんの社会や政府といくつかの地域外文 明との間に起きている交流について、表面に出てくる必要のある情報のいくつか が、今から 一九九三年の間に、再び浮上する機会があります。

22 195 は ヤヽ Q 2 ここで私がみなさんに話すことを許されているのは、そこに多くの誤解と大きな 怖れが存在しているということです。 そして、みなさんに注意したいことがあります。 それは、みなさんが自分自身のまわりに創る状況は、みなさん自身が創り出して いるということ。 それから、みなさんは自分で考えているよりも、も っと発言権があるということ。 これらの交流をどの方向にも っていきたいか、それが本当はどのような意味をも っているのか、そして、だいぶ以前の話になってしまいますが、誰が最初にこれ を始めたのかということ。 こうした理解の上に、みなさんが受け取 っている情報のバランスを取 ってくださ 話についてきていますか?

196 バシャール 今日は、これしか話せません。 Q 2 どうもありがとう。 バシャール どうもありがとう。 Q 3(女) バシャール、こんにちは。 バシャール あなたにも、こんにちは。 Q 3 はじめに、このように、楽しくて興奮に満ちた時間を 一緒に分かち合 ってくれて どうもありかとう。 バシャール それを私達に反映して見せてくれて、どうもありがとう。 Q 3 今週末にタイムワープ (時間の飛び越し、または加速)があると問いたのです

22 197 ,つ′′ . . . バシャール それについては、先程話しましたね。 この加速の中には、海のようにたくさんの潮流や渦が巻いています。 引き潮やら渦ですね。 そして、これらはある程度、前に進む勢いをつける目的で起きます。 でも、時々、みなさんすべてが創り出している前向きの勢いのエネルギーによっ て重なった波動のタイプにより、扉が開いたり、隙間が開いたりして、他の次元 へとつながるゲート (門)が開くことがあります。 多くの人が、自分の集合的な部分を見たり感じたりすることができるように、過 去に感じたこと、未来のこと、またはタイムゲート (時間の扉)などを自分の中 に見たりします。 ついてきていますか? みなさんのエネルギーの中には、逆流やら渦やらのたくさんの流れがあります。 特に、今それが盛んです。

なぜなら、みなさんが創り出している勢 い、慣性によ って、その流れが生じてい 89‐ るからです。 毎月十五日近辺にそれが現れます。 その中でも、いつも強く現れるのが、二月十五日です。 そして、 一九九〇年の三月十五日は特に強いものとなるでしよう。 一九九〇年の三月にはたくさんのことが起きるでしょう。 特に、タイムゲートが非常に速くそして荒々しく動いていることに気がつくでし よ ヽつ 。 意識の中の混乱に気がつくでしょう。 そして、世界でも同じ時期に、同じ世界でこんなことが起きるはずがないと思う ようなことが起きていることを発見するでしよう。 わかりますか? Q 3 どうもありがとう。 バシャール 一九九〇年の三月、そして特に三月十五日のその時期に、私達が今日話した議題

199 とタイムゲートに関しての 「三月の目」と呼んでもいい強いゲートがみなさんの 意識の中に創られます。 同時期に、みなさんの過去の文明からの視察、または探索が来る可能性がとても 強いです。 それらは、みなさんの社会の中では、ある過去の文明だとわかるようなものが発 見されたり、再起したりするという形で反映されるでしよう。 一九 九 〇 年 の 二 月 の 話 で す 。 どうもありがとう。 Q 3 ハッアットゥ (エササニの古代語で ′′ありがとう〃の意味)。 バシャール ハッアットゥ。 Q 4(男) こんにちは。バシャール。 2 バシャール あなたにも、こんにちは。

Q 4 ここに来られて、とてもうれしいです。 o2 今日は別に質問はないのですが、今まで何年か、あなたの教えていることを実践 してきて、ここに来られたことで夢がかな った感じがします。 バシャール ちょっと待って、ちょっと待って、ちょっと待って― 思い出してください。私の教えではありませんよね 。・・? Q 4 はい、はい、はい。わかります。 バシャール 私はあなたがすでに知 っていることを、ただ反映して見せているだけです。 すべてあなた自身の教えです。 Q 4 そうですね。みんな、私自身の教えです。 バシャール どうもありがとう。

22 201 Q 4 いま、この瞬間に、私や皆のあなたに対する愛を感じて欲しいと思います。 バシャール どうもありがとう。 私はいつもあなた達の愛を感じています。 (拍 手 ) バシャール もし、私が、みなさんのその愛することの許容量の大きさを知 っていなければ、 今、あなたとここで話をしていないかも知れません。 なぜならば、みなさんはひとりひとりが、真に、存在の、無条件の愛のパワーそ のものだからです。 創造とその中で起きるすべての変化の源となるのが、無条件の愛です。 みなさん、ひとりひとりがその愛そのものなのです。 これは単なる哲学ではありません。たとえ話でもありません。 みなさんは、真に、無条件の愛の種なのです。

202 そして、みなさんの内にある 「知っている状態」から、未来に向かって勢いよく 花を咲かせるとき、みなさんの惑星は素晴らしい花園となるでしよう。 今、みなさんが 一生懸命行 っていること、 一生懸命考えていることはすべて、次 のように見ることができます。 今 、 一番 表 面 の 土 を お こ し て 種 植 え の 準 備 を し て い る と こ ろ で す 。 みなさんは過去の豊かな体験で一杯の土に、畝を作っているところです。 その体験のいくつかは否定的なものに見えますが、みなさんはそれがたつぷりと 肥料を含んだ豊かな土となることを知るでしよう。 わかりますか? 否定的に見えたもの、無駄だ ったと思うものもすべてが、豊かな新しい成長を許 す土台となります。 苦 い経験を、あなたの後ろや下など、適切な場所に置くことによ つて、そして自 分が成長することによって、あなたのフューチャーセルフ (未来身)の光に、そ

22 の経験に富んだ土から芽を出させてあげてください。 それは本当に豊かな経験です。 ここで、ひと つアドバイスがあります。 単なるアドバイスですが。 どこか自然のある場所に行きます。 豊かな土のある場所に行きます。 そこで、両手をその豊かな土の暗闇の中に差し入れます。 そして、大自然の香りを吸い込んでください。 空を見上げて、自分はどこからやつてきたのか、今どこにいるのか、これからど こに行くのかを見てください。 地上と天国へのつながりを創ってください。 天国をこの地上にもたらしてください。 みなさんの魂の、そして存在のバイタリティと豊かさを体験してください。 も し そ れ が 本 当 の あ な た を 表 現 す る も の で あ れ ば 、 あ な た が 、 い つ 、 ど こ で 、 ど 3o2

のように望もうとも、あなたが望むままに、あなたのやりたいことのすべてが実 脳 現するような 「時と場所」が与えられます。 もし、そうでなければみなさんは存在していません。 バランスを欠 いた創造は存在しません。 創造は常に完璧です。 みなさんが今いる現実の中で、真の自分が望むどんなものにも、魂が望むどんな ものにも、それを満足させる機会が、常にあります。常に。 見てください。 感じてください。 そして、なりきってください。 とても簡単です。 そして、とても楽しいことです。 いつも笑っていてください。 いろいろな笑い方をしてみてください。

22 205 それではここで再び、みなさんにおめでとうといいましよう。 そして、私達の愛をみなさんに贈ります。 私たちの感謝と喜びを贈ります。 私達はいつもみなさんと共にいます。 みなさんはいつも私達と共にいます。 この旅を共に歩みましよう。 そして人生を共に楽しみましよう。 どうもありがとう。 時間がきました。 今です。

206 最後にみなさんに三つの 「G」を贈りたいと思います。 みなさんの言葉で、 「ゴツド・ブレス・ユー (神の祝福がありますように)」、 「グッド・デイ (ごきげんよう)」、そして、 「ゴー (早く帰って、始めなさい)」。 (大 爆 笑 / 拍 手 )

つ2 19901年 5月 28日 ′′ ロ .ノ

208 ダリル (トランスに入る前の状態で) こんにちは、みなさん。よう こそ。 来てくださってどうもありがとう。 今日は、あまり時間がないので、いつもの前日上は話しません。 でも、始める前に、チャネリングが初めての人に、これだけは強調しておきたいと思います。 チャネリング中に話されること、あるいは 「こういうことが起こる」と話された内容に関して、 それらを絶対的なものと信じる必要はありません。 私は、みなさんに 「正しい」と証明することはできません。 ここで起きていることに対して、私自身は自分なりに信じています。 でも、このチャネリングにおいても、そしてどのチャネリングにおいてもいえる 一番大切なこ とは、チャネリングがどこからやつてくるかはそれほど重要なことではない、ということです。 大切なのは、この情報があなた自身に役に立つかどうかです。 チャネリングの情報がどこからやつてくるかではなく、「実際に生活の中で使 っていける肯定 的な情報かどうか」を基準にして聴いてください。

23 209 異なるエンテイテイー (存在)から面白い情報が得られます。 でも、ここでも強調しておきたいのは、みなさんひとりひとりが、自分の日常生活に応用でき る情報が一番大切だということです。 みなさんが自分の人生で歩んでいきたい方向に関して、本当の意味で、変化をもたらすことが できる情報こそ、大切です。 もうひとついいたいのは、充分楽しんでください、ということです。 バシャールはいつも楽しんでいます。 バシャールを知っている人は、彼が非常に大胆で、楽しさを隠さないことを知っています。 それでは、これ以上話すのをやめて、始めましょう。 バシャールは、終わりの方に質問の時間を つくるかも知れません。 彼の話が終わったあと、「どなたか質問がありますか?」とか 「みなさんにどう奉仕できるで しょうか?」と聞きます。質問のある人は手をあげてください。 今日は、来てくださつてどうもありがとう。 それでは、私はまた後で、お会 いしましよう。

210 (ダ リ ル ̈ ト ラ ン ス に 入 っ て い く ) バシャール みなさんの創り出している時間の中で、今のごきげんはいかがですか? (元 気 で す 1 ) 私達は地球外の存在ですが、私達が分かち合う情報は、みなさんの地球上で応用 できるような性質のものでなければならないと思っています。 今日のみなさんとの交流は、二つの部分に分かれます。 前半は、みなさんが 「地球外存在」と呼ぶ概念に関してです。 これらは、私達のような、みなさんと異なる存在に関する疑間のうち、いくつか の答となるでしよう。 後半は、みなさんの人生における 「成功」という概念に関してです。 多くの人が成功についての希望をもっていますが、まったくなんの努力もなしに、 とても明確な意識をもって、具体的に成功を創造できるということを、みなさん

23 211 にわかるように話したいと思います。 これは、とても簡単なことなのです。 今回の交流の後半の部分にはタイトルをつけました。 これを全体のタイトルにしてもいいですね。 題して、「一―三―五、リスクなしの成功法」です。 (笑) それでは、地球外意識の話から始めます。 これに関しては、なにも神秘的なことはない、ということに、みなさんは気がつ くでしょう。 この宇宙全体に生命が存在し、そしてたくさんの異なる形の表現方法を取 ってい ます。 でも、ひとつの共通した概念は、私達はみな 「大いなるすべて」のさまざまな表 現の一形態であるということです。

みなさんは、ひとつの創造の意識、自分自身でもある 「大いなるすべて」の表現 212 なのです。 どのような形の肉体をもっていようと、各々の存在は、このひとつの宇宙意識が 自分自身をいろいろな表現方法で映し出す 「鏡」なのです。 この宇宙意識の単なる 一側面が、個々の存在です。 この考え方に関しては、今まで何回も話してきました。 ですから、今日は、これについては長々と話しません。 ただみなさんは、「無限」の、ひとつのユニークな表現方法であり、ユニークな 反映なのです。 ここでは、みなさんひとりひとりの中に、その無限全体が含まれているといって おくことで充分でしょう。 みなさんは、本質的にホロニツクな存在です。 部分は、全体のすべての情報を含んでいます。 すなわち、部分はその中に全体を含んでいるのです。

23 213 みなさんは、みなさんの存在全体、またはその一部分をいろいろな形、いろいろ な方法で表現する能力をも っています。 一番ワクワクする表現方法で表現していく能力があります。 なぜなら、それがみなさんの目的だからです。 それが、みなさんの使命だからです。 それが、みなさんの生まれも った権利だからです。 あるひと つの表現方法として、今回の人生に生まれ、それを生きる百パーセント のオ能をもっているのです。 多くの人が、「ああ、私は今、自分の人生の目的がなんであるかを探求している のだ。この人生の意味を探している。なぜ、私はここにいるのだろう? 私は、 いったいなにをしているのだろう?」と考えています。 こうした問いに対する答は、もう何度もいいましたが、「あなたが 一番ワクワク することをやりなさい」ということです。 そ し て 「統 一性 を も つ て 、 そ れ を 行 動 に 移 す 」 と い う こ と で す 。

そ の ワ ク ワ ク す る 気 持 ち 、 み な さ ん が 興 奮 と 呼 ぶ バ イ ブ レ ー シ ョ ン は 、 み な さ ん 412 の祈りに対する答なのです。 他のなによりも、みなさんを本当にワクワクさせるものが 「みなさんがここにな にをするために来ているか」を知らせる道じるべです。 これが、失敗のない道です。 いつでも、簡単に見つけることのできる道です。 なぜなら、それがみなさんを 一番大きな喜びで満たしてくれるものだからです。 そして、その道を歩んでいくことを決めるとき、絶対的な信頼をも って行動に起 こしていくとき、みなさんが選択して生まれてきた、この人生の目的を花開させ ることができるでしよう。 この人生と いう、特別な表現方法を通して達成する目的を。 これができれば失敗することは、あり得ません。 これについては、後半に、新しい角度からも つと詳しく話をします。 それでは、はじめに 「地球外存在」と呼ばれるものについて、話をしましょう。 宇 宙 に は さ ま ざ ま な 形 の魂 が 存 在 し て いま す 。

23 215 先程のビデオ (編注 ̈このチャネリングの直前に 「UFOとチャネリング」とい うビデオを放映していた)の中で、「多くの科学者達が地球外からの電波信号に 耳を傾けているが、いまだになにも聞こえないのはなぜでしょう?」という質問 がありました。 答は非常に簡単です。 私達は電波を使っていないのです― (笑 ) みなさんの地球は、生命を有する他の太陽系と、「電波砂漠」とも呼べるような 位置関係にあります。 みなさんの近くに存在する文明は、最初から電波を使わなか ったところがほとん どでした。また電波を使 っていた文明も、今では使 っていません。 みなさんが地球で拾えるような電波信号を発している文明は、もうないのです。 みなさんに比較的近く、いまだに電波を使っている文明は、その歴史が浅いため に、まだ地球に電波信号が届きません。

216 その電波が届くまで、まだ少し時間がかかるでしよう。 ななさんの文明も、ほぼ電波を使わないところまできています。 そして、レーザー光線のように、空間に信号を漏らさずに、他の文明がそれらの 信号を拾えないような電磁気を使 ったコミュニケーションの形もたくさん使われ 始めています。 みなさん自身の文明も、電波がそろそろ不要にな ってきました。 それによってみなさんの惑星も、これから十年、長くても二十年の近い将来に、 電波に関していえば、ほとんど 「沈黙の星」となるでしよう。 これによって、みなさんと地球外社会とのコミュニケーションの多くは、今みな さんの目の前で起きているような形を取るようになる、ということを理解してく ださい。 すなわち、日から回への直接のコミュニケーション (編注 一バシャールからダリ ルヘ、といったテレパシツクでダイレクトなコミュニケーションのことを指して いると思われる)となります。

23 みなさんが人間の肉体と呼ぶもの、私達がエササニの肉体と呼ぶもの、もちろん 他の文明ではそれなりの肉体の呼び名があると思いますが、私達の文明が学んだ のは 「肉体は生物的なトランシーバーとしての能力をもっている」ということで す。 そしてこれは、より大きな表現の可能性を含む、より直接的な形のコミュニケー ションであり、非常にシンプルな電磁波の変調によってなされます。 もちろん、受け手を訓練するのに少し時間はかかります。 また、送り手を訓練するのにも時間はかかります。 でも、ひとたび、この訓練が終われば、つまり送り手と受け手が同じ波長でお互 いに同調できたとき、コミュニケーションは、より多くのレベルでなされること が可能になります。 ここでわかって欲しいのは、みなさんの目の前でチャネリングをしている、その 受け手に対するコミュニケーションは、単に、視覚的そして感覚的なレベルだけ でなく、多くのレベルで行われているということです。 み な さ ん に は 、 こ の チ ャ ネ ル を 通 し て エ ネ ル ギ ー も 送 ら れ て い ま す 。 71 2

218 会話も受け取 っています。そして、みなさんの意識の複数のレベルに、同時にコ ミュニケーションがなされています。 ときには、みなさんが後でリラックスしているとき、夢の中、あるいは、なにか 他のことを考えているときに、みなさんの意識の中にフツと昇ってきたりします。 もしくは、今、みなさんの耳や目からは入っていかない情報の一部が、後で急に 思い出されることもあるでしょう。 声の他にも、私達はジェスチャーを通してもコミュニケーションしています。 これも、もうひとつの会話の形であり、みなさんが潜在意識のレベルで受け取っ ているもののひとつです。 ときには、話していることと同じことをジェスチャーを通して伝えていますし、 ときにはまったく違うことを伝えています。 適切なときに適切なレベルにおいて情報が解放されるまで、意識的には気がつか ないかも知れません。 また、このような方法でコミュニケーションを行うことによって、感情も伝える ことができます。

23 私はみなさんの言葉を話してはいません。 私達の社会では、今ではテレパシーを使 ってコミュニケーションをしているので、 言葉をもっていないのです。 ただ、古代の遺産として、いくつかの言葉は使えます。 時々、チャネルを通して、そのうちのいくつかをみなさんとも分かち合ってきま した。 でも、私はみなさんの英語は話せません。 地球 の他 の言葉もし ゃべれません。 では、なにが起きているかというと、単に、私のマインド、私の思考、私の意識、 私の周波数が、みなさんの目の前にいるチャネルのマインド、思考、意識、そし . て周波数と同調しているのです。 そして、みなさんは、私の思考の解釈されたものを受け取 つているのです。 チャネルは、今、ラジオや電話器に似た働きをしています。 も う 、 み な さ ん は わ か っ て い る と 思 い ま す が 、 電 話 器 か ら 聞 こ え る 声 は 、 反 対 側 912

笑 220 でしゃべっている人の声が直接聞こえているわけではありませんね。 相手の声は、まず、電磁気的な波動に変換されて、みなさんのもつ電話のスピー カーで再変換されるわけです。 したがって、次のようなことがいえると思います。 私は考えているだけで、しゃべつてはいません。 私はチャネルの波動と同調して、そしてチャネルは私の意識の翻訳機、または私 のひとつのモデル、すなわちダリル版のバシャールとして働きます。 ですから、みなさんが接している私は、チャネルのエネルギーによって創られて いることになります。 私が肉体をもつて、みなさんの目の前に直接来ているわけではないのです。 私はチャネルの意識を通して、「長距離電話」をかけているわけです。 でも心配しないでください。請求書は送りませんから。

23 221 (笑) 多くの人がUFO (未確認飛行物体)と呼ばれるものについて討論をしてきまし た。 もちろん私達にと ってはIFO (確認済飛行物体)ですけれども ・・・。 当然私たちはUFOの 一部ですし、私達自身 「確認済」ですから。 (笑) みなさんがよく使う言葉で 「宇宙船」とか、時々違う形もありますが、皿の形を していることから 「円盤」などと呼ばれているものがあります。 今日は、形についての細かいことは話しませんが、とにかく宇宙船についていえ ば、宇宙船とは単なる 「共鳴室」なのです。 ひとつの 「共鳴する空洞」です。

物理学用語に詳しい人には、「導波管 (訳注 ̈電気の伝送には電線を使うように、 2 レーダーなどに使う極超短波を伝送するのに使用する管状の金属)」といっても よいでしょう。 私達は、みなさんが想像するような方法で、宇宙を旅行しているわけではありま せん。みなさんのロケットが宇宙空間を推進するのと同じ方法は使 っていないの です。 私達は 「ひとつの波動で共鳴する部屋」を造ります。 宇宙に存在する、すべてのものは 「波動」からできています。 みなさんも、大本のエネルギーの、ひとつの周波数の産物です。 私達も、大本の創造のエネルギーの、ある特定の波動なのです。 すべてのものは、固有振動数をもっています。 固有の波動をもっています。 それによって、他のものと自分の違いが確認できるのです。 時間と空間、そして空間の中の位置も周波数によって決まります。

23 別のいい方をすれば、Aという場所にひとつの物体が存在するとき、その物体は ある特定の波動をもっています。 もしあなたが、その物体をBという場所に移したとき、Aにあったときと比べ、 その物体は 「ほとんど」同じ固有振動数をも ってはいます。 ただ、この 「ほとんど」というところが鍵なのです。 なぜなら、ほんの少しだけ振動数が変わるからです。 位置的な波動が、ほんの少し変わるのです。 その小さな違いによって、その物体をまったく異なる物体であると把握すること ができます。 それによって、位置という概念が、ただ単に 「物体が存在する場所」ではなく、 「物体そのものが持つ、ひとつの不可欠な性質」である、ということがわかりま す。 位置Aにある物体と位置Bにある物体が、ま ったく異なる物体になるわけです。 私達は、宇宙のもつどのような波動からも私達の字宙船を隔離する 「能力」、み 翡

なさんの言葉でいえば 「技術」を創り出しました。 ′′ 字宙船が、そのように隔離されているとき、中にいる人、すなわち私達は 「ゼ ロ・ポイント」にいることになります。 ゼロ・ポイントとは、宇宙の中のすべての場所になり得る中心点、あるいは、す べての時間と空間を内包する中心点ということです。 そして、行きたい場所の固有振動数と宇宙船を融合させます。 それによって、目的地の波動の高調波 (基本周波数の整数倍の周波数)のエネル ギーが、宇宙船の現在の地点のエネルギーを超えたとき (訳注 ̈宇宙船が占める 空間の中でB地点でのエネルギーがA地点のエネルギーを超えたとき)、瞬時に、 位置Aから消滅し、位置Bに宇宙船を再現します。 ですから、いわゆる旅行はしていません。 ホロニツクなマトリックス (訳注 ̈部分は全体に、全体は部分に含まれるという 構造)からツルリと滑り出させ、宇宙船を反対側 (出口)で再定義するわけです。

23 225 そして、乗組員もこぼれることなく、同じ場所に、同じときに再定義されること を祈るのです。 (笑 ) 何回か事故もありました。 みなさんの言葉でいう 「事故」です。 乗組員が、反対側に出てこなかったのです。 (笑) みなさんもこのテクニックを発見したとき、こうしたことに出会うでしょう。 みなさんが心配をしなくていいように、ここで簡単にいっておきましよう。 少し気をつけて欲しいのは、細かいところまで完全に見るということです。 そうしないと、自分の知らない場所に出てしまうかも知れません。

226 (笑 ) ここで再び理解して欲しいのは、この方法は、光より速いスピードで旅行はでき ないという考え方に、まったく違反していないということです。 光のスピードは、物理的な三次元世界の境界線を定義づけするひとつの壁となる ものです。 私達は、その光の壁を破るわけではありません。 ただ単に、その問題をま ったく避けて通るだけなのです。 (笑 ) 私達自身をより高い次元に変化させることによって、それを起こします。 アストラル体またはエーテル体の次元に我々自身を高め、そして、望む時間、空 間、位置に物理的に自分自身を投影し直すのです。 ですから、別の見方をすれば、宇宙船はどこにも行かないで、宇宙自体が宇宙船 のまわりをまわる、と考えることもできます。

23 自分自身を、自分の望む場所、望む時間に 「差し込み直す」わけです。 今、みなさんの多くが、この種 の技術実験を始めています。 これから述べることは、宇宙連盟の中の他のメンバーや、そして私達によって、 今までにある程度分かち合われたことです。 もしノートなどがあれば、これから簡単な成分の組み合わせをいいますからメモ してください。 ひとつの非常に基本的な宇宙船の 「完全な材料」と呼ばれるものについて説明を します。 多くの文明は、これをさらに改善して、より洗練されたものとしています。 ですが、みなさんは、まだこの種の技術を学び始めたばかりですから、これが良 いスタートとなるでしよう。 一番最初に、波動のもつ音色という概念を、全体的な立場から実験、研究してみ てください。 それが航行装置となるでしよう。 72

ここで、みなさんがその材料としての性質を研究したり実験したりして遊べる、 82 物質 の成分を いいます。 マグネシウム ̈六十二。二%、ニッケル 十二%、銅 ̈九%、アルミユウム 八・五%、シリコン ̈四・五%、アルゴン 三・八%。 どのように作るかというと、まず、アルゴン環境の中でシリコンの溶融母体を作 ります。 そこに、今述べた、すべての他の元素の粉体を侵出させます。 正しい割合でこれを行います。 合金を作るのではなく、ひとつの母体を作るのです。 シリコンの材料の中に埋め込まれたまま、冷却します。 アルゴン環境の中で、シリコンを液化または溶融するだけで、簡単に、正確な量 のアルゴンが注入されます。 これで遊んでみてください。 そして、発見を楽しんでください。

23 それでは、「下―三―五、リスクなしの成功法」について話しましよう。 メモ帳はそのまま持 っていたほうがいいでしょう。 みなさんの時間の観念からすると、今日はあまり時間がないようですから、先に 進みましよう。 でも、ここで理解して欲しいのは、私達が分かちあつているのは 「私達の立場か ら見たもの」だということです。 大切なのは、それが 「あなたに役立つか」ということです。 みなさんのイマジネーションを使って、考えられるいろいろな方法で、日常生活 に役立てられるかということです。 みなさん自身が、自分の一番の先生なのです。 私ではありません。 私がみなさんの代わりに、みなさんの人生を生きることはできません。 私 が み な さ ん に 、 こ う 生 き ろ と 命 令 す る こ と も で き ま せ ん 。 92 2

230 私にも自分の人生があ つて、それだけでも充分に忙しいのです。 ただ、私がいえるのは、これらのことが私達にとっては役に立ったということで す。 これからみなさんと分かち合うことは、みなさんにも大いに役に立つと思われる 事柄です。 そして、みなさんの人生に肯定的かつ急速な変化をもたらすことができると思っ ています。 しかし、それがすぐに効果として表れるかどうかは、個人差があるでしよう。 みなさんがこれらを応用してみようという意志をもつだけで、多かれ少なかれ、 変化を起こすことができると思います。 ですから、よく聴いてください。 「一―三―五」です。 で は 、 「一」 の 原 理 。 まず最初に、あなたが本当に 「ひとつ」であるということを理解してください。

23 231 すべてのものは、さまざまな方法で実現化された、本来ひとつのものなのです。 すべての物、すべての人、すべての場所、みなさんの目に見えるものすべては、 みなさんのもうひとつの形にすぎません。 みなさんのもうひと つの考え方、概念にすぎません。 みなさんのもうひとつの表現、反映にすぎないのです。 ですから、みなさんの人生に成功をもたらす原理、その 一は、「成功」がみなさ ん自身からかけ離れたもの、分離したものではない、ということを理解すること です。 みなさんの 「目標」は、みなさん自身から分離されたものではないということで す。自分はこちらにいて、「目標」が何キロも離れた向こうにあるわけではない のです。 みなさんが、日標そのものなのです。 目標は、みなさんそのものなのです。 ですから、みなさんがこれからすることは、日標に向か って進むことではありま せん。

みなさんは、自分をワクワクさせるものに、ついていくのではありません。 ′′ 自分が、ワクワクそのものになるプロセスを行 っているのです。 「自分がすでにそうであることを知る」というのがこの考え方です。 そして、これを知れば知る程、本当のみなさんを反映するものが、みなさんのま わりに 「現実」として現れてくるでしよう。 次のことを理解してください。 とても大切な原理です。 「人は自分の波動でない現実を体験することはできない」 みなさんの波動がなんであれ、それがみなさんの受け取る現実です。 この特定の物理次元の中で、みなさんが意識を表層意識と潜在意識 (または無意 識)に分けてしま ったため、時々、みなさんは 「潜在意識」の部分から現実を創 ってしま います。 意識的に望んでいるもの以外のものをひきつけてしまったりします。

23 233 これはとりもなおさず、みなさんの中にある一番強い概念が、外に伝わっていく からです。 ですから、その波動がたとえば 「怖れ」だとしたら、怖れを見せてくれる状況を ひきつけやすくなります。 なぜなら、「これが起きるに違いない」とか 「こんなことが起きたら嫌だ」と怖 れているとき、実際にみなさんは 「自分はそういう現実をひきつけやすいと信じ ている」と いっていることになるからです。 そうすると、宇宙はみなさんが外に放出している 一番強い観念を反映する現実を、 しっかりと与えてくれます。 思い出して欲しいのは、創造のただひとつの法則です。 法則は百もありません。十もありません。 たった、たったのひとつなのです。 それだけシンプルなのです。 「自 分 の 与 え る も の が 、 自 分 に 戻 っ て く る 」

234 これだけです。 これ以外のすべてのものは、そこから派生してくるものです。 ななさんの与えるものが、みなさんに戻 ってきます。 もし、自分の受け取っているものが気に入らなければ、そのような反映が自分に 戻ってくるには、自分はどんなことを信じていなければならないか、学んでくだ さい。 自分のもっている観念を細かく見てください。 分解して、見てください。 そして、再びひとつにして、新しい定義を与えてください。 みなさんが望む形に組み立て直してください。 それでは、今、すぐに変化が結果として出るように、みなさんがテクニックとし て、道具として直接応用できるような話をしていきます。 これらの考え方をどのように見ていけばよいのか、そしてみなさんが望む現実の 波動だけを外に出すために、どのように観念を変えたらいいのか、それによって、

23 235 欲しい現実のみが自分に返つてくるように。 これは簡単なメカニズムなのです。物理学なのです。 今、いった以上に複雑ではありません。 みなさんの文明が、これはも っと複雑だと いう見方を選択するひと つの方法とし て、これは複雑だと 「信じ込む」ことを、私達は知 っています。 みなさんは、いろいろなものを、部分々々に分けて見ることを教えられてきまし た。 細かいところにフオーカスするように教えられてきました。 細かいところにフオーカスすればする程、見るべき細かい部分を創り出せば出す ほど 「それらを見る時間がより長く必要になる」からです。 みなさんが、ひとつの全体的な概念としてなにかを望むとき、部分ではなく、全 体にフオーカスするとき、すべての細かい部分は自動的にその全体を形成するよ う、おさまるべき場所におさまり、みなさんの現実の中に競 って流れ込んできま す。

236 そして、みなさんはそれを体験できるようになるでしよう。 「長 い 目 」 で 見 て く だ さ い 。 「長い目」とは、「今、ここ」にいる自分を 「今、ここ」で見る、ということです。 どこかよそに見るのではありません。 長い目が一番の近道なのです。 これが矛盾しているところですね。 遠くにあると思 っているものが、実は 「ここ」にあるのですから。 そして、そのときみなさんは自分の人生の中で魔法を体験し始めるのです。 それが 「一」の原理です。 ただ、そうだと 「知 っている」だけで応用ができます。 「下―三―五」の 「三」の原理。 これから非常に強力な三つの道具について話をしましよう。 これらは、私達がみなさんと分かち合うことができるものの中で最も強力なもの

23 237 のひとつです。 なぜなら、これらは最も基本的で、そして誰もが使えるものだからです。 この 「三」の原理については、多くの人がすでに聞いたと思いますが、もう 一度 聞いてください。 「五」の原理は、みなさんにと って新しいもので、「三」の原理をより具体的なレ ベルヘと昇華します。 たとえばみなさんが、なにかのプロジェクトまたは非常に具体的な目標をもって いたとします。 すると 「三」の原理は、そのプロジェクト、その目標、その欲しい現実を起こす ために必要な雰囲気を創り出します。 それに対して 「五」の原理は、そのプロジェクト、その目標が、まったくリスク なしで創造できることを保証します。 リスクという概念すら存在しないのです。 そして、「五」の原理はそれがいかに起きるかということを見せてくれます。

238 それでは、最初に 「三」の原理から話しましょう。 これについては、以前、みなさんに話したことがありますから、簡単に話すこと にします。 「それを見る」「それを感じる」そして 「それになりきる」のTI二―三です。 「う ― ん 、 ′′そ れ を 見 る 〃 っ て ど う い う こ と だ ろ う 。 ・ ・ ? 」 文字通り、それを見る、ということです。 もし、みなさんが本当に欲しいものがあ ったら、それを 「見て」ください。 マインドで見てください。 瞑想の中で見てください。 イマジネーションの中で見てください。 設計図を想像すること、そして、みなさんが望む現実のイメージを想像すること が、イマジネーションの役割です。 それを見てください。 できるだけ鮮明に見てください。

23 239 イメージするのに助けが必要なら、みなさんの視覚化を助ける写真を見 つけてく ださい。みなさんの目標、プロジェクト、望む現実、どのような自分になりたい か を 表 現 し て く れ る 、 一 番 強 い イ メ ー ジ を 見 つ け て く だ さ い 。 それは人の写真でしょうか? または、どこかの場所の写真でしょうか? 映画の一場面でしょうか? それとも、なにかのアイディアを表している写真でしょうか? もし、写真が見 つからなければ絵を描 いてくださ い。 それを見て視覚化の助けとしてください。 いまいった方法はとても大切なことです。 みなさんは視覚的な存在です。 みなさんは情報を、ほとんど視覚を通してのみ受け取 っています。 視覚化してください。 情報を創造してください。 「そ れ を 見 て 」 「そ れ を 感 じ て 」 「そ れ に な り き っ て 」 く だ さ い 。

240 あなたは 「感じるって、どういうこと?」と聞くかも知れません。 みなさんが 一番ワクワクすること、またはワクワクしたいことをイメージの中で 見たとします。 それを見たとき、き っとワクワクしてそれを 「感じる」でしょう。 それとも、「ああ、そうですね。なかなか、いいじゃないですか」と冷静に座 っ て、そのイメージを見ているでしょうか? (わ ざ と 退 屈 そ う な 声 で ) 「う―ん、なるほど 。・・。私は ・・。今、それを見ている。でも o・oだから どうだっていうの・・・?」 (笑 ) ここでして欲しいのは、そのイメージに関わる、ということです。 みなさんの感情や感覚を、そのイメージとつなげて欲しいのです。

23 241 みなさんは、肉体を持った存在です。 みなさんの精神性は、肉体上の感覚のすべてを統合できるかどうかにかかつてい ます。 それらを否定することではないのです。 ここでして欲しいのは、ビジョンを 「味わう」ことです。 ビジョンを嗅ぎ、ビジョンを聴き、ビジョンを感じることです。 そのイメージに深く浸り込んでください。 もし、そのイマジネーションで見ている状況の中に、自分が本当にいたとしたら、 なにを感じているでしようか? どんな味を味わっているでしようか? どんな匂いを嗅いでいるでしようか? なにに触れているでしようか? その、触れている感じを、受け取ってください。 のめり込んでください。

242 心臓が速く打っているのを感じてください。 感じると実際に速く打ち始めます。 見えているものは本物なのです。 ここでちょっとした秘密を教えましょう。 みなさんのイマジネーションは 「現実」です。 現実でないものを想像することはできません。 すべてのものは現実です。 そして、みなさんが 「存在」と想像できるものはすべて存在するのです。 みなさんが想像できることは、すべて現実なのです。 もちろん、あるものは物理次元において、より多く実現化されていますし、ある ものは他の次元で、より多く実現化されています。 たとえば、みなさんが本当に身長六メートル、五本の腕と青い皮膚をもった人間 になりたいと望んだとしたら、なれるかも知れません。

23 (笑 ) でも、もしみなさんが深いところで、こんな形の実現化をしても、この次元の体 験の中でなにも実質的に得るものがないと思っていたら、それを実現化するのに 少し時間がかかるでしよう。 しかし、みなさんが直接的なつながりを感じられるもの、みなさんの次元の創造 性から直接派生したものは実現可能です。 みなさんが 一番ワクワクするものは、それが可能だからヮクヮクするのです。 こうなりたい、ああいう人を演じたいと望む人すべてに、それを演じるステージ、 観客、そしてそれをサポートする現実が存在します。 宇宙は、みなさんの言葉でいう 「非論理的」なことを行いません。 宇宙は、表現する方法をまったく与えずに、大きな望みをもつた人を創造したり しません。 創造は、そういう意味では、バランスを欠いてはいません。 もし、みなさんが大きな望みをもっているとしたら、みなさんには常にそれを実 笏

現化する才能が備わ っています。 ル もし、みなさんがそれを 「見て」、そうした実現が現実したらどのように感じる かを 「感じて」いれば、とても簡単です。 ですから 「見て」ください。 「感じて」ください。 「な り き っ て 」 く だ さ い 。 では、「それになりきる」とはどういうことなのでしょうか? 「もちろん、望む現実そのものになりきることは素晴らしいことだけれど、私は まだ、自分の望む現実になっていない」と、反論するかも知れません。 でも、私達がいっているのは次のようなことです。 みなさんは肉体を持った存在です。 みなさんにと って、この物理次元は大きな意味をも つています。 物理的に行動することは、みなさんにとって意味のあることです。

23 245 みなさんが自分の望む現実を見て、感じた後、その望みを実現化するのに 一番強 力な役割を果たすのが 「行動する」ということです。 すでに、あたかも、その現実が存在しているかのように行動することです。 ボディラングージです。 では、どのように行動したらいいのでしょう? たとえば、みなさんはこういうふうにいうかも知れません。 「う―ん、私は成功した人になりたい。超大企業の社長になりたい。そうなって いる自分が見える。そして感じられる。でも、実際は、私はいまだに、ここにこ んな感じで座 ったままだ 。・。」 (次第に背中を丸めて声も小さく) 「私はいまだにここに座 っているだけで ・・・社長のような行動をしていな い。・・。超大企業の社長は ・・。こんなふうには ・・・座らないんじゃない か 。・・?」 (自信に満ちた姿勢に変えて)

246 「う ん 、 こ れ が 超 大 企 業 の 社 長 だ ッ 」 この違 いがわかりますか? みなさんが見ているもの、感じているものに自分の身体を慣らすことです。 文字通り、そうした環境で自分を取り囲んでください。 これは何度いってもいい足りないほど、とても大切なことです。 「望む現実を表現してくれる状況や環境、さまざまなものをできるだけ自分のま わりに置いてください」 別のいい方をすれば、もし、みなさんが大企業の社長になりたければ、どこかの 事務所を探してみるのも いいでしょう。 借りてもいいですし、そっと忍び込めるところでも結構です。 感じられるところをどこかに ・・。。 でも盗んではいけませんよ。

23 247 (笑) 買うのはいいですねc とにかく、そのような状況に自分を置きます。 そして、机に座って、壁いっぱいの窓から世界を見ます。 どんな感じがするでしよう? その人になりきってください。 もし、あなたが会社の社長だとしたら、今とは違う動き方をするでしよう。 いつも、その部屋の中でフツと手を伸ばして触るものはなんでしょう? その人だったとしたら、どんな動きをしているでしょう? どんな振る舞いをし ているでしよう? こうしたことを自分の身体に訓練します。 多くの人が 「私はとても豊かになりたい。お金持ちになりたい」といいます。 それについては、なにも悪いことはありません。 ただ、 一言いいいたいのは、豊かさとは、お金だけではないということです。

248 もちろん、お金であることもあります。 でも、お金だけとは、限りません。 豊かさとは、単に 「する必要があるときに、する必要のあることをできる能力」 なのです。 ときには、お金はそれを得る 「一番の遠回り」であることもあります。 みなさんが、方法にこだわらずに、豊かさを自分の人生に歓迎できれば、も っと 早く、豊かさがや ってくるかも知れません。 なぜなら、お金以外の方法でやつてくるかも知れないからです。 でも、もし、お金がその方法だとしても、それだけのことです。 自然に、自動的に起きます。 お金をつくる機会が、自然にみなさんの前に現れます。 それでは、最初の話に戻りましょう。 もし、豊かになるという考えがワクワクするのでしたら、自分自身をすでに豊か

23 な人のように振る舞わせてあげてください。 豊かな人は、五円、十円を節約しようと、いろいろな広告からスーパーの割引き 券を 一生懸命、切り取 ったりしません。 その行動自体が、みなさんの肉体意識にこういっているのです。 「そうだそうだ。私はとても豊かな人間だ。・・。でも、明日はどうなるかわか らない。すべてを失ってしまうかも知れない。そうなるかも知れない。だか ら・・・。あつ、いけない。私は豊かな人間だったんだ!」 (笑 ) そう いうとき、みなさんは豊かな人には見えません。 ですから、豊かな現実がやってきません。 もしみなさんが豊かな信号を外に発していなければ、宇宙は豊かな状態という考 え方をサポートしません。 そして、豊かさの信号は、みなさんが、すでにそれを持 っているときに発せられ .. 一 0 19 jづ 創

250 覚えておいてください。 これは、みなさんがよくいう 「勝ち/勝ち」(訳注 ̈誰かが勝つために、他の人 が負ける必要はなく、自分も相手も共栄できるという考え方)の状況です。 みなさんがすべてを手に入れるために、誰も、なにも失う必要はありません。 すべての人が、すべてのものを手に入れることができます。 それが、多次元的な同時宇宙のいいところです。 みなさんはひとりひとりが、自らの現実であり、自分の現実の中ですべてを持つ ことができます。 他から、なにも奪うことなく、それができます― ほんの、小さなひとつの原子すら、他人の現実から取り上げる必要はないのです。 なぜなら、みなさん自身が完全な宇宙だからです。 みなさんは完全な宇宙 です。 完全な宇宙なのです。 みなさんひとりひとりが、同時に完全な宇宙なのです。

23 251 それが、創造のホロニツクな性質の素晴らしいところです。 他の人がなにも失うことなく、みなさんはすべてを手に入れることができます。 「 一― 三 ― 五 」、 こ の 考 え 方 で す 。 それを 「見て」ください。 それを 「感じて」ください。 そ し て 「な り き っ て 」 く だ さ い 。 あたかもそうであるように行動してください。 実際に行動を起こすことです。 可能な限りの行動をしてみることです。 そうすれば、みなさんが自分自身の身体を慣らすために用意した、いろいろな小 道具が、個人差はありますが、ゆ っくりと、または早く、本物と置き換わ ってき ます。 なぜなら、みなさんの肉体が 「もうあなたはすでに多くの喜び、多くのエクスタ シーに対処できる癖ができている。しかもあなたは自分がそれらに値することを 知 っている。もう本物を受け取る準備ができた」といっているからです。

そして、本物をみなさんから遠ざけている理由がなくなってしまうのです。 52 このように、宇宙、またはみなさんが創り出した現実は、それ自体には、マイン ドすなわち思考をもっていない、ということになります。 宇宙は別に、「さあ、この人の意誠に少し意地悪をしてやれ。も っと別のものを 与えてやろう。欲しいものは与えてやらないぞ。ハツ、ハツ、ハツ」とはいいま せん。 (笑 ) 宇宙はそのようなことを、しません。 そのようなことは、できないのです。 そういうことをする力を、もっていません。 でも、みなさんは、その力をも っています。 ですから、行動してください。 その人になりきってください。

23 自分のなりたい人のように、歩いて、話して、行動してください。 すると、すぐに、その演じている相手になれます。 そして、その人のもつ現実を自分のものにすることができます。 それが 「三」です。 「下―三― 五」 です ね。 それでは 「五」はなんでしょうか? 「五」は 「リスクなしの成功法」の五つのステップです。 この五つのステップのすべてがそろうときに、失敗の可能性が完全になくなりま す。 みなさんの社会は 「リスク」と 「なにかを失う」という概念の上に成り立ってい るので、これを人に確信させることは難しいかも知れません。 そして、単なるギャンブルだと思うかも知れません。 ギャンブルになってしまうのは、これらの五つの要素が、きちんとそろっていな いときです。 窃

254 でも、これらがすべてそろっているとき、みなさんの考えや望む現実やプロジェ クトが実現することを止めることは、できません。 そ の 一番 目 は 「ビ ジ ョ ン 」 で す 。 ビジョンとは 「三」で話したことです。 「見 る 」 「感 じ る 」 「な り き る 」 の 三 つ で す 。 みなさんがビジョンをもっているとき、すなわち、見て、感じて、なりきってい るとき、この 「五」の 一番目が完全にできていることになります。 ビジ ョン、日標、絵、または概念を持 っていることになります。 これが最初の要素です。 みなさんのワクワクする気持ちの、表現のひとつです。 そのワクワクする気持ちをどうしたいのか、あなたをそれ程ワクワクさせるもの はなんなのか? そのビジョンとは、なんなのか? これが一番目です。 ビジョンがあるとき、第 一ステップはできていることになります。

23 明確なビジョンが第 一ステップです。 二番目は 「タイミング」。 みなさんの現実の中で起きていることのタイミングを注意して、見てください。 現実は、なにをあなたに見せているでしよう? それと同時に、みなさんがなにかについて非常にワクワクした気持ちを感じると き、そのワクワク自体も、あるレベルで 「タイミングが正しい」と教えてくれて います。 そうでなければ、はじめから、その気持ちを感じることすらできなかったでしょ う。それに対して、それ程ワクワクできなかったでしょう。 タイミングが鍵となります。 みなさんのビジョンを達成するために、まだ学ぶ必要があるものに気を配つてく ださい。 自分のビジョンのタイミングを学んでください。 みなさんの社会の中におけるタイミングを感じとって、そしてそれらに対して行 筋

動を起こしてください。 % 忍耐をもってください。 みなさんが人生で学んだすべて、みなさんを 一番ワクワクさせたこと、ワクワク させた道、それら人生で学んだすべてのものは、その考え、その目標、そのビジ ョンに応用できます。 なにも無駄なものはありません。 みなさんが信頼をも って行動すれば、道を引き返す必要はなにもありません。 タイミングは常に完璧に起きています。 みなさんの惑星でよくいうことで、私達が深遠な真実だと思っているものがあり ます。 それは、「好機到来 (日の”∽8日Q)」とぃぅ考え方です。 ,, これ以上にパワフルな考え方は、存在しません。 「タイミング」が 「五」の二番目です。 三番目は 「知識」です。

23 257 みなさんのビジョンを表すのに必要なさまざまなことを、みなさんの世界の様式 に合ったやり方で、自分に教育してください。 言葉や道具、話し方、歩き方。そのビジョンがなにを意味しているかという知識。 ビジョンを実現するのに必要な技術。そうしたものを自分自身に教育してくださ それらの中に自分をドツプリと浸けて、その大気を深く吸ったり吐いたりしてく ださい。 毎日、それにワクワクしながら生きてみてください。 努力の中で、息絶え絶えになりながらではなく、ワクワクの中で行 ってみてくだ さい。 みなさんをワクワクさせる 「知識」、自然にひかれる 「知識」。これが第三ステッ プです。 四番目は 「資源」です。 他人とのつながりを創ってください。 その人達が、みなさんの新たな資源となります。

258 もちろん、ひとりでもすべてを行えます。 でも、助けになるような人を、自分の人生の中に引き入れることも、自分でやっ ているのと同じです。 そして、それと同時に、その人達のやり方も認めてあげてください。 その人達がもたらす、新たな資源も尊重してください。 みなさんが間接的に収得できた資源も認めてあげてください。 なんでも必要なものを集めてください。 もし、みなさんがやりたいことをすでにやっている人がいたら、会いにいってく ださい。会って話をしてください。 その人が、どのような人であるかを、見てください。 どのようにして、それをやりとげたかを、発見してください。 だからといつて、みなさんが同じようにやる必要はありません。 でも、それに少し自分自身を影響させてあげてください。 その人達の波動の中で、自分の実践したい流儀にかなった部分の波動を感じてく ださい。

23 あなた自身をよく表していると思える部分の波動を感じてください。 多くの人が豊かさを達成することから、自分自身を妨げています。 「僕は今までたくさんの金持ちを見てきたけれど、金持ちというのは、なんてひ どい人種なんだ。僕はひどい人間にはなりたくない。だから、僕は金持ちにはな れないんだ」といったりします。 もしかすると、その人は実際に、そういう人なのかも知れません。 でも、あなたが批判的になる必要はないのです。 なぜならば、批判することによ って、あなたも同じレベルにとどま ってしまうか らです。 みなさんが聖書と呼ぶもののなかに、「自らが裁かれたくなければ、他人を裁く な」という 一節があります。 これは、もしあなたが人を裁けば、どこかにいる偉大な神があなたを裁くという 意味ではないのです。 あなたがある判断で人を裁く (決めつける)と、あなたもその判断の波動になっ 952

てしまい、結局は自分自身を裁いて、あなたが相手を判断しているのと同じ波動 6o のなかに自分をとどめてしまうということなのです。 それによつて、あなた自身が、その判断の波動から、より高次の波動に上がれな くなるということです。 2 自分なりの方法で豊かになれるということを理解してください。 その人達がやった方法で自分もやる必要はないのです。 実際、誰も彼らがやつたのと同じ方法で豊かになることはできませんし、誰もあ なたの方法で豊かになることはできません。 なぜなら、あなたはユニークな存在なのですから。 でも、そのユニークさをみんなと分かち合 ってください。 みなとつながりを創ってください。 人も含めて、地球に存在する資源をあなたのために役立たせてください。 あなたは非常に豊かなのですc

23 261 みなさんは、想像できるものすべてを達成するのに必要なものを持 っています。 みなさんがそれをわからないのは、躊躇をしたり、「自分は大して価値のある人 間ではないから、そんな人に会いに行っても話をしてくれるはずがない」と思っ たりしているからです。 みなさんは、どんな人にもなれます。 みなさんは価値のある 「大した人間」なのですc すべてを成し遂げるには、あなたはあなた自身になりさえすればいいのです。 このように、みなさんはさまざまな情報や助けを得る 「資源」をも っています。 これが四番目の 「資源」です。 「ビジョン」「タイミング」「知識」そして 「資源」です。 五番目は最後なので、ある意味では五つの中で一番重要で、全体をまとめあげる ものです。 コミットメント、すなわち、決めて行動を起こす 「意志」です。

みなさんを 一番ワクワクさせるものが、ただひとつの選択だということに対する、 62 完全なコミットメント、完全なフォーカス、完全な信頼が必要です。 2 「さあ、わからないなあ。ひょっとするとうまくいかないかも知れないし ・・・。 う―ん、安全にしておいたほうがいいだろう。でも、どうしよう ・・。」という 状態ではありません。 コミットメントです。 「プ ロ セ ス 」 自 体 が 重 要 な の で す 。 ただ単に、日標が大切なのではありません。 みなさんが学んでいるすべてのものが、みなさんに喜びを与えます。 そして、学んでいること自体も、全体の一部なのです。 途中経過は、長い道のりの途中にある、単なる道しるべではありません。 「プロセス」も、求める 「結果」そのものなのです。 大切なのはコミットメントです。 ワクワクする気持ちが、自分の進む道だということを知ってください。

23 263 そして、それに沿 って、道をはずれないように進んでください。 それを、見てください。 それに、なってください。 それを、呼吸してください。 それを、生きてください。 夢を、生きてください。 みなさんには、それ以外の選択はありません。 それ以外の方法をみなさんは選択しないでしょう。 コミットメントです。 百パーセントの自分自身に、なりきってください。 それを、体得してください。 うまくできるようになってください。 なぜなら、みなさんは、より本来の自分に近くなっているだけなのです。 みなさんも含めて、すべてがひとつであること。 すなわち、見る、感じる、そしてなりきる。これがビジョンでした。

そして、タイミング、知識、資源、それにコミットメント。 旅 これらが、みなさんが望むもの、新しい自分を、非常に早くひきつけ、しかもリ スクなく創造するのに必要な、とてもシンプルな 「TI三―五」という公式であ り道具なのです。 もちろん強制はしませんが、もし、みなさんがこれらのものを本当に欲しければ、 もし、そういう人に本当になりたければ、もし、そういう人生を本当に送りたけ れば、あたかも、すでに、その人になったように行動してください。 みなさんはどのくらいコミット (決意)しているでしよう? みなさんとの会話の大部分は、言葉だけでなく、複数のレベルにわたってなされ ています。 でも、実際はとても簡単なのです。 これ以上に複雑にする必要はありません。 とてもシンプルなのです。 この方法は、私達のエササニの文明においてもうまく使えました。 私達は基本的に、みなさんの文明でも有効であることを知 っています。

23 265 Q Q もし、そうでなければ、みなさんの文明がコミュケーションをするために私達を ひきつけることはなかったでしょう。 もし、私達の分かち合いが、みなさんの助けにならなければ、今のような交流は 起きていなかったでしょう。 偶然はありません。 もう 一度いいますが、みなさんは、この情報を自分なりの方法で使ってください。 なぜならば、みなさんがみなさんの一番のガイドであり、一番の先生だからです。 それでは、残りの時間を使 って質問を受けましょう。 (男)バシャール、私が 一番最初に質問をしたいのですが バシャール はい、どうぞ。 去年の十 一月にバシャールが分かち合 ってくれて以来、どのようなことがあなた の文明に起きていたのかを教えてください。

バ シ ャ ー ル た く さ ん の こ と が 起 き て い ま し た 。 6 62 今はそれを簡単に話してみましょう。 私達の文明は、今、物理次元を超越し始めています。 私達は、今、みなさんがシリウスと呼ぶ星の周辺にある文明の非肉体的な部分と の強いつながりを作り始めています。 そういう意味で、私達にも非常に多くの融合が起きています。 私達の文明と、そしてより高い文明との間の融合が深まっています。 当然、私達は 一番上にいるわけではありません。 そして、どちらにせよ 「一番上」という概念は、本来存在しません。 でも、私達が私達の 「大いなる自己」と、より深くつながるに従って、私達の肉 体部分が占める割合がより少なくな ってきます。 また、みなさんの霊的な現実と肉体的な現実を融合するためのエネルギーをも っ ともっと送ることができます。 私達が、このように自分自身の力をより多く取り戻すことによって、もっとたく さんの文明とコミュニケーションすることが可能になってきています。 それと同時に、私達は、私達の文明が今同調し始めたま ったく新しい段階の ′′複

23 Q 267 数の次元にわたる〃トーナリティ (訳注 ̈音色、調べ、波動)を理解し始めてい ます。 つまり、この頃、時おり私達の文明の中を駆け巡る、文字通り 「駆け巡る」波動 があるということです。 簡単にいえば、これはトーナリティのひとつの現れなのですが、ひとりの人があ る場所でひとつのトーン、すなわち音を奏でたとしましよう。 なにか他のことをしながら、音を出しているのかも知れません。 短時間の間、音を出しているだけなのです。 それでも、まわりにいる人がその音を拾い、それが波のように広がります。 そして、この文明の大部分の人が、たとえば、ハミングするまで、その音が波紋 のように広がっていくのです。 今、私達の意識はとても速いバイブレーションに同調し始めています。 こんな答えでいいでしょうか? はい。どうもありがとう。

笑 268 バシャール それでは次の人。 Q 2(男) バシャール、今日、あなたが話していたことにとても関連していることなのです ,刀 . . . バシャール (マイクが低すぎるので、スタッフがマイクを上げる。それを見て) マイクを飲み込まないようにしてください。 Q 2 はい。それでは質問に戻ります。 多くの人が、私達がなにを知っているかということについて、バシャールが私達 に反映して話してくれたことに耳を傾けていたと思いますが ・・・。 バシャール はい。

23 Q 2 そして、努力をしてきたと思います。「試みる」という言葉を使います。 バシャールはこの言葉をあまり好きではないと思いますが ・・・。 バシャール 私が好きとか嫌いとかいうことではありません。 ただ、単に非効率的だということです。 もしくは、誤った定義づけだというだけです。 あなたがすること、もしくは、あなたがしようと試みることは、あなたがなにを したいか、という好みによります。 Q 2 あ―、はい。私達の人生の中で、それを実現化しているだけなのですね。 バシャール そうですc Q 2 でも時々、そして多くの場合、うまくいきません。もしくは、うまくいかないよ うに見えます。私はそれを、罰を受けるという意味ではないのですが、カルマと いう考え方で考えてみました。私達は、ここへ教訓を学びにきているのですよ 豹

ン ヤ I ル 270 バシャール はい。 Q 2 ですから、私達が、まだ、そのような教訓を学び終わっていないとき、今晩話し てくれたようなさまざまな観念や、私達が人生で学ぶ必要のある教訓を学ぶまで は、バシャールがいっていることも実際にはできない、ということになるでしよ ヽつ? ね? ある意味で、それは正しいです。 たとえば、あなたが、あることをするためには、こういう人間になる必要がある と思 っていたとします。 でも、そのような人間になることを自分に許してくれる経験に抵抗をしていると、 なかなか望むような人にはなれませんし、その 「あること」も実行できません。 ですから、ここでいっているのは、どのような経験に対しても、抵抗しないとい うことです。

23 271 すべての経験を肯定的なものと見ることによって、肯定的のみと見ることによっ て、そこから肯定的な結果を得ることができます。 それらをすべてあなたの人生に歓迎してあげることによ つて、必要な経験が楽に あなたを通り抜けていくことができるのです。 こうすると、あなた自身を非常に早く変革させることができます。 さらに、あなたのもつビジョンそのものになることができます。 わかりますか? それらを経験することに抵抗しないでください。 自分の中で 「ああ、だめだ。今、自分の人生に起きていることは、自分の望んで いることとまったく関係ないじやないか」などといって、自分の中で戦いをしな いでくださ い。 摩擦を創らないでくだざい。 自分に、ちょうど必要なものだと許してあげてください。 そこから、否定的でなく、肯定的な意味だけを見てください。 覚えておいてください。 どんな状況も、決ま った意味をも っていません。

272 あなたの与える意味が、あなたの得る結果を決めます。 ですから、なにかが起きたとき、それに肯定的な意味を与えてください。 そうすれば、あなたはそこから肯定的な結果だけを得ることができます。 すべき体験を抵抗もなく、非常に早くすることができます。 それによ って、自分がなる必要のある人に、とても早く変化できます。 そして、あなたの人生に必要な体験をすることができるのです。 Q 2 それに関して質問していいですか? バシャール 他の人も質問をしたがっていますから、短く聞いてください。 Q 2 バシャールはよく、「許してあげる (』oヨ)」といういい方をしますね? バシャール はい。許すという言葉ですね。 Q 2 「起 き る こ と を 許 し て あ げ る 」 と い う こ と と 、 「あ き ら め て 意 識 の 外 に 追 い や る 」

23 273 ということとは、どう違うのでしょう? バシャール 「起きることを許してあげる」ということは、自分で責任をもつていて、そして 機会がやってきたときに無視をせずに、すかさず、行動を起こすということです。 「私はなにもしないで寝ている」というのではありません。 チャンスは、あなたの膝の上にやってくるかも知れません。 でも、「あなたが」それに対して行動を起こさなければなりません。 あなたが、そのチャンスに対して行動を起こすという意志を見せることが、イコ ール、あなたがなりたい人になるという意志なのです。 わかりますか? Q 2 はいc バシャール 役に立ったでしょうか? Q 2 とても、よくわかりました。どうもありがとう。

ン ヤ | ル 274 どうもありがとう。 Q 3(男) バシャール、私が 一番ワクワクするのは、もちろん、異星人と交流をすることで す。バシャールはいつか、我々の文明と直接に交流を始めるといってましたね。 バシャール はい。私達の文明が、みなさんと出会う最初の文明ではありませんが、でも、交 流を始めるでしよう。 Q 3 ところで、バシャールの文明は、私達 (人間)とゼータ ・レティキュライ ([Nのご 洒oL8〓]ETの、ある種族)によって創られているといいました が・・・。 バシャール ある意味ではそうです。 でも、そのように、直接的につながっているわけではありません。 それは、ひとつのいいたとえでしょう。

23 Q 3 はい。そして、私は高次の意識が、今の地球上で非常にスピードアツプされてい ることについて考えていたのですが ・・・。タイミングのスピードが加速された り、もしくは、そういうことに関連している人達の意識が加速されたりしている と か ・ ・ ・。 バシャール あなたのまわりにそれを感じませんか? 壁がなくなったりしたのを見ませんでしたか? 何百年に 一度くらいしか起きないような奇跡を、あなたは見ませんでしたか? スピードアップされているのが見えませんか? Q 3 私は、あなたや、プレアデスや、他の文明との交流についての話をしていたので すが・・・。 バシャール わかっています。 でも、私達とみなさんの文明の交流は、みなさんの文明が自分自身とどのくらい 交 流 し た い か 、 自 分 自 身 と ど の 程 度 関 わ り た い か と い う こ と と 、 ま っ た く 等 し い 572

276 のです。 わかりますか? Q 3 私達自身に触れること、私達のフユーチャーセルフすなわち来世に触れるとい 、つ バシャール そうです。どうもありがとう。 みなさんがみなさんのフューチヤーセルフになるとき、私達はみなさんと交流す ることができます。 なぜなら、今、私達はみなさんのフユーチャーセルフと交流しているからです。 Q 3 はい。本当は、私達は自分自身と交流しているということなのですね? バシャール ある意味でそうです。 でも、私達はみなさんと肉体レベルでも交流します。 それは、みなさんのフユーチャーセルフと交流するということです。

277 今 のみなさんではありません。わかりますか? Q 3 はい。 バシャール それでは、次の人。 Q 4(男) 一一ついいたいことがあるのですが・・ バ シ ャ ー ル 一一つ い い た い こ と で す か ? それは、二つ質問がある、ということの遠慮したいい方ですか? Q 4 違います― (笑 ) 32 バシャール それでは、どうぞ。

は セ` い い で す よ 278 Q 4 ひとつの方程式についてなのですが バシャール はい。いいですよ。 Q 4 姿勢=高度 (訳注 ̈「心の姿勢が山をどこまで登れるかを決める」「肯定的な姿 勢は肯定的な結果を生む」ということ)。そして、人生とは、神と映画を観に行 くようなもの。 バシャール はい。そういう見方もできますね。 Q 4 それから、ちょっと前にバシャールに聞いたことなんですけれども、導体の筒の 内側に水品の尖 つたほうをすべて内側に向けて作 った送信機について聞きたいの バシャール ですが・・・。

279 Q 4 その内側に入れる棒は導体がいいのですか、それとも、絶縁体がいいのですか? バシャール それは、どのような効果を望むかによって違います。 いろいろな異なる効果が得られます。 棒の中身の違いによって、どんな効果をそこから得たいかが決まります。 設計によって、ときには単にエネルギーの導体として、ときには次元をつなぐ門 として働きます。 内側にすべての尖った先を向けた水晶によつて創られたシリンダーは、いろいろ な性質をもたせる基本の形だということです。 そこに挿入する棒が、微調整の役割を果たして、そこからどのような効果を得る かを決定します。 話についてきていますか? Q 4 ほとんど、ついていつていると思いますが ・ 32 バシャール ほとんどとは、どういうことですか?

Q 4 そ の 送 信 機 は 、 受 信 機 と 一 緒 に 一 組 で 働 い て 、 そ し て そ の 球 面 は 三 軸 に な っ て い o82 て、導体がそこから出てくるわけですね。・・? バシャール はい。 Q 4 その送信機について、もう少し教えていただけることはありますか? バシャール 今晩、みなさんに分かち合 ったことも、これにある程度使えます。 そして、もう一度、思い出して欲しいのは、正四面体 (テトラ)構造は、それ自 身、本質的に、みなさんの必要としているすべての情報を含んでいるということ です。もし、みなさんが数学的に研究してみるならば、今、必要なだけの情報が 与えられるでしよう。 Q 4 それで 。・・c バ シ ャ ー ル 自 分 の 創 造 の 中 に 入 っ て 行 き 、 そ し て 自 分 の イ マ ジ ネ ー シ ョ ン を も っと 信 頼 し て

281 くださいc Q 4 それらの酸化珪素のクリスタルは機械研磨していいですか? バシャール しても結構です。 Q 4 そうしたほうがいいのか、それとも バシャール 今は、それについては教えません。 Q 4 本当に、本当に感謝します。 バシャール 本当に本当に、どういたしまして。 (笑 )

282 バシャール 次の質問に行く前に、時間はどうでしょう。 スタッフ ちょうど、時間なのですが ・・・。もうひとりにしましよう。 Q 5(女) 質問があるのですが ・・・。 バシャール はい。 Q 5 で も 、 時 間 が も う な く な っ て き て い る み た い で ・ ・ ・。 バシャール ええ。あなたの時間がなくな ってきているようですね。 Q 5 計画したことが遅れているような感じで ・ バ シ ャ ー ル (お ど け て ) あ―。そして、遅れを取り戻せないような感じがして

23 283 Q 5 そうなんです。 バシャール じゃあ、来週にしましょうか? (次 週 に な っ た ふ り を し て ) ああ、今週も、時間がなくなってしまったッー も う 、 一 生 こ の 遅 れ を 取 り 戻 せ な い 、 ど う し よ う 1 いつも、スケジュール通りにいかないんだ= (笑 ) Q 5 それなのですよ ・・・。 バシャール 自分で作 った計画なのに、なぜ、いつも遅れていると感じるのでしょうか? どうして 「自分で維持できるスケジュール」を組まないのでしょうか? (笑 / 拍 手 )

284 Q 5 それはいいアイディアですね― バシャール そうすれば、スケジュール通りいきそうですね。 Q 5 どうもありがとう、バシャール。 バシャール みなさんひとりひとりに対して、それぞれのタイミングは完璧だということを、 覚えていてください。 みなさんが、自分をどの波動に一致させるかによって、みなさんが引き寄せる現 実が決まります。 喜びに満ちたペースを創り出してください。 自分に気持ちのよいペースを創り出してください。 なる必要のある自分になるために、みなさんにと って 一番自然なものが、みなさ んにと っての正しいペース、タイミングとなります。 わかりますか?

23 285 Q 5 はい。 バシャール どうもありがとう。 みなさんに私達の愛を贈ります。 このように、みなさんとコミュニケーションすることを許してくれたことに、私 達の感謝を贈ります。 私達のエネルギーと、私達の愛を贈ります。 私達は、今、みなでひとつの夢を生きています。 楽しい、楽しい夢を見てください。

VOICE新 書 |‖ |||||||‖ ‖ ||||‖ ||||||‖ ISBN978-4‐ 89976‐055...9 C0211¥100000E VO:CE 1920211010003 || IIIIIIIIIIIIIII9 ====5 IIIIIIIIIIIIIIIIII FD ‐ ====6 ====== つr IIIIIIIIIIIIIIIIII川(ソ = = = = = = ヽ′′ ■―――――C ̈ I III III III III 84 旧旧旧旧旧8 =====7 ==旧旧旧9